賀来賢人と吉田鋼太郎 圧巻演技に"震えが止まらない"の声?「今日から俺は!!」とのギャップが話題「死命」

投稿日:2019/05/21 16:30 更新日:

薬丸岳さんの小説「死命」をドラマ化した「死命~刑事のタイムリミット」が5月20日に放送されました。連続殺人犯を賀来賢人さん、事件の真相を追求する刑事を吉田鋼太郎さんが演じるこのドラマは、主演2人の迫真の演技に注目が集まりました。

「死命~刑事のタイムリミット」あらすじ

デイトレーダーとして成功した榊信一(賀来賢人)は、幼なじみで元恋人の山口澄乃(蓮佛美沙子)達、学生時代のボランティア仲間たちと再会します。豪華な暮らしを満喫する榊ですが、過去の記憶を一部失っていて、その記憶を取り戻すヒントになるナイフをおもむろに取り出し澄乃にこのことを聞きますが、彼女からは求める答えは返ってきませんでした。

この時、余命宣告を受けていた榊はナイフに導かれるように隠していた殺人衝動を抑えきれず1人の女性を殺害。榊による連続殺人が始まった頃、同じように余命を宣告された蒼井凌(吉田鋼太郎)は事件を知り、人生最後の時間をかけて事件解明に邁進することに…。

「今日から俺は!!」で親子役を演じた賀来賢人と吉田鋼太郎

連続殺人犯・榊を演じる賀来賢人さんと、彼を追う刑事・蒼井を演じる吉田鋼太郎さんは、「今日から俺は!!」で親子を演じた間柄。しかし、コメディタッチの絶妙な掛け合いを見せた「今日から俺は!!」から一転、「死命」では対照的な役柄を演じます。

物語の核となるのは、ナイフがヒントになる榊が経験した過去のトラウマ。榊による連続殺人を追いながら、彼の過去が明かされていくストーリーが緊張感を生み、ドラマの世界に引き込まれます。

一方で、蒼井にも刑事の仕事に全てをかけるのには理由があり、亡き妻との過去に関係が。2人の過去がコントラストを描き、単なるハッピーエンドとは違う結末を見せる部分が秀逸ですね。また、ドラマ終盤で流れるラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」の物悲しい旋律も印象的で、ドラマの世界観とマッチしてドラマを見終わったあとの余韻を高めてくれます。

賀来賢人が狂気を溢れる殺人犯を熱演

「今日から俺は!!」や「斉木楠雄のΨ難」など福田雄一監督の作品でコメディセンスを開花させた印象のある賀来さんですが、このドラマでは徹底してクールに連続殺人犯を好演。親しげに話しかけつつ、涼しい顔をして女性を殺す場面の賀来さんの演技は鳥肌もの。

また、敵対する刑事を演じる吉田さんも、シェイクスピア劇でならした演技力を発揮し、死期が迫りながら、事件解決に執念を見せる演技は迫力がありました。

「震えが止まらない」圧巻の演技に絶賛の声

ネットでは、見事な演技を見せた2人に、「吉田さんも賀来くんも圧巻の演技ですごく引き込まれた。賀来賢人の狂気に満ちたサイコパスな演技が鳥肌もの。震えが止まらない」「吉田鋼太郎も賀来賢人も最近のドラマで見かけるコミカルな感じや変顔を忘れるくらいの凄さだった」「かっこいい俳優がシリアスなドラマに出てるのはベタだけどやっぱりこういうドラマが好きだなぁ」「いつもコメディチックな賀来くんしか知らないからシリアスな演技見てちょっと惚れそうになった」などの声があがっていました。

このところ、コミカルな演技が多かった賀来さんと吉田さんのシリアスな演技合戦は見ものですね。また、2時間ドラマ枠の作品ですが、テンポが良く、最後まで緊張感を保ったまま飽きずに見れるところも素晴らしいかったのではないでしょうか。ドラマは見逃し配信もあるので、見ていない人はぜひ見てみて下さいね。
https://cu.tv-asahi.co.jp/watch/1542
(文:かんだがわのぞみ)

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