そろそろ梨の季節ですね。
美味しい梨の見分け方として有名な「表面のつぶつぶ」の有無について知っていますか?
■コルク(つぶつぶ)は熟すとはがれ落ちるので「コルク無し」が美味しいらしい
美味しい梨かどうかの見分け方として「コルク」と呼ばれるつぶつぶが無いものを選んだ方がよいとされています。
梨が呼吸するための穴をふさぐ蓋のような役割を持つものなのだそうで、このコルクは梨が熟してくるとはがれ落ちていくのです。
つまり、このコルクがないほど熟した梨ということになります。
そのため、つぶつぶがなくつるんとした梨を選ぶことで「美味しい梨」かどうかを見分けることができるとして、毎年ネットでも話題になります。
もちろん、もともとこの「つぶつぶ」がない銘柄の梨もあります。二十世紀梨などが代表的な例。
コルクがない梨を選べば「美味しい」…でもそれって本当なのか?
「美味しい」の感じ方は個人差があるのでは?
わたしたちは、「つぶつぶ」が目立ちやすい「豊水」で甘さと食感の違いを試してみました。
■コルクって何?これです!
こちらは、コルク(つぶつぶ)ありの梨。
こちらは「美味しい」と言われているコルクが薄い梨。
コルクがない方がちょっと黄色味がかっているようで、「甘そう」な雰囲気があるっちゃあります。
しかし、重みや香りには特に違いを感じませんでした。
断面はどうなっているかというと…
■カットのコツは深めのV
左がコルク(つぶつぶ)濃いめ。右がコルク(つぶつぶ)薄めです。
断面ではっきりとした違いはありません。
りんごのように蜜の入り方で違いがはっきり分かるというものでもないですね。
続いて、カットした状態。
先ほどと左右逆になってしまいましたが、左がコルク薄め、右がコルク濃いめです。
コルク薄め(左)の梨は少し透明度があり、コルク濃いめ(右)はやや黄色味がかっています。
ちなみに中心部分を大きくカットしているのは、これも「美味しく食べる」コツなのです。
中心部分は固く、あまり甘味がないため深めにカットした方が梨の場合は美味しいのだとか。
たしかに、あのゴリゴリした感じはちょっとヤダなって思ってました。
■驚きの結果です!好みは分かれる!でもコルクで「見分ける」は本当
では、うわさは本当なのか!?実際に食べてみると…
あれ?
意外とハッキリと違いを感じます。
コルク薄めは、シャッキリとした食感とみずみずしさがあり甘みを強く感じます。
少し洋梨に近いような味わい。
一方、コルク濃いめはもさっとした食感で甘みが抑えられています。リンゴに近いような味わいというと分かりやすいかもしれません。
梨らしいみずみずしさと甘みを感じたいなら、コルクが薄くなっている梨を選んだ方がよいという結果になりました。
しかし編集部では、コルク濃いめの味わいの方が好きという意見もあり、意外にも好みは分かれる結果に。
梨の味わい方は、さっぱり派と甘い派に分かれるのかもしれません。
好みに個人差があることがよく分かりました。
どう転んでも美味しいということでしょうか。
しかし、「コルク」が味の変化に関わっているのは間違いないので、好きな方が決まったら選別は楽に出来るようになりますね。
コルク濃いめの梨でも「美味しい」派の人は結構いるのではないかと思います。
お店でみかけたら、「どっち派」か、試してみたくなりますね。
美味しいお買い物の参考にしてみてくださいね。
※情報は掲載時点のものです。内容は個人の感想です。
(編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)