6月11日、ラジオ「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」(TOKYO FM)が放送。先月訃報が伝えられた米女性歌手のティナ・ターナーさんについて山下さんが語り、注目を集めています。
(画像:AFP=時事)
■山下達郎も絶賛した、故ティナ・ターナーさんの凄さ
今回で放送1600回を迎えたことを記念し、番組ではリスナーのリクエストと山下さんのセレクトによるオールディーズソングをお届け。
その中で、山下さんは「大物の方の訃報が届きました。ティナ・ターナー享年83歳。大往生でありますよね」と、5月24日に亡くなったことが伝えられたティナさんを偲びます。
山下さんはティナさんの自伝も読んだそうで、「いろいろな苦労を経てですね、素晴らしいキャリアを残しました」とコメント。
そして「ティナ・ターナーは素っ晴らしいシンガー。この人の歌は何を聴いてもつまらないということが一個もない」と絶賛します。
山下さんによると「いわゆる60年代、70年代はセクシーダイナマイトと呼ばれましてですね、露出過多でキワモノみたいに言われてました」とのこと。
しかし、山下さんは「だけど、とにかく歌の実力は素晴らしい」と、彼女の歌の実力に注目すべきと言います。
■「これ聴いてぶっ飛びまして」衝撃受けた楽曲とは?
ティナさんの曲についてはリスナーからも多くのリクエストが届いたそう。
山下さんは「ヘソ曲がりな『サンデーソングブック』としましては、アイク&ティナ・ターナーの時代のですね、作品を今日はおかけしたいと思います」と言い、ティナさんが元夫のアイク・ターナーさんと活動してた頃の曲をセレクト。
「私これ大好きで、こればっかりかけてる」と言って山下さんが選んだのは、アイク&ティナ・ターナー「River Deep, Mountain High (1973 ver.)」。
これは別バージョンの方が有名だそうですが、山下さんはあえてお気に入りの方を紹介。
私は初めて聴いたのですが、ティナさんのパワフルでリズミカルなボーカルがとにかくかっこいい1曲でした。
山下さんによると、「アイク&ティナ・ターナーは日本ではリリースが圧倒的に少ない。特に初期は全くリリースされてないので知名度がイマイチ」なのだそう。
ようやく1960年代後半から知名度が上がってきたそうですが、山下さんは「それでもまだお色気路線ていうふうに解釈されていて、歌の本当の実力とかそういうのがなおざりにされてる」と言います。
ちなみに、山下さんがティナさんに興味を持ったのはアイク&ティナ・ターナーの1972年発売のアルバムに収録されていた「Black Coffee」という曲。
「これ聴いてぶっ飛びましてですね、ティナ・ターナーすごいなって」と、かなりの衝撃を受けたと言います。
番組では「Black Coffee」もオンエア。
確かにティナさんの迫力あるボーカルやシャウトは他にないカッコよさで、山下さんが衝撃を受けるのもわかります。
■ティナ・ターナーの唯一無二の実力に圧倒されるリスナー続出「いい意味でぶっ飛んでる」
とにかくティナさんの歌を絶賛する山下さんは「ティナ・ターナー特集やろうかな」とも。
改めて「ご冥福をお祈りします。ティナ・ターナー、素晴らしいシンガーです、本当に」とティナさんを偲びました。
今週の放送に対し、ネット上では「ティナ・ターナーのボーカルとリズム、これ邦人にはなかなか出せないよな。いい意味でぶっ飛んでる」「ティナ・ターナー出だしから最高」「ティナ・ターナー『BLACK COFFEE』カッコいい!」との声が上がっています。
ティナさんの素晴らしい歌に魅了されたリスナーが多かったよう。
いつか山下さんの解説付きで「ティナ・ターナー特集」を実現してほしいですね。
【番組情報】
山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック
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(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)