9月5日の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)は「こち亀芸人」を放送。番組冒頭のあいさつでは、"海パン刑事"の姿で現れ、海パンから例の物を取り出すケンドーコバヤシさんのパフォーマンスが話題を集めました。
国民的人気漫画「こち亀芸人」を放送
今夜のアメトーーク!は『こち亀芸人』▽全200巻40年続いた国民的マンガ「こち亀」への熱い想い▽ナイツ塙&バカリ&川島&ケンコバ▽東野幸治も絶賛…ギャグ&情報量&人情話▽キョーレツ警官「両津勘吉」副業&最強列伝 pic.twitter.com/oXfuGWjdHF
— アメトーーク!(テレビ朝日公式) (@ame__talk) September 4, 2019
この日のテーマは、「週刊少年ジャンプ」で連載40年、単行本はギネス記録となる200巻を刊行した国民的人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本治著)」を愛してやまない芸人が集合した「こち亀芸人」。
出演者は、塙宣之(ナイツ)、バカリズム・川島明(麒麟)、山内健司(かまいたち)、ケンドーコバヤシ、仲嶺巧(三日月マンハッタン)、小宮浩信(三四郎)、ひるちゃん(インポッシブル)さんの8名。
早速、「こち亀」の主人公・両津勘吉の姿で芸人たちが現れる中、1人だけ、赤のネクタイと黒無地の海パン一丁に脚には網タイツという"海パン刑事"の姿で現れたのがケンドーコバヤシさん。
"海パン刑事"というと海パンの中から色々な物を取り出すことで有名ですが、ケンコバさんが海パンに手を入れて取り出したのはバナナ。
この瞬間、スタジオの女性客から悲鳴が上がると、下手ゲストで出演した東野幸治さんは思わず「宮迫!帰ってこい!『アメトーーク!』が大変や!」と絶叫することになります。
ちなみに、"海パン刑事"こと汚野武はビートたけしさんが「北野ファンクラブ」という番組で披露したコント「海パン刑事」が元ネタになっていることが知られているようです。
ナイツ・塙が「こち亀」で感動したエピソードとは?
麒麟・川島さんは「こち亀」の遊び心として、単行本の背表紙を紹介。
「こち亀」の巻数マークが100巻までが黒電話なのですが、100巻以降はケータイ、191巻以降はスマホになるなど、時代の流れに合わせて背表紙のデザインに変更が加えられているとのこと。
また、「こち亀」がこれだけ長く連載を続けた要因の1つが、その時代の時事ネタを巧みに取り入れたこと。
ナイツ・塙さんが感動したと語るのが、「こち亀」の中に「ヤホーニュース」というナイツの漫才ではおなじみのボケがそのまま反映されている連載を紹介。
当時、頻繁に漫才で「ヤホー」ネタをやっていた語る塙さんは、「おそらく、僕らの漫才からこれを書いてくれたのでは?と未だに思っている」とコメント。自分たちの漫才のボケを大好きな漫画の作者が作品に取り入れてくれるというのは芸人冥利につきますね。
三日月マンハッタン・仲嶺が圧倒的知識量を発揮
「こち亀」は、あらゆる題材を作品に中に取り入れていることもあり、番組MC・蛍原徹さんが趣味の「競馬」に関するエピソードについて質問。
ここで圧倒的な知識量を発揮したのが、「こち亀」全200巻の内容を頭にインプットしている三日月マンハッタン・仲嶺さん。
蛍原さんが「競馬」と言うなり、「競馬、『こち亀』でやってます」と即答すると、両津が自分の馬を買うという「こち亀」26巻のエピソードを紹介。
さらに、「ゴルフ」「大雪」「月面着陸」「宇宙人」「ゆで卵」というワードを出されても「『こち亀』でやってます」と即答して、具体的なエピソードを解説する仲嶺さん。
特に、「宇宙人」のエピソードで彼らから時を止める能力を与えられた両津がめちゃくちゃをやるという話は面白かったのではないでしょうか。
「『こち亀』でやってます」と、出されたワードに対応するエピソードを紹介する仲嶺さんの知識量もすごいのですが、それ以上に、これだけ様々な題材を作品に組み込んだことに驚かされました。
再現率の高いケンコバ"海パン刑事"に反響
ネット上では、放送を見た人から「ケンコバが海パン刑事で死ぬほどわろた」「ケンコバが海パンからバナナ出してて笑う」「こち亀芸人面白かったケンコバの海パン刑事の再現率よ……股間からバナナ出てきた時めっちゃ嬉しかったんやけどw」などのコメントが寄せられました。
股間からバナナを出して"海パン刑事"の変態性を再現するケンコバさんのインパクトは大きかったようですね。また、これを見て「帰ってこい!」と宮迫さんヘルプする東野の姿も面白かったのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)