9月29日にBSプレミアムで放送された「The Covers」東京スカパラダイスオーケストラ30周年スペシャルに、ゲストとして高橋一生さんが出演。歌番組初歌唱でエレファントカシマシの「俺たちの明日」を披露し話題になりました。
(画像:時事通信フォト)
スカパラのゲストボーカリストが「テレフォンショッキングみたい」
【奥田民生と高橋一生とスカパラ】
この組み合わせが出ます。
髙橋さんは初・音楽番組です。……あと何か言うことあります?(本当にないよ)
29(日)夜10:50[BSプレミアム]
▼セットリスト、見て(いい♪)▼https://t.co/CD10plBuF3— NHK広報局 (@NHK_PR) September 26, 2019
エレファントカシマシのトリビュートアルバムで東京スカパラダイスオーケストラと高橋一生さんがコラボレーションした楽曲「俺たちの明日」。スカパラと高橋さんはCM共演から交流があり、大のエレカシファンである高橋さんをスカパラが指名する形でコラボが実現しました。
この時、スカパラメンバーとエレカシの宮本浩次さんの間で、高橋さんの歌があまりに素晴らしいと話題になり、そこで発した宮本さんの「スカパラのオケがあまりによかったので嫉妬もした」という言葉から「じゃあ、スカパラがオファーしたら受けてくれるのかな?」と脈を感じて、エレカシと宮本さんのコラボ曲「明日以外すべて燃やせ」につながったそうです。
「スカパラと宮本さんを繋げたのは高橋さんあってこそ」という、このエピソードを聞いたMCのリリーフランキーさんは、「スカパラのゲストボーカリストがテレフォンショッキングみたいになってる」と笑っていました。
「俺たちの明日」初セッション!表現力に絶賛の声
高橋さんが音楽番組で歌うのは初めてとのこと、「俺たちの明日」のレコーディングは別々だったこともあり、この曲のセッションはこの日が初めてだったそう。
この曲は2オクターブ半近くの広い音域を使う非常に難易度の高い曲のようですが、ラストの「出るかな?ってスリルがある」というファルセットパートもものともせず綺麗に歌い上げました。
更に、この曲の難しいところは、エレカシ独特の世界観にもあると思われますが、高橋さんの特徴的な声と俳優ならではの高い表現力で、原曲にも劣らない「高橋一生の曲」として堂々と歌っていました。
歌詞の中で何度も繰り返される「さあ がんばろうぜ!」というサビのワードに、ファンはグッとくるものがあったのではないでしょうか。
ネットでは、「エレカシをあんなに歌いこなすなんて!」「(俳優の表現力)+(歌唱力)の破壊力……」「明日も頑張ろうって気力が湧いてくる」「役者だからか、彼が歌うと物語が目に浮かぶ」と、歌唱力と表現力を絶賛するコメントが数多くあがりました。
高橋一生、我を忘れて流血
リリーさんが「みんなライブハウスの楽屋のようなはしゃぎっぷりだった」という程の盛り上がりで成功した「俺たちの明日」のセッション。高橋さんも「興奮しすぎて力の配分が分からなくなった」と振り返りました。
この日は、CMの共演で話題を呼んだ「Paradise Has No Border」もセッションしており、この曲では、あまりに夢中だったため、演奏中に唇を切って流血してしまったのだとか。
高橋さんは「お芝居でも我を忘れて制御不能な時が一番楽しい」と語っており、「冷静なのにハードコア」「集中力が危なっかしいくらいだけど、最高。」と評されていました。
高橋一生が女性に歌ってほしい楽曲とは?「恋に落ちます」
他にも、女性に歌われたらグッとくる曲にスピッツの「ヘチマの花」を挙げ、「一緒に歌っていただけたら恋に落ちます」と語りました。
「ヘチマの花」は、1994年リリースのスピッツのアルバム「空の飛び方」に収録された楽曲であることから、ネットでは「選曲がマニアック」「よく分かってらっしゃる」「スピッツ好きなの最高か」などの声があがり、さらに好感度があがったようです。
さらに、ブルースハープ(ハーモニカ)を始めたきっかけをブルーハーツの「チェインギャング」であったことを明かすなど、非常に濃い内容の放送になっていました。
ただ、BS放送で見られなかったファンも少なくないようで、ネットでは地上波での再放送を熱望する声が見られました。高橋一生さんがまた歌番組に登場してくれることを期待したいですね。