キッザニアは子供のモタモタを見守る施設?創設者・住谷栄之資がその理由を明かす!

投稿日:2023/05/15 15:31 更新日:

5月14日放送の「日曜日の初耳学」(MBS・TBS系)では、「キッザニア東京」の創設者として知られる住谷栄之資さんが出演。住谷さんは子供達について親が学んでほしいことを明かし話題を集めました。

■キッザニアは子供のモタモタを見守る施設?創設者・住谷栄之資がその理由を明かす!

今回、林修さんが対談することになった住谷さんは、長年外食産業に携わり、カーネル・サンダースさんとも仕事をした経験があるすご腕の経営者。

そんな住谷さんは定年で外食産業を離れた後、63歳だった2006年に「キッザニア東京」を開業しました。

林さんが「住谷さんは『キッザニア』っていうのは子供のモタモタを見守る施設だと仰ってますけど、それはどういう意味が?」と質問すると、住谷さんは「その子供に合わせたペースでいいんですよっていうふうなことを前提にしてやってますので」とコメント。

続けて、「一律に時間を決めてやりたいところなんですが、そこは我々は1人1人の子供達に寄り添いたい。1人1人の子供さんに特色を見ながら、色々と判断してやっています」と大切にしている仕事哲学を明かします。

さらに、「今は世の中が色んな意味で忙しくなってますよね。特に共働きのケースもあるから時間に追われてる。だから子供の動作が遅く見える。だから早くやんなさいよ! みたいな話だと思うんだけど、ちょっと行き過ぎてるかな。やっぱり個人個人のペースって絶対あると思うんで、逆に特色を潰してるのかなと。ロボットじゃないので、融通を利かせるような社会に。『これをいつまでのこれをやりなさい』って、大人でも嫌ですよね。自分のマイペースでやりたいことはやるべき根本的なことだと思うんですけど」と持論を展開。

また、林さんが「僕はもう本当に子供がやって楽しそうにしてるのは1回しか見てないですけど、でも学校の勉強みたいにちょっとやらされる面っていうのがなくて、自分がこれをやりたいって説明を聞いて、上手くいかないことを一生懸命やってるそういう時間が…その時間そのものが楽しいんだろうな」と伝えると、住谷さんは「やりたいことをやりたい時に好きなだけできるって、やっぱり幸せなことですよね」と答えました。

■住谷栄之資が親世代に伝えたいこととは?

対談の最後、住谷さんは「よく言われることなんだけど、子は国の宝って言われますよね。そういうことは大人が応援しなきゃいけない。応援の仕方をですね、我々(大人)が身に付いてないっていうか。応援の仕方があるでしょっていう。ただお金出せばいいっていう話じゃないと思うし」と、親世代も学ぶことがあると力説。

続けて、「若者は意識を持たなきゃいけない。『俺は任されてる。頑張ろう!』っていうこれもなきゃいけないし、時間はかかるかもしれませんが、応援の仕方を、私だけじゃなくてみんなで考える時期かなっていうふうに思いますけどね。また、残された時間頑張ります」と語り、未来を見据えました。

今回の放送にはネット上で、「『キッザニアは子供のモタモタを見守る施設』『マイペースでやりたい事をやる時間が大切』子供のモタモタ、ついつい親は口出ししちゃうんだよね良い言葉だなぁ」「日本のキッザニア創業者、住谷栄之資さんの「子どものモタモタは大切な時間」って言葉が素敵すぎる」「子は国に宝応援の仕方をみんなで考える時間が必要かあ住谷さん素晴らしい」などのコメントが上がっています。

「1人1人の子供達に寄り添いたい」と、子供がモタモタしていても見守るという住谷さんのメッセージが素敵でしたね。

【番組情報】
日曜日の初耳学
https://tver.jp/episodes/epllspgzk3

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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