9月5日に放送された「あさイチ」の「プレミアムトーク」に写真家で映画監督の蜷川実花さんが出演。蜷川さんが担当する雑誌「AERA」の表紙を飾った、フィギュアスケートの羽生結弦選手の写真を撮影した時のエピソードを語り話題を集めました。
二児の母としての蜷川実花「男の子は違う生き物」
華やかな色彩の写真で評価の高い蜷川実花さんをゲストに招いたこの日の放送。写真家、映画監督と派手なイメージのある蜷川さんですが、私生活では小学6年生と4歳の2人の男の子の母親で、朝5時半に起きて朝ごはんやお弁当を作っているとのこと。
番組では蜷川さんがSNSに投稿したお子さんの写真を交えて、蜷川さんの素顔に迫ることになります。蜷川さんによると、下の子供はカメラで遊ぶことが好きで、蜷川さんの高価なカメラを扱うときは「レンズが…」と心の中でつぶやくこともあるそうですが、レンズを通して見える世界に興味津々とのこと。
ちなみに、蜷川さんの下の子供はカメラのシャッターを切ることもあるそうです。カメラのピントがズレていて「見ると良くわからない、ぼや〜んとしてるんですけど、撮るっていうのが楽しいみたいですね」とコメント。
ここで近江友里恵アナウンサーが子育てについて聞くと、蜷川さんは「なんか面白いですね。男の子ってなんでおバカさんなんでしょと思うことがすごく多い。そりゃわかりあえないわ、改めて違う生き物なんだなと日々実感してます」と、ユーモアを交えて話します。
芸術家の蜷川さんですが、子供の話になるとすごく楽しそうに話している母としての姿がとても印象的でした。
蜷川実花「パッと表情が変わった」羽生結弦の撮影で鳥肌
蜷川さんというと3年程前から担当している雑誌「AERA」の表紙が有名。「AERA」の撮影について蜷川さんは、「通常の仕事よりもその本人に合わせた撮影方法を採用している」と言います。
そして同紙の表紙を飾ったフィギュアスケートの羽生選手の写真が話題に。
この時の撮影を振り返り蜷川さんは、「最初、ニコニコに軽やかに入ってこられて。年相応の可愛いらしい雰囲気だったんですけど。頭に焼き付けている羽生選手の演技しているときの色っぽくてかっこいい姿の感じで撮りたいと伝えたら、パッと表情が変わった。鳥肌が立つぐらいかっこよかった」とコメント。
撮りたい写真のイメージを伝えるとあっという間に演技をしている時の表情に変わる羽生選手について蜷川さんも「流石でしたね」と絶賛されていました。
父・蜷川幸雄を回顧「めっちゃ育メンだった」
「大きな存在だった」と語る父・幸雄さんについて聞かれた蜷川さんは、「あたしが5歳になるまで、父がメインで子育てをしていた」と回顧。
蜷川さんによると、母親の真山知子さんは女優で、当時は幸雄さんよりも稼ぎが大きかったこともあり父親メインで子育てをやっていたとのこと。
そうした事情もあって蜷川さんは、父・幸雄さんの仕事の現場に連れて行かれることも多く、幕が開くと劇場で遊んでいたとのこと。すると、この言葉を聞いた博多華丸さんは思わず「とても育メンには見えないですね」とツッコミを入れることに。
厳しい演技指導のイメージのある幸雄さんですが、家庭では「めっちゃ、育メンだった」とのこと。ただし、蜷川さんによると家でドラマや映画を見ると「あいつ、カメラより過ぎだろ、顔だけで芝居しやがって」と、同業者として素直に作品を見れない父の姿があったそうです。
「あさイチ」出演の蜷川実花の言葉に反響
ネット上では、放送を見た人から「蜷川実花でさえも男の子は違う生き物って思うんだっっ!あんなに人を魅力的に写すのに」「蜷川実花さんっ息子ちゃんが お馬鹿で分かり合えなくて愛おしいっ分かるっ。自分のやりたい仕事、子供と向き合う時間どっちも全力。手放してない」などの声が上がりました。
男性をあれだけ美しく撮影する蜷川さんが、男性について「わかりあえない、違う生き物」と語ったことに一筋縄ではいかない不思議さを覚えた人も少なくないのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)