3月17日放送のラジオ番組「編集長 稲垣吾郎」（文化放送）で、パーソナリティーの稲垣吾郎さんが香取慎吾さん主演舞台の「テラヤマキャバレー」を観劇したことを明かし注目を集めました。
（画像：時事通信フォト）
■稲垣吾郎、SMAPとKinKi Kidsが共演した舞台を思い出す
番組では、リスナーから「テラヤマキャバレー」を観劇した際の感想を聞かせて欲しいとメッセージが届きます。
同作で香取さんが演じるのは演劇グループ・天井桟敷を主宰したことで知られる劇作家の寺山修司さん役。
「僕も観に行かせてもらいました。寺山修司作品というのは僕も若い頃から観ていた。天井桟敷の芝居っていうのは観ることができなかったんですけど、寺山さんの残した言葉であったり、映画作品にも数多くなってるので、寺山修司さんの世界観というのには若い頃から憧れがありまして」と寺山作品への憧れを口にする稲垣さん。
続けて、稲垣さんは「昔舞台をやった時に、グループ（SMAP）みんなでやった舞台だったんですけど、『ANOTHER』っていう舞台をやった時、『十五少年漂流記』のような少年達が無人島に漂流してという話なんだけど、その中でちょっと悲しいシーンがあって、少年達が反乱を起こしたチームがいて、そこで亡くなってしまうんですよ1人の少年が…。その少年を演じたのが堂本剛くんだったんですけど」とSMAPとKinKi Kids出演した舞台の話を思い出します。
稲垣さんは「悲しいシーンの中で、寺山修司さんのようなアングラ的要素を舞台の中に入れてたんですよ。その中で、香取慎吾さんが今配信している『質問』という曲も実際に舞台で使われてたんですよ。ちなみに誰も覚えてなくて」と「テラヤマキャバレー」の劇中歌「質問」が「ANOTHER」でも流れていたことを明かします。
また、稲垣さんは「『ANOTHER』の中で僕が大好きな寺山演劇というか天井桟敷のようなアングラのシーンがあって、その中で香取慎吾が配信と舞台の中でも歌っている『質問』という曲が流れてたんですよ。多分ね堂本くんが歌ってたような。僕は歌ってはいないんですけど、『あなたは 幸せですか〜』って本当に美しいメロディーがそれから何十年経っててもずっと僕の頭の中で残ってて、時折このメロディーを僕は思い出してたんですよ。それぐらい大好きな曲で、何かあるとこのメロディーが浮かんできて」と曲の思い入れを語ります。
■稲垣吾郎、香取慎吾は寺山修司に見えてきた？
「テラヤマキャバレー」について、「香取慎吾くんが寺山修司さんの役として演じてるっていうのは何か不思議な縁みたいものを感じて僕はとても嬉しかったんですよ。意外と観やすかったポップな仕上がりになっててもエンターテインメントとして観やすかった」と観劇した感想を語る稲垣さん。
続けて、稲垣さんは「寺山修司さんのドキュメンタリー番組とかも『NAKAMA to MEETING』の合間とかに香取慎吾くんは見てたんだよね。色々と勉強されて役作りされたんだなと思いますし。こういう言い方は変ですけども寺山修司さんに見えてくるというか。僕の中でも寺山修司さんの印象はあるので、お会いしたことはないんですけど、姿っていうのは浮かぶじゃないですか。何か寺山修司さんに見えてきて嬉しかったですし」と自分の中の“寺山修司像”と演じる香取さんの姿を重ね合わせます。
また、稲垣さんは「内容の方も本当に素晴らしくて、これを1日2回公演とかの日も結構あるので、大変だったろうなという思いでしたね。演劇ならではだよね、僕ら観てるお客さんと舞台に立っている香取くんはじめとした出演者一体となってこの劇空間を作り上げてたなと思って。若い時に寺山修司さんと天井桟敷の世界に憧れ、自分がやった舞台の中で音楽が使われてたとか、色んな思いがあって感激して。今もまだ感激している最中なんですけど、とても素晴らしい舞台を鑑賞させていただきました。香取慎吾くんも本当におつかれさまでした」と舞台を絶賛。
今回の放送にはネット上で「慎吾の舞台、大阪公演まで全部終了してからガッツリ自分の思いやエピソード加えて語ってくれた吾郎さん素敵やね。質問、Anotherで使われてたのね…そして堂本剛くんのお名前が今週も登場」「30年ぐらい前の舞台を鮮明に語る吾郎編集長しかも堂本剛くんの曲を覚えてるなんて」「吾郎さんのテラヤマキャバレー感想を聴けて嬉しい！SMAPが二組に分かれて出演した舞台ANOTHERは存じ上げませんが吾郎さんには鮮明に蘇る思い出、堂本剛君が歌った質問、慎吾版を聴いての感激感慨深さが伝わります」などのコメントが上がっています。
今から30年以上前の舞台で流れた曲を覚えている稲垣さんの記憶力がすごいですね。
また、曲や寺山さん作品、香取さんへの思いも重なり感激したというコメントも素敵でした。
（文：かんだがわのぞみ／編：おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部）