毎週土曜日bayfmで22時から放送されている「堂本剛とFashion&Music Book」。4月10日は剛さんの40回目のお誕生日でした。今回はお誕生日エピソードがテーマ。リスナーから届いたメッセージに対する心温まるお話しが話題になりました。
自分を通して、亡くなった方に経験させてあげることもできる
今回の放送でリスナーから届いたのは、お姉さんを39歳と10か月で亡くしたという女性。その女性が産まれる前、お姉さんを出産した後に、お母さんはお子さんを何度か亡くされたそうです。その時から当時小さかったお姉さんは「女の子を絶対産んでね」とお母さんに希望しており、とうとう待望の女の子が産まれたそう。
その時、お姉さんは誰よりも喜んでくれたそうです。しかし、その後お姉さんは39歳と10か月で他界。メッセージをくれた、妹である女性は現在、お姉さんが亡くなられた歳と同じ39歳になったとのことでした。
この女性は、「もっと生きたかっただろうな、30年しか一緒にいられなかったな」と寂しく思い、お姉さんの生きた最後の年を想うと胸が熱くなるそうです。40代は未知の世界で、不安と希望がごちゃまぜだけれど、これからの楽しいことや幸せなことに向けて、悔いのないように生きていたいという内容でした。剛さんもお誕生日の次の日に愛犬「ケンシロウくん」を亡くしています。毎年お祝いや嬉しい気持ちと同時に、少し寂しく、切ない気持ちも味わうと剛さんは言いました。剛さんは、39歳だったらもっと経験できることがいろいろあっただろうなと早すぎる死を悔やみつつ「お姉ちゃんが経験できなかったことを、自分を通して経験させてあげることもできる。お姉ちゃんが好きだった場所に行ったり、好きな食べ物を食べたり。」とアドバイスを寄せました。
「きっと何らかの形でメッセージを届けてくれる」
さらに剛さんは、お姉ちゃんの声ははっきりとは聞こえないけれど、きっと何らかの形でメッセージを届けてくれるといい、お姉ちゃんを通して自分の命のとらえ方や考え方も変わるだろうし、それはいろんな人の気づきにもなるだろうとし、そんな風に時を刻んでもらいたいと語りました。とても心にしみる剛さんのコメントにファンは「声のトーンもお話も、何もかも、もう全てが優しさのかたまりだった。いつもだけど今日は特に」「お姉ちゃんと共に居るって捉え方素敵だね」「剛くんの言葉がホントに優しみで溢れてる」と心を打たれた様子でした。
自分を通してお姉さんにも新しいものを見せてあげることが出来るという考え方、とても素敵ですね。大切な人や身近な人を亡くしているかたもたくさんいると思います。この剛さんの考え方はきっとそんな方の心にやさしく沁みるでしょう。
「ほぼホットケーキしか言ってない」パーティーチューンの盛り上がるファンク完成!
さて、今回の放送の冒頭ではさらっと新譜とアルバムの情報もお話されていました。以前から話には出ていた「ホットケーキファンク」、実はもう出来上がっているそうです。かなり盛り上がるパーティーチューンの曲だとのことで、剛さん自身も「本当はこのラジオでこのままかけたいくらい」とのこと。残念ながらラジオでの披露はできないそうなのですが、5月から始まるライブではお披露目できるとのことです。
横浜アリーナから始まるようですが、そこでみんなが「ホットケーキ!」と言いながら手を挙げてる異様なシチュエーションを、面白そうだからやってみたい!と語り、新譜発表にかなり意欲的でした。
この「ホットケーキファンク」、歌詞もほぼ「ホットケーキ」しか言っていないというぶっ飛んだ曲だそうです。アルバムも絶賛作成中で、まったくブレーキを踏まずにディープに作りこんだものになっているそう。剛さん自ら「早く聞かせたいなー」と言っており、ファンにとってもかなり期待の1枚になりそうです。ファンからは「アルバムディープなんだ!楽しみ?」「とってもシレッと情報解禁されてないアルバムについて語ってくれてて自由でいいっすね?」「ブレーキなしのアルバム‥!!楽しみ?」と期待を持った声が上がっていました。
「自分らしく、人生は一度しかないから」
以前から剛さんは「自分らしく、人生は一度しかないから、自分として生きていく」といったことを一貫して語っています。受け取り方は様々ですが、決して「わがままに自分の意志だけを通して生きていく」という意味ではありません。剛さん自身の言葉から、みなさんにとっての「自分らしく」を見つけてみてくださいね。今回の放送もタイムフリーで聞くことが出来ます。お姉さんを亡くされた方への言葉など、とてもやさしくて自分のことではないのに涙が出てきてしまいそうになります。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
http://radiko.jp/#!/ts/BAYFM78/20190413220000
(文:KinKiKidsライター ドナ)