8月14日放送の「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ・関西テレビ系)に、青山テルマさんが登場。彼女の代表曲「そばにいるね」に子守唄の効果があるということで話題になりました。
青山テルマの「そばにいるね」で子供が本当に寝る?
本日8月14日(水)21:00〜フジテレビで放送予定の #ホンマでっかTV に出演します。
音響評論家としてスタジオ収録に参加しました。https://t.co/gKIsmIuYm3 pic.twitter.com/TkYyLCIPEd— 鈴木創@日本音響研究所 (@hakun_s) August 13, 2019
この日ゲストで登場した青山テルマさんは、自身の代表曲「そばにいるね」を聴くと子供が寝付くという話をよく耳にすると紹介。
青山さんによると、彼女が唯一していたアルバイトがベビーシッターとのことで、泣いている子供に歌ってあげると泣き止んだそうです。
また、SNSのDMでも「そばにいるね」を聴かせると「子供がよく寝ます」というメッセージが送られてくるとのこと。
番組では保育園に協力してもらい、「そばにいるね」の子守唄効果について検証。
いつもは5人中2人の子供が寝付けず、中には眠るまで1時間かかる子供もいるそうです。ところが実際に「そばにいるね」を流してみると、5人中4人の子供が30分で熟睡。
1人だけは最後まで寝付けなかったのですが、「そばにいるね」の子守唄効果が証明される形になりました。
『そばにいるね』子守唄効果の根拠とは?「周波数」「テンポ」「声色」
この「そばにいるね」の子守唄効果について、音響のスペシャリスト・鈴木創さんが科学的に説明します。
まず「そばにいるね」が子守唄に最適な理由の1つ目は「周波数」。
鈴木さんによると「そばにいるね」の周波数を分析すると、子供が聞き取りやすいとされる5000〜7000ヘルツの音が少ないため、子供の耳に過度な刺激を与えることがないのでリラックス状態になるとのこと。
次に「そばにいるね」が子守唄に最適な理由の2つ目は「テンポ」。
この曲は、1分間に80BPM(80拍 )の比較的ゆったりとしたテンポで流れており、幼児が眠るときの心拍数に近いそうです。そのため赤ちゃんは曲を聴くと休むときの状態に近づいていくので、ぐっすり眠れるとのこと。
ちなみに鈴木さんは、この曲がバズドラムを効かせていることにも注目。心拍数をイメージしやすいため、子守唄として最適だと補足的に説明しました。
そして、最後の3つ目の理由は「声色」。
青山さんのサビで張り上げない歌声と男性の低いラップには、子供に安心感を与える効果があるとのこと。専門家も「そばにいるね」の子守唄効果に太鼓判を押すことになりました。
『そばにいるね』子守唄効果に「ほんとに寝たよ」の声
ネット上では、放送を見人から「ホンマでっかTVで青山テルマの’'そばにいるね''を赤ちゃんに聴かせると、なかなか寝付けない子でも寝るってやってた。実際やってみたら効果あった」「そばにいるねを流しながらトントンしてたら3分で寝た」「えっほんとに寝たよw」など、実際に効果があったという声が上がっていました。
「そばにいるね」の子守唄効果については個人差もありますが、科学的な分析により専門家も太鼓判を押しています。子育て中の人は試してみるのもいいかもしれませんね。
(文:かんだがわのぞみ)