毎週日曜放送の「木村拓哉 Flow」(TOKYO FM他)。先週に引き続き、コピーライターの糸井重里さんをゲストに迎えた今回の放送では、若き頃の木村拓哉さんの魅力について語られ、話題を呼びました。
「下駄をはかずに生きてた」若き日の木村拓哉
冒頭では、糸井さんが主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を始めたきっかけについて、木村さんから質問。これに対し糸井さんは、「(木村さんとの)釣りが影響してますよ」と回答します。
糸井さんは、「当時の木村くんが偉かったのは、何でも一人でやること」と語り始め、「釣りに行って雨が降ったときに、あなた、みんなの分までカッパを買いに行ったんだよ、コンビニに」と、20代の木村さんと行った釣りでのエピソードを語りました。
「で、この子は武道館(でコンサート公演を)6回まわしてる子なんだけど、こういうとこ良いなって思った」と絶賛。
初めて明かされる若かりし頃のエピソードに、ネットでは「初めて聞いた話。自分がこうしてあげた的な話はしない人だから、こんなエピソードはたくさんあるんだろうな」「あの頃のロン毛の木村拓哉を生意気と思ってなくてよかった〜!」などの声が上がりました。
さらに糸井さんは、「その年の普通の男がやることを、(木村さんは)下駄をはかずに生きてたんですよ」と表現。糸井さんらしい独特の誉め言葉から、木村さんの飾らない人間性と、どこまでも謙虚な姿勢が伝わってきました。
釣りに通じる部分を感じた、インターネットの世界。「この道面白い」
そして、木村さんとの釣りがきっかけで、糸井さんは釣りの大会に出るようになったという話を展開。大会にエントリーするにも、壊れたボートを修理するにも、何でも「自分でやらなきゃいけない」「それをちゃんと経験した」という糸井さん。
ある時、120人もの出場者がいるトーナメントで、8位になったことがあると話しました。
これには木村さんも「へぇ〜8位ってすごいっすよ!120人いるなかで一桁ってすごい!」と、驚きと尊敬の意を表していました。
糸井さんは、「この経験と、インターネットの世界が同じ」だと感じたそうで、「材料もお金もなしで、よーいドンではじめられる。この道、面白いなと思った」ことから、それまで経験がなかったインターネットの世界に飛び込み、「ほぼ日刊イトイ新聞」を始めたというのです。
貴重な木村さんのエピソードが次々と明らかされるなか、「糸井さんの話、興味深くてつぶやけない!楽しすぎる。拓哉のことすごくよく見てるし、わかってる」と、ファンから喜びの声が上がりました。
今どきの若者を表現すると?の問いに「薄着」
糸井さんは、ほとんど初心者であったインターネットの世界で、社長として「ほぼ日刊イトイ新聞」を展開するなかで、「若い子がどういうものかっていうのを、俺は避けないで案外、顔突っ込んでいけるのは、木村くんと付き合ったからだよ」と断言。
ここで木村さんが、「糸井さん的に表現すると、今どきの若いやつらって、どういうやつらですか?」と質問します。
これに対し糸井さんは、「薄着」と独特の回答。唐突な答えに、木村さんは声高に笑っていました。
これを聞いたリスナーも、「今の若者"薄着" 。ギャハハハ!」「木村くん大爆笑してて最高w」と、木村さんの反応に歓喜している様子でした。
糸井さんは、「71歳(の自分)と28歳(の若者)」が対峙したときに、「やっぱり、ちょっと浮く」と感じつつも、「やだねっていう風には思わない」のは、若き日の木村さんに出会っていたからだ締めくくりました。
ファンも聞き入る心地よいトーンと独特の言葉選び
こうしたやりとりに対し、ネットでは「今日は何か聞き入っちゃった。糸井さんの話し方とか木村くんの良いところを話してくれる温度が何か良かった」「2人のトーンが心地よくて好き過ぎる。永遠に聞いていられる!」など、喜びの声が多数上がりました。
全体を通して、糸井さんらしさが詰まった独特な言葉回しの数々、そして木村さんとの気の置けない関係性が印象的な放送となったようです。
(アイドル担当ライター くる美)