毎週土曜日の22時から放送されているラジオ番組「福山雅治と荘口彰久の『地底人ラジオ』」(渋谷のラジオほか)。6月11日の放送では、ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)第6話のアドリブについて裏話を明かし、注目を集めています。
(画像:EPA=時事)
■『ラストマン』福山雅治、クセ強めのアドリブは裏も激しかった…
福山さん主演のドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』第6話が5月28日に放送。
ラストシーンでは、福山さん演じる皆実広見と大泉洋さん演じる護道心太朗が将棋を指しながらアドリブを言い、話題となりました。
第6話だけでなく、本ドラマではラストのアドリブが密かな注目ポイントになっています。
ドラマ本編の面白さもさることながら、毎回、ラストにどんなアドリブが飛び出すのかワクワクしながら観てしまうんですよね。
第6話では、2人が将棋を指すシーンの後画面がブラックアウトし、皆実が「四、六、角」と言った後に、護道が「なにイイ声で言ってんですか!」とつっこむというものでした。
福山さんによると、「最終的に編集でつなげてみた時に、ちょっと弱かったんですね、僕の『四、六、銀』(実際は『四、六、角』)が」とのこと。
編集したものを聞いた時、大泉さんのツッコミの勢いに対して自身のセリフが弱いと感じたそう。
そこで、福山さんのアドリブだけ録り直すことにしたのだとか。
しかも、「4バージョンくらい録りました」と、なんとテイク4まで録り直ししたことを明かします。
このラジオでも度々、多忙さと疲労を吐露していますが、そんな中でも一切手を抜かず細やかにこだわりを徹底する福山さんの一面がまたまた明るみになります。
あのワンシーンにそこまでの激しい裏側があったようで、惜しみなく私たちに公開してくれるのはドラマ視聴者としても嬉しいですね。
■福山雅治「ァ四、六ゥ~、ァ銀~」あの神シーンを再現「もう福山さんですらないギリギリの線」
福山さんは、実際に言ったテイク1からテイク4の「四、六、銀」をラジオで再現。
だんだん声のクセが強くなっていき、テイク3でかなりMAXに近い状態になります。
現場では、いったんテイク1から3までを聞き比べてみたそう。
しかし「うーん」と気に入らなかった福山さん。
「最後ちょっとMAX入れときますね」ということになり、テイク4で「ァ四、六ゥ~、ァ銀~」と、かなりクセ強めのアドリブを言います。
テイク4のアドリブを再現した福山さんに、荘口さんは「もう福山さんですらないギリギリのとこですよね!」と大ウケ。
もっとも、「でもちょうどよかったですね、やっぱね」と、最終的にはテイク4が採用されたそうです。
■『ラストマン』チームはアドリブにかなりこだわっているらしい
福山さんは「事件もすごく怒涛の展開でしたから。全部の事件の後に最後大泉さんのツッコミに対しての(自分の)フリコミが、全部の事件の流れからすると、やっぱ弱かったんですよね」と振り返り。
確かに、第6話では皆実が人質になって拘束されたり、護道家の新たな一面が見えたりと内容の濃い回となりました。
そのため、アドリブではかなり強めの「ァ四、六ゥ~、ァ銀~」を言った福山さん。
視聴者としても、怒涛の展開の後に福山さんと大泉さんのアドリブを聞くとホッとしますよね。
アドリブにはスタッフ含め毎回こだわっているそうで「そこだけじゃないけどね、そこすごく大事にしてるチームなんですよ」と言います。
また、最後のアドリブが光るのも「ドラマ自体の強度がしっかりしてるから」と語る福山さんでした。
今週の放送に対し、ネット上では「最後のアドリブに迄かなり時間掛けてるのね」「本人のモノマネする人達もそこまでしないだろうなぁっていう位の丁寧さ 本当アドリブ楽しい!」「あのアドリブにそこまでのこだわりがあったとは(そこが…すき)」との声が上がっています。
演技だけでなくアドリブにまで徹底的にこだわる福山さん。
ドラマの裏側を聞けて喜んだリスナーも多いのではないでしょうか。
【番組情報】
福山雅治と荘口彰久の「地底人ラジオ」
https://audee.jp/voice/show/63343
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)