ジャニーズの人気グループNEWSのファンが、ペンライトを灯した写真を一斉に投稿し、「#鮮やかなマーブル描けばいい」がトレンド上位を賑わせました。さらにメンバーの小山慶一郎さんも反応するなど大きな盛り上がりを見せました。
■一人のファンから始まった"ペンライトの海が見たい"
発端は、1人のNEWSファンが"ドーム公演で見るようなペンライトの海が見たい"と呼び掛けたことでした。
ファンは、5月30日18時と31日17時に、NEWSのペンライトを灯した写真を投稿してTwitterでドーム公演をしようと提案したのです。
実は、3月から開催予定だった「NEWS LIVE TOUR 2020 STORY」は、新型コロナウイルスの影響で全公演が中止に。
「NEVERLAND」「EPCOTIA」「WORLDISTA」とグループ名の頭文字を使ったツアータイトルは、今年の「STORY」で4部作が完結するはずだったため、ファンの落胆は大きかったことでしょう。
そんな中で手越祐也さんの活動自粛が発表され、退所や解散など様々な報道や憶測が飛び交う事態に。しかし小山さん、増田貴久さん、加藤シゲアキさんの3人が、会員制ブログ(有料)やラジオ番組で「NEWSを守っていく」と宣言してくれたことで、その言葉を信じて想いを伝えようと、この提案に賛同したファンが多かったのかもしれません。
■「#鮮やかなマーブル描けばいい」は思い出の曲の一節
写真に添えられたハッシュタグ「#鮮やかなマーブル描けばいい」は、10年前に発表された楽曲『Share』の一節。
6人になったNEWSが初めて自分達で作詞作曲した思い出の曲で、この一節を書いたのは錦戸亮さん。"ひとつの色に混ざれなくても、各自の持つ色のまま鮮やかなマーブルを描けばいい"という意味の歌詞が綴られています。
4人になったNEWSが15周年を迎え、味の素スタジアムで開催した『NEWS 15th Anniversary LIVE 2018 "Strawberry"』でも、衣装担当の増田さんが4年掛かりで考案した各自のメンバーカラーの衣装に身を包んで歌った大切な一曲なのだそう。
■繋ぎ合わされた写真はまさに"ペンライトの海"
そして、30日の18時から、続々と写真が投稿されました。
「大好きです」「4人に届け」など熱い想いを添える人も続出し、これまでのドーム公演で撮影した思い出の写真や、デビューから発売されたペンライト全部で「NEWS」の文字を作った写真も。
まだ入手出来ない「STORY」のペンライトの見本写真とともに「いつか実物のペンライトをあの大きな会場で、愛する"彼ら"に向かって掲げることができますように」と願いを込めたツイートもありました。
時間が経つにつれ、投稿された写真を1枚にまとめる人も現れ、丁寧に繋ぎ合わされた写真はまさに"ペンライトの海"。
ファンは「本当にライブ会場にいるみたいで綺麗・・・ファンの想いがNEWSに届きますように」「伝えたい想いは伝えたい相手だけじゃなく、周りの人達にも届く」などの声を上げました。
そうやって「#鮮やかなマーブル描けばいい」は、あっという間にトレンド上位に躍り出て、それを見て参加する人も後を絶たず、2日間トレンドを賑わせ、30万以上のツイートを記録しました。
■NEWSファンがSNSで起こした奇跡…小山慶一郎が反応「届いてるよ」
大きなムーブメントとなる中で、31日の17時に小山さんがブログを更新し、出来上がったばかりで関係者しか持っていない「STORY」のペンライトを「N」「E」「W」「S」に光らせた4枚の写真に「#鮮やかなマーブル届いてるよ」を添えて投稿したのです。
ネットには「本人から届いてること教えて貰えるってこんな嬉しい事はない」「小山くんに届くなんてほんとにすごい。何かが変わればいいな」と感激のコメントが溢れ、「#鮮やかなマーブル届いてるよ」もトレンドに並びました。
今回のことを受けて「NEWSほど愛してくれてファンも愛を返すグループって稀有な存在だと思った」「どうかてごちゃんにも伝えてね。『ペンライトが綺麗だよ』とだけ伝えてね」と改めてネット上に思いを吐露する人も。
このムーブメントを通して、NEWSとファンの間に強い絆を感じた人は多いのではないでしょうか。今もなお、ファンから溢れる切なる想い。それらもメンバーに届くことを願いたいですね。
(文:アイドル担当ライター このはな)