5月24日に放送された「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」第31話では、主人公のジョルノ・ジョバァーナによる史上最長の"無駄無駄ラッシュ"を映像化。ジョルノ役・小野賢章さんの「ひと安心…。」というツイートも相まって話題を集めています。
原作で7ページに渡って描かれたジョルノ・ジョバァーナの名シーン
【第31話「グリーン・ディとオアシス その②」放送情報】
★TOKYO MX
5月24日(金)25:05~★毎日放送
5月24日(金)26:55〜★BS11
5月24日(金)25:30~※放送時間は変更になる場合がございます#jojo_anime pic.twitter.com/vT1DY2HAuh
— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) May 24, 2019
荒木飛呂彦さん原作の人気漫画をアニメ化した「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」。第31話では、原作の中でも数ある名シーンに数えられるのが原作で7ページに渡って描かれた、ジョルノ・ジョバァーナによる史上最長の"無駄無駄ラッシュ"が映像化されました。
「ジョジョ」では、敵にとどめを刺す時に使われる定番の掛け声があり、例えば、第3部の主人公・空条承太郎の場合は「オラオラ」、これに対して、承太郎の宿敵DIOは「無駄無駄無駄」が定番の掛け声。
DIOの子供であるジョルノもスタンドのゴールド・エクスペリエンスで連続パンチで攻撃を仕掛ける時に「無駄無駄」を連呼する設定になっています。
史上最長の"無駄無駄ラッシュ"
特に、ラッシュ攻撃に気合が入るのが卑怯な方法を使う敵が登場する回。第3部でいうと、スティーリー・ダンが劇中で"もっともオラオラされた男"として有名。そうした中、史上最長の"無駄無駄ラッシュ"で悲惨な最期をむかえたのが、シリーズでも屈指のゲスキャラの1人に数えられるチョコラータ。
怒り心頭のジョルノの心情を表現するように、「無駄無駄無駄」を約30秒間言いながら殴り続ける映像としてアニメ版では原作の名シーンを再現することになりました。
スタッフ・キャストが語る製作秘話
ひと安心…。ありがとうございましたッ!#jojo_anime pic.twitter.com/8SB4d5A6oN
— 小野賢章 (@ono_kensho) May 24, 2019
#jojo_anime 今回、32話入る前に制作のデスク陣と、無駄無駄ラッシュの所はそれぞれアクションが上手いアニメーターさんにやって貰った方が良くなるんじゃない?という流れからの6名の作画さんにお願いする形になりました。カッコいい無駄無駄ありがとうございます❗ pic.twitter.com/jq6UdWGuOG
— 石本 峻一 (@shunishimoto) May 24, 2019
放送に合わせる形で、ジョルノ役・小野賢章さんは「ひと安心…。ありがとうございましたッ!」というツイートを投稿。このツイートでは、アニメの脚本の写真も公開されており、すごい数の「無駄無駄無駄」が記されていることが確認出来ます。おそらく「無駄無駄無駄」の数も原作と合わせている可能性が高いですね。
また、総作画監督の石本峻一さんも"無駄無駄ラッシュ"の場面は「アクションが上手いアニメーターさんにやって貰った方が良くなるんじゃない?という流れからの6名の作画さんにお願いする形になりました」とコメント。エンドクレジットで「無駄無駄原画」として6名のスタッフの名前が表示されていました。原作を忠実に映像で再現しようとするスタッフの情熱を感じさせます。
史上最長の"無駄無駄ラッシュ"に絶賛の声
ネットでは、放送を見た人から、「完璧な無駄無駄ラッシュをありがとう」「無駄無駄原画には製作陣の覚悟を感じた」「もう完璧な無駄無駄ラッシュとヤッダーバァアァァァァアアアアアありがとうございます……頂きましたァ…!」「小野賢章さんジョルノによるジョジョ史上最長の122回無駄無駄ラッシュ…ありがとう…それしか言う言葉がみつからない…」などの声があがっていました。
今回の映像化では「無駄無駄無駄」の中にまじる「WRYYY」の部分で声のトーンを変える小野さんの演技も素晴らしかったのではないでしょうか。また、断末魔の叫びを上げながらチョコラータがゴミ収集車に打ち込まれるシーンで、「燃えるゴミは月・水・金」の文字が踊るところも原作通りで最高でした。(文:かんだがわのぞみ)