9月8日の「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)は、「プロが見てすごいアイドルソング」特集を放送。音楽プロデューサー・松尾潔さんが関ジャニ∞の「大阪レイニーブルース」の魅力を力説し、話題を集めました。
音楽P・松尾潔が関ジャニ「大阪レイニーブルース」を絶賛
今夜です!
親しくお付き合いさせていただいている本間さんですが、一緒にメディア露出するのは意外にも今回が初めて。常田くんのナイスなお人柄もあって楽しい収録だったな〜。#関ジャムスキマ常田、本間昭光、松尾潔が解説!プロが舌を巻く"すごいアイドルソング" https://t.co/rUkYYxk2x7
— 松尾潔 (@kiyoshimatsuo) September 8, 2019
「プロが見てすごいアイドルソング」をテーマにしたこの日の放送では、スキマスイッチの常田真太郎さん、音楽プロデューサー・本間昭光さんと松尾潔さんが解説者として出演。
この中で、松尾さんが「方言を効果的に使った『傑作アイドル歌謡』」として紹介したのが関ジャニ∞の「大阪レイニーブルース(作詞:MASA 作曲:馬飼野康二)」。松尾さんが自分たちの曲を選んだくれたことには、メンバーの安田章大さんも「初めて出てきた!」と嬉しい悲鳴をあげます。
また、丸山隆平さんが「確認ですが、忖度は?」と聞くと、松尾さんは「ない!名曲です!!」と、プロから見ても「大阪レイニーブルース」は名曲だと太鼓判を押すことに。
「大阪レイニーブルース」について、松尾さんはタイトルが堂々と『悲しい色やね』へのオマージュであることを宣言。「ギターのループ感を強調したフォーキー・ソウルとも言うべき傑作アイドル歌謡です」と絶賛します。
ちなみに、「悲しい色やね」は上田正樹さんが歌う名曲。松尾さんのタイトルが堂々とオマージュを捧げているという言葉は、この曲の「Hold me tight 大阪ベイブルース」という歌詞にかけて「大阪レイニーブルース」とい曲名がつけられているところをさしています。
オマージュを捧げているところはありますが、両方の曲はまた違った味わいがあるので、聞き比べるとより曲の世界観を楽しめるようになっています。
ジャニーズWEST「おーさか☆愛・EYE・哀」にも影響を与えた?
他にも本間さんは、「大阪レイニーブルース」の作曲・アレンジを務めた馬飼野康二さんの音選びのセンスを「ちょっとくさい方がグッドくる」と絶賛。
また、松尾さんはジャニーズWESTの「おーさか☆愛・EYE・哀」をプロデュースした時、「大阪レイニーブルース」を「めちゃくちゃ研究した」とコメント。
「サビの部分だけを大阪弁にして、イメージとしての大阪を描けばゴールにたどり着けるのではと考え、何回も何回も『大阪レイニーブルース』を聞いた」と、楽曲制作の裏側を明かします。
関西ジャニーズJr.の後輩にあたるジャニーズWESTの楽曲に、先輩関ジャニ∞の名曲が影響を与えていることはグループの垣根を超えた絆を感じさせるエピソードですね。
錦戸亮脱退と重なる?「大阪レイニーブルース」歌詞が"刺さる"と話題
今回、視聴者の心に刺さったのが松尾さんの「サビの秀逸さは、リフ感の高い人懐っこいメロディーもさることながら、『かえられへん 戻られへん 忘れられへん 離れられへん』という大阪弁を使った歌詞に尽きるでしょう」という歌詞へのコメント。
番組では渋谷すばるさんと錦戸亮さんのいる7人時代の関ジャニが歌う映像を使用したこともあり、「このタイミングで『大阪レイニーブルース』しかもライブ映像で7人出してくれたの、スタッフの計らいかなぁどんな気持ちで5人見てるんだろう」「いや今のタイミングでの大阪レイニーブルースは歌詞が刺さりすぎるまじでエイトの曲って未来予想図かなんか?」「大阪レイニーブルースで泣いたの初めてだよ。こんな泣ける歌詞だっけ?」などの声があがり、錦戸さんのグループ脱退の発表と重ね合わせて、「かえられへん 戻られへん」という歌詞がより心に刺さったファンが多かったようです。
7人が揃っていた時の映像を使って「大阪レイニーブルース」の魅力を紹介してくれたことは感動をよんだようでした。また、「おーさか☆愛・EYE・哀」のプロデュースのために「大阪レイニーブルース」を研究したというエピソードも興味深く、アイドルソングの奥深さを感じられる放送回となったようです。
(文:かんだがわのぞみ)