毎週日曜日放送のラジオ番組「二宮和也 BAY STORM」(bayfmほか)。1月8日の放送では、二宮さんが『エキストラ』について意見を述べるシーンがあり、ネットで話題となりました。
■二宮、世の俳優陣に「大変ですよね、本当に」
今回、二宮さんは、銀行員をするかたわら、1年前に映画のエキストラに挑戦したというリスナーからのお便りを紹介しました。
このリスナーは、この時初めてエキストラの仕事をしたそうなのですが、笑ったりどよめいたり悲しい雰囲気を作ったりととても難しく、このことがきっかけで演技の難しさを改めて感じたのだと言います。
お便りを読んだ二宮さんは、「銀行員なんですって!」と感心。
しかし即座に、「すごいですね! 俺だったら絶対休むな!」と、自分だったらエキストラの仕事はすっぽかしてしまうと本音を吐露し、笑いを誘っていました。
さらに、「大変ですよね、本当に。毎日それをやってる俳優さんたちって」と、他人事のように話す二宮さん。
これには番組スタッフが「二宮さんもそうじゃないですか」とツッコミを入れますが、二宮さんは「まぁそっかぁ。俺もそうなんすよね」とあっけらかんと答え、さらに笑いを誘っていました。
■二宮和也「だって関係ないでしょ?」エキストラへの思いが「深い」と話題に
とはいえ、日本人は『表現する』ということをそんなに得意としていないのではないかと語る二宮さん。
そのため、「それで(演技)やってんだから大変ですよね」「こういう人たちに助けられて、我々はそういったシーンを作り上げているわけですよ」と、数多くのエキストラの方々に感謝しているようでした。
さらに二宮さんは、「大変そうだなって思いますもん」「何の作品かわかんないだろうし。何のシーンかわかんないだろうし。台本もらってるわけじゃないから」と、エキストラの裏事情について語りました。
エキストラは台本をもらっていないという事実を知ったスタッフは、「あんまり具体的なことは聞かされないものなんですか?」と、素朴な疑問を投げかけました。
すると、「聞かされないんじゃないですか? だって関係ないでしょ?」と即答する二宮さん。
『関係ない』という言葉に疑問を持ったスタッフでしたが、二宮さんは「関係なくやってくれてる方が、やっぱリアリティがあるわけですよ」と語ります。
二宮さん曰く、演者が悲しんでいるシーンでエキストラまで悲しくなってしまっては訳がわからなくなってしまうとのことで、「関係なくていいんですよ。だからそれが一番難しいじゃないですか」と、エキストラとして演じることの難しさを明かしていました。
■二宮のエキストラへの思いにファンも納得
さらに、エキストラ一人一人に役柄をつけていくよりも、その場の雰囲気で演じていった方がよりリアルなのではないかと語る二宮さん。
「関係ないから。ムズいっすよ」「だって僕ら台本通りやればいい訳ですから。極端な話。台本見て、前のシーンとか後のシーン見て、そこのこう繋いでいけば良いだけじゃないですか。そんなん知らないから」と、エキストラへの尊敬の意が止まらない二宮さんに、スタッフは「すごい腑に落ちました」と、心底納得した様子でした。
ネットでは、「すごい納得できる」「関係ない人を演じるから関係ない状態のままなんだなぁ…なるほど…」「関係なくやることにリアルがある。深いわぁ」と、リスナーもスタッフ同様、二宮さんの説明には納得した様子。
また、「エキストラの人にも尊敬の念があるの好きすぎる」「ニノちゃんの話ってずーっと聞いていたくなるなぁ」と、二宮さんの語りに惹きつけられたというファンからのコメントも並んでいました。
『関係ない』という端的な発言に、一瞬驚いたリスナーもいたのではないでしょうか。
その後納得のいく説明ができるのは、さすが二宮さんでしたね。
【番組情報】
二宮和也 BAY STORM
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(文:椎七みつばち/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)