滝沢秀明「中居くんがくれた花道」23年間の芸能生活を振り返り「金スマSP」で思い語る

投稿日:2018/12/30 6:24 更新日:

年内で活動を引退する歌手で俳優の滝沢秀明さんが28日放送のTBS系『中居正広のキンスマスペシャル』に出演しました。番組では、貧しかった幼少時代、自立のためにオーデションを受けたジャニーズJr.からの活躍、タッキー&翼の解散や自身の幕引きに至った経緯を紹介。また同日に開催された自身最後のソロライブにおいて、ジャニーズ史上初の撮影タイムを導入し、大きな話題になりました。

「中居くんがくれた花道」芸能界引退を迎えるにあたって

番組冒頭、「今の僕の出演は中居くんがくれた花道」と感謝を込めた滝沢さん。23年間の芸能生活を振り返り、思った以上に「冷静」な心境と語りました。今回の出演について「今のタキツバは“点(、)”だと。『。』をつけて活動を終了させなさいとおっしゃってくれた。僕はその言葉が重くて、でもやらなければいけないとハッとなったんです。なので『ジャニーズカウントダウン』にも翼と一緒に出ようと決めました」と、芸能生活に見切りをつけるケジメを明かしました。

極貧生活から家族を救った滝沢さん


さらに、封印していたという滝沢さんの幼少期の極貧時代をテレビ初告白し、驚きの声が集まりました。若干13歳の少年が、家族を養う術として自ら芸能界入りを決断。そして、オーディション会場でジャニー喜多川社長と運命的な出会いを果たします。デビュー後は、瞬く間に人気を博し、一気にスターダムを駆け上がりました。そんな滝沢さんにネット上では、「意外過ぎる過去」「感動秘話」「最高の親孝行」などといった共感する声が続出しました。

芸能生活最後のソロコンサートで歴史的な試みの騒然


滝沢さんは、28日に東京・グランドプリンスホテル新高輪「飛天」で『THANK YOU SHOW―epilogue―』を開催しファンのみならず、多くの関係者から注目を集めました。引退後は、ジャニー社長の「イズム」を継承する一方で「新たな風を吹かせたい」との決意を明かし、この日のファンへのお土産に自身のイラストでパッケージされたインスタントカメラが配布されたのです。『キ・セ・キ』のサビ歌唱中などに限り、なんと撮影OKの許可が。ジャニーズ初の試みに「守ってきたものもあるからジャニーズというブランドがあるし、時代の流れに合わせることも必要」という滝沢さんの「歴史の一枚」を撮る数万ものフラッシュが、今後自身が築き上げる新時代を感じさせました。来年からジャニーズ事務所のジャニー氏が手がけるタレント育成、公演プロデュースを継承する滝沢さんの新たな「演出家」としての顔を覗かせた姿を披露。「新しいジャニーズの形。こういう楽しいことをどんどんやっていきたい」と目を輝かせていた滝沢さん。演出家としての道を歩み始めた瞬間でもありました。


31日に開催されるフジテレビ系『ジャニーズカウントダウン2018-2019 平成ラストの夢物語!ジャニーズ年越し生放送』が、滝沢さんのラストステージになるようです。これまで培ったタレントとしての視点で「来年から新しいジャニーズの風を吹かせて、さらに盛り上がるようにしたい」と誓った滝沢さんの門出を祝したステージに大きな注目と今後の期待がかかります。年越しは、有終の美を飾る滝沢さんと新年を迎えてみてはいかがでしょうか。(文:武 眞都子)

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