フジテレビ系列の一部の地域でテレビドラマ「空から降る一億の星」が再放送されています。
(画像:時事)
■ソライチは「おじき」が生まれた場所
「空から降る一億の星」は何がすごいドラマか端的に言うとしたら、明石家さんまさんと木村拓哉さんが出会ったドラマであることと、「木村拓哉×北川悦吏子」のゴールデンタッグであることの2点ではないでしょうか。
『さんタク』で仲良しな姿が今では有名なさんまさんと木村さんですが、このドラマ初共演がきっかけで親睦を深め翌年に『さんタク』という特番が生まれました。
2002年放送の「月9」ドラマですので、木村さんと「おじき」は実に21年もの仲ということになります。
「空から降る一億の星」の脚本は北川悦吏子さん。
木村さんと北川さんは最も有名なゴールデンタッグと言っても過言ではないくらい鉄板の組み合わせ。
木村さんが俳優として大注目されるきっかけになった『あすなろ白書』、山口智子さんとの年の差共演が話題をよんだ『ロングバケーション』、美容師役がかっこよすぎた泣けるラブストーリー『ビューティフルライフ』の脚本を手掛けています。
さらに、木村さんがテレビドラマに初めて出演した『その時、ハートは盗まれた』の脚本も北川さんでした。
木村さんは『その時、ハートは盗まれた』から全部台本は保存していると語っていたことがありますが、初出演の時から北川さんの作品だったことは何か運命的なものを感じざるを得ないですね。
「空から降る一億の星」はラブストーリーを大得意とする北川さんには珍しくサスペンス要素を取り入れていることも当時話題を呼びました。
女優陣は深津絵里さん、井川遥さん、柴咲コウさん、森下愛子さんと豪華そのもの。
この中で柴崎さんは若手女優という位置づけでしたが、にも関わらず二日酔いのまま現場に現れ気怠そうにしていたという柴崎さん。
それをさんまさんが「かっこいい」と絶賛すると柴崎さんのクールキャラは一気に浸透するなど、当時から撮影現場は注目の的でした。
ストーリーは本格サスペンスで、毎週先の読めない展開に考察が繰り返され、最終話は27%と最高視聴率を記録したレジェンド級のドラマです。
サブスクにないこのドラマの今回の再放送はとても珍しく、待ち望んでいたファンも多数。
4月10日(月)夜9時からスタートする木村さん主演のドラマ「風間公親ー教場0ー」の放送を記念し再放送が決まったよう。
ネットでは「やっと見れた」「始まった」「みんな若いなー」など歓喜の声が上がっています。
21年も前のドラマではありますが、いまも十分楽しめるものとなっているようです。
(文:豊崎ジーン/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)