8月22日、お笑いコンビ・サンドウィッチマンがパーソナリティを務めるラジオ「サンドウィッチマンのラジオやらせろ」(fmいずみ)が放送。
心を病んでしまったという40代半ばのリスナーの相談に、親身になって応じる様子が注目を集めています。
(画像:時事)
■サンドウィッチマン、心を病んだ40代リスナーに親身のアドバイス「我々もそうなりかねなかった」
お便り紹介のコーナーでは、40代半ばの男性リスナーからの悩み相談を紹介。
そのリスナーはサンドウィッチマンの2人と同じ宮城県仙台市泉区出身で、演劇で成功することを夢見て若い頃に上京したそう。
ところが、東京で劇団を立ち上げたものの上手くいかず、40歳までアルバイト生活を続けることに。
その後、運よく正社員として就職するも、同時にコロナ禍に見舞われ仕事が上手くいかず、心を病んでしまい退職。
最近は何にも興味が湧かず、このまま消えてしまいたいと思うこともあるのだとか。
そこで、このまま東京にいた方がいいのか、仙台に戻った方がいいのか、2人に相談したいと言います。
リスナーの相談を聞き、伊達みきおさんは「我々もそうなりかねなかった」とコメント。
そして「何かを目指す場所だと思うんだよね俺、東京って」「俺だったらすぐ戻るけどね」と、自分だったら故郷の仙台に戻る方を選ぶと言います。
また「東京だから鬱っぽくなっちゃうんじゃない?」とも。
都会では周囲との競争や変な刺激を受けて「負け」を感じやすいため、病んでしまいがちと推測します。
もっとも、故郷に戻ったとしても、仕事を頑張っていなければ周囲からの視線が気になるもの。
そういった意味で、東京と仙台のどちらを選ぶかは「難しい」と、2人も頭を悩ませます。
■サンドウィッチマン流“旅のススメ”「そこで働いてる人と結構話すんのよ」
すると、富澤たけしさんが「逆に、宮古島とか行っちゃうかも」と、全く違う場所へ行くことを提案。
伊達さんも「ちょっと思ったよ」と言い「俺も夏休みとかさ、旅行行くじゃない?北海道とか沖縄とか」「そこで働いてる人と結構話すんのよ。『地元どこなんですか?』って」と旅行先での話に。
伊達さんによると「もうほぼいないよね地元の人って」と、観光地では他県から働きに来ている人が多いとのこと。
たとえば、伊達さんが以前お世話になった石垣島のホテルのスタッフは北海道出身だったのだそう。
「すごく楽しそうにね、仕事してんだよリゾート地で」「なんかそういう新しいのを見つけるのもいいかもね」と伊達さん。
そこで、リスナーに「だから一回、旅に出るんだよ」とすすめます。
40代半ばという年齢についても、伊達さんは「全然まだまだ間に合うからさ」と前向きにコメント。
そして「俺、旅館とかで働くの楽しそうだと思うんだよね」「どうやったらお客さんが呼べるかとか考えながら働くとか、そういう観光地で働くとかお土産屋さんで働くとか」と、観光地で働いてみることを提案します。
続けて「東京でいろいろ頑張ってきた人だし、経験もいろいろあるだろうしね。そういう意味では、地元を盛り上げる何かになってほしいなと思う」とアドバイスしました。
■長い下積みを経験したサンドウィッチマン、心を病んだときに“旅”をすすめる理由が具体的で参考になる
ちなみに、行くとしたら北と南のどちらがいいかの話になると、伊達さんは「北行くとちょっと甘えちゃうような気もするけどね。地元に近いから」とコメント。
そこで、富澤さんが「一回南行ってください!」と、東京から南へ旅することをすすめる展開となりました。
今回の放送に対し、ネット上では「旅を勧めたりする話本当に為になる」「サンドイッチマン好きだわぁ、根底に愛がある」「リスナーさんの人生が好転しますように」との声が上がっています。
リスナーの悩みに対し、とても丁寧に親身になって応じるサンドウィッチマンの姿が印象的でしたね。
リスナーの方の将来を応援したくなったリスナーも多いのではないでしょうか。
M-1で優勝しブレイクするまで長い下積み期間があったサンドウィッチマンのお二人だからこそ、寄り添えるコメントで回答も具体的なところが切実さを感じさせますね。
旅というと自分探しのイメージがありますが、職探しというサンドのお二人のアドバイスは参考になった人も多いのではないでしょうか。
【番組情報】
サンドウィッチマンのラジオやらせろ
https://youtu.be/iPScfRBNAo8?si=-Y4kdGaXtegaW4J6
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)