毎週日曜日放送のラジオ番組「二宮和也 BAY STORM」（bayfmほか）。
9月3日の放送では、懺悔メールに二宮さんが「この子が悪い…」と突き放し、持論のためにまたもや“偽装”をやらかしました。
■二宮、罪悪感でいっぱいの懺悔メールに「この子が悪い…」
今回二宮さんは、「中学校に教育実習に行った」という、教育実習生のリスナーからのお便りを紹介しました。
このリスナーは、実習の最終日に生徒達からサプライズでメッセージカードをもらったそうなのですが、嬉しい気持ちはもちろんあったものの、どうしても泣くことができなかったのだと言います。
実習担当の先生にも、「泣かなかったんだね。泣かせるつもりで計画していたのにー」と冗談混じりで言われたそうで、その言葉に悪意はなかったにしろ、泣けない自分に罪悪感を感じてしまったというリスナー。
「感動の涙で締めくくれず申し訳なかった」と綴るリスナーに、二宮さんは「これはもうほんとにこの子が悪い…」と、ひっそりとわざと追い討ちをかけるように言います。
これを聞いた番組ディレクターの板橋暢博さんは、大爆笑しながら「悪くないですよねぇ！」と、すかさずフォロー。
板橋さんのフォローと、自分の放った言葉に笑いが止まらなくなってしまった二宮さんは、「泣けないんだから！泣かすつもりでいったの向こうは！」と、さらに強く言い切るのですが、「感動がね、涙イコールでもないですよ？涙なくても感動されることだってあるでしょう」と、板橋さんに優しく促されていました。
■教育実習生の実情を解釈…「泣けない」理由に寄り添う
すると二宮さんは、「でもまぁ、変な話ですけど。分かんないけどね？分かんないけど…」と、たっぷりと前置きをし、「教育実習生…でいいんですか？が、一番余裕ないっすよね」と語り始めました。
二宮さん曰く、教育実習の現場にいる在校生やそこで働く職員などの中で、実習生が一番肩身が狭く、心に余裕を持てていないのではないかというのです。
「もちろん初めての学校だし、学校での教育だし、初めての生徒だし、先生方も別に知ってる仲でもないし」「だからもう余裕ないじゃないですか正直。その毎日のそのタスクだけをまぁとりあえずクリアして、さらにそこで時間があったらちょっとまぁ生徒達いじるかみたいな？ちょっといじっとくか？みたいなことにはなるかもしんないけど、なかなかそこまでの人いないし」と、時折冗談を交えながらも真面目に語っていく二宮さん。
そんな二宮さんは、「で、やっと（教育実習が）終わったと思った安堵感の中で、こういうメッセージカードをもらった時に、『あーやっと終わったんだ良かった』って安心の方がたぶん強い気がするんですよ。感動までいけないっていうか」と、リスナーの「泣けなかった」という気持ちの理由を推測していました。
これを聞いた板橋さんは「はー…」と声を漏らし、感心していたようなのですが、その後すかさず「いや、いけんのかな？いけるか！じゃあ悪いやこの人！」と、一瞬で自分の意見を覆す二宮さんに、またもや爆笑していました。
■「家ではね、泣いてます」二宮、持論のために偽装やらかす
リスナーをいじりながらも、「いや俺は結構ね、安心したんじゃないかなと思うよ。さすがに」と語る二宮さんに、板橋さんも「安堵でしょうね」と共感します。
さらに、「家ではね、泣いてます。この子も」「帰り道かな？ボロ泣きです。（メールに）書いてないだけで！」と、生徒達の前では泣けなかったものの、人目のつかないところではリスナーも涙を流していたという憶測も飛び交います。
最後は「『帰り道で泣きました』と書いてありました！ごめんなさい見落としてました」と、メール文の偽装まで図る二宮さんに、「書いてないですからね」という板橋さんからの冷静なツッコミが飛び、スタジオは笑いに包まれていました。
ネットでは、「分かる〜〜〜私も涙中々出ないんだよね」「泣けばいいってもんでもないからね〜。感情の表現の仕方は人それぞれだから！」と、教育実習生のリスナーの気持ちに共感する声が。
また、「そうだよね。教育実習生が１番余裕ないよね」「教育実習生のことを体験してないのに的確に分かってて、楽しく話してくれるの本当にすごいなぁ」「なんだかんだ言って、安心したんだよねって寄り添ってくれるの優しいよねー」と、二宮さんの言葉に心を打たれたというファンの声もあがっていました。
リスナーをいじりつつ、きちんとその気持ちに寄り添って優しい言葉をかけてくれるのは、さすが二宮さんですね。
「泣くことができなかった」と落ち込むリスナーや、同じような経験をしたことがあるファンの心を軽くしてくれる言葉だったのではないでしょうか。
【番組情報】
二宮和也 BAY STORM
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（文：椎七みつばち／編：おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部）