KinKi Kids堂本剛「だってそんなことの保証はないじゃない」力強く訴えた“いま”の思い

投稿日:2023/09/12 10:20 更新日:

毎週土曜日の夜10時から放送されているラジオ番組『堂本剛とFashion&Music Book』。

9月9日の放送では、新しい自分と出会った話をきっかけとして、堂本さんが「本当の自分」を見つけるためにどのような考えを持っていたのかが明かされました。

ジャニーズ事務所外観

(画像:時事)

■堂本剛の本人公認!?自身の曲を聞きながら寝落ちてもOKな理由とは?

番組では「新しい自分に出会えた」というテーマでメッセージを募集。

今回は、動物病院の看護師として働いているリスナーの方のエピソードが紹介されます。

この方は国家資格化した動物看護師の試験ための勉強を通して「こんなに頑張れるんだ」という新しい自分に出会えたこと、試験への不安から不眠に陥ってしまった時に堂本さんの歌声に助けられたことを明かします。

「眠るために聴くなんて失礼だ」と申し訳ない気持ちを持ちつつも、試験には無事に合格し、感謝の言葉が届けられました。

この方のメッセージを聞いた堂本さんは「なんかあの…うちのお母さんも寝る時に(僕の曲を)聴いて寝てますよ。『なんか落ち着くわ〜。寝れるねん』って言ってました」と驚きの告白。

「全然音楽ってその人の聴き方やから、全然そういう風に使ってもらって、聴いてもらって、良いとも思って歌ってますんで。なにも申し訳ない気持ちになどならず、歌声にもたれてぐっすり寝てください、そして合格おめでとうございます!」と優しく言葉をかけました。

■過去の人見知りを公言した堂本剛「人というものは変わることができる」

また、別のリスナーの方はトラブルが相次いだある時期に動脈瘤の手術を勧められ、「死にたいのになんで手術を受けないといけないんだろう?」と複雑な気持ちに悩まされていましたが、手術を乗り越えて社会復帰を果たしただけでなく、幸せな日々を過ごしており、「変わらない」と決めつけていた人見知りや声の小ささが良い方向へ変わっていったそうです。

このメッセージを受けて、堂本さんは「僕もこうやって一人でね、ラジオでああだこうだ喋っていること自体も、僕は『ない』って思ってるくらいの人見知りやし」と自身の性格を分析します。

「まあ、今も声は大きいほうではないですけど、声を大きく出すのがしんどくて。『いやいや、お前の仕事はそうちゃうやろ』ってツッコまれるかもしれませんが、僕も人見知りで声小さいですから」とリスナーの方の気持ちに共感した堂本さん。

「こんな風に人と喋るようになるとは本当に思っていなかったです。やっぱり、人というものは変わることができると自分を通して僕も実感しているので」と素直な気持ちを打ち明けると、「こういう人のメッセージがあると元気づけられますよね」と話しました。

■「だってそんなことの保証はないじゃない」力強く訴えた“いま”の思い

最後には数年前に耳と心の病気で長年取り組んできたことに見切りをつけなければならなくなったリスナーのエピソードが紹介されます。

この方は人生が突然空っぽになったような気分となりましたが、堂本さんの表現に刺激を受けて挑戦を決意し、今までの自分像とは異なるデザインのネックレスを完成させ、新しい自分の「つくりたかったもの」に出会えたんだとか。

この方のメッセージを受けて、堂本さんは「自分を決めつけてしまって、その箱の中に入っていると、一生ずっと自分ってそのままなんですよ。これは本当に不思議な変な作用なんですけど、自分の限界と可能性を自分で勝手に決めちゃってるんですね」と、すべてのエピソードに共通した持論を切り出します。

「自分はこうだ。決めている。自分はこの服は到底似合わない。決めている。自分はこの髪型は似合わない。決めている。自分はこういう人を好きになるはずがない。決めている。そんなんでずっと生きて、何が楽しいんかなって、僕は思ってしまうみたいなんですよね」と自身の考えを明かした堂本さん。

「だってそんなことの保証はないじゃない。こんな人を好きになるとは思っていなかったけど、好きになるのも人じゃない。自分が似合わないと思っていただけで、人からしたら『めっちゃ似合うやん』って言われることなんていっぱいあります。僕はそういう経験をいっぱいしてきているので、だから力強く言ってしまうのかもしれませんが、これは誰にでも当てはまるんで」と主張します。

「自分で自分を決めつけて自分の殻に閉じ篭るのではなく、自分は『もしかしたら』って気持ちでやってみてください」と伝えます。

そして、「この間も話をしてたんですけど『○○はこうだ。』って文章を閉じちゃうじゃない?閉じちゃう文章ってものが刷り込まれているとその先の文章はないと思っているんですよね。ぜひ、みなさんね『でも』とか『たとえば』とか『そうすると』とか文章を続けて欲しいんです。文章を続けることで『でも、自分はどうしたいか』ってことが見えてくるんですよ。『世の中の常識としてはこうです。でも、』とか文章を続けるんですよ。そうすると自分が出てきますから」と、熱量を込めて話しました。

「『なんか自分はこうなりたいんだな』ってものに出会えますから。なんか色々な明るい未来に繋がることも、僕は結構あるんじゃないかなと思っていますので。遊び感覚で、妄想しながら楽しんでいただくことも良いんじゃないかなと思っております」と伝えています。

これまで様々な苦悩や経験を経てきたからこそ、いま伝えることが出来る思いがある剛さんの言葉にリスナーはどんな反応を示したのでしょうか。

■「あるよね」「なれたら」思い重ねたファンの温かな声

今回の放送にネット上では「決めつけると見えなくなってしまうものがあるよね」といった共感の声や、「自分で決めつけちゃってること、無意識の中でもあるかもな。意識的に枠を外して考えられるようになれたらな」と自らの人生を照らし合わせて考える声が多数見られました。

他にも「剛さんのお母様も寝る時に剛さんの音楽を聴いてるのね!」と堂本さんのお母さんの意外なエピソードに言及するリスナーも続出しています。

様々な「新しい自分との出会い」が紹介されましたが、何よりも堂本さんが伝えたかったのは、周囲や自分のこれまでの人生である種自然に形成された「自分」ではなく、心の声と向き合った上での「自分」を見て欲しいということだったのかもしれません。

ポジティブな気持ちを持って新しい自分を探しに行きたいと思った方も少なくはないかもしれませんね。

【番組情報】
堂本 剛 とFashion & Music Book
https://radiko.jp/#!/ts/BAYFM78/20230909220000

(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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