5月5日放送の「でんじろうのTHE実験」で、「ゴムvs雷」という「ワンピース」の名シーンを再現した実験が行われ話題になりました。
でんじろ先生が「ワンピース」の名シーンの再現に挑む
今夜7時は『でんじろうのTHE実験SP』
最強の磁石と言われる“ネオジム磁石”を使った実験ではオードリー・春日さんと長嶋一茂さんが👬合体⁉️
さらに📺アニメで見かける現実では有り得ないシーンを科学で再現する新企画がスタート🎉
今回はワンピース🍖のあの名シーン🌩️を再現‼️#カンテレ pic.twitter.com/qpY8cm1oXc— カンテレ (@kantele) May 5, 2019
世界の天才科学者から届いた「不思議な科学実験トリック」を米村でんじろう先生が解明する番組「でんじろうのTHE実験」。5日の放送で、でんじろう先生が挑む事になったのが人気漫画「ワンピース」のワンシーン。空に浮かぶ伝説の島を舞台にした「空島編」の「エネル vs ルフィ」の再現に挑みます。
「空島編」のラスボスにあたるエネルは、自然系悪魔の実「ゴロゴロの実」の能力者で、雷を使う圧倒的な力で「空島」で恐怖政治を行い、それに、主人公・ルフィが挑戦します。エネルの武器が雷であることに対し、ルフィは絶縁体のゴム人間。エネルの雷をいくらくらっても全然効かないという設定で漫画は進みますが番組ではそれを再現すべく、人工的に雷と同じ電圧をゴムにぶつけて耐えられるのかを実験する事になります。
「雷vsゴム」の結果は?
今回の「雷vsゴム」の実験のため、でんじろう先生達は、自然の雷を再現できる最大160万ボルトの高電圧試験設備のある施設を訪問。ゴム人間のルフィに代りにゴム風船を用意します。実験の結果がわかりやすいように、ゴム風船の中に爆発しやすい水素ガスを入れて膨らませ、雷が貫通したら中のガスに引火して爆発するようにします。
これなら、どちらが勝ったのか爆発の有無でわかるので、視覚的にも一目瞭然ですよね。いざ、水素ガスを入れて膨らませたゴム風船を設置して、そこに100万ボルトの電気を流してみた結果、ゴム風船は爆発する事なく防御に成功。
ハイスピードカメラで確認すると、電気はゴム風船の表面を少しだけ燃やしますが、絶縁体のゴム風船を貫通できずに表面を通り地面に流れます。ただし、「絶縁破壊」といって、雷の電圧がもっと強くなるとゴムでも電気を通す事があるそうです。
「ワンピース」の名シーンの再現に反響
ネットでは、放送を見た人から、「んじろう先生の実験の番組おもしろい!こういう番組待ってた」「でんじろう先生の実験おもしろいねルフィvsエネルの再現いいねー」「エネルが勝つのか?やはり主人公か?でんじろう先生の実験面白い」などの声があがっていました。
漫画の世界の出来事を実際にやってしまうところがでんじろう先生らしく、面白いですね。また、一瞬ピカッと光り、時間差で爆発音が響く雷を人工的に再現できる施設があるというところも、大人の知的好奇心を刺激してくれ、興味深く見た人も多かったのではないでしょうか。(文:かんだがわのぞみ)