「お笑いってのはコンプレックスが全て武器になる」ザブングル・松尾が『アメトーーク!』に感謝!

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4月1日の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)では、「さよならガチ王」と題した企画を放送。芸人を引退することを発表していた”ガチ王”ことザブングル・松尾陽介さんの最後の言葉が話題になりました。

(画像:時事通信フォト)

■「お笑いってのはコンプレックスが全て武器になる」ザブングル・松尾が『アメトーーク!』に感謝!

お笑いコンビ・ザブングルは2021年3月31日をもってコンビを解散、加藤歩さんは芸人としての活動を継続しますが、松尾陽介さんは芸人を引退します。

「アメトーーク!」の人気企画「運動神経悪い芸人」で一躍脚光を浴びた松尾さん。極端に運動神経が鈍い姿から”ガチ王”と呼ばれ、水泳でも想像の斜め上を行く動きを見せて”水神様”と名がつけられるなど、人気を集めました。

そんな松尾さんが番組のエンディングで最後の挨拶をすることに。「こういう場を用意していただいた事、本当にまずありがとうございます。ええー…10年、まあ11年目とかになるんですかね。この企画だけで。僕、芸歴丸々23年間で終了って事になるんですけども、芸人始めたての頃から ずっとどちらかというと覚えられにくい目立たないヤツ」と当時を振り返ります。

続けて、松尾さんは「相方がインパクト強すぎて(自分は)キャラクターも薄いなっていう事を悩んでた事もありますし。この企画が始まって初めてこの…イジられるというか、まあおいしくしていただけるっていう事をしていただいたのはここの企画が本当に初めて、この番組が初めてでして。それこそ “ガチ王”って呼ばれるようになりましたし周りから」とコメント。

また、松尾さんは「本当に僕、お笑い大好きで、お笑いってのはコンプレックスが全て武器になると。それが本当に素晴らしい事だなと思っていた中、それをこの番組で体験させていただいて、本当に勇気も湧いたしそれからの10年以上…。辞める事になりましたけども続ける糧になった。感謝してもしきれないような番組です」と、自分の魅力を発掘してくれた番組に感謝の言葉を伝えました。

■ザブングル松尾の相方・加藤への想いに感動

ここで、松尾さんは「3月いっぱいって事で、収録はもう今日が僕、最後なんですよ。他の番組とかも考えても、この番組が本当に最後ってなった事はなんかすごく嬉しいですし、すごくここで良かったなと後々も思えると思います」と芸人としての最後の番組収録が「アメトーーク!」だったことを報告。

続けて、松尾さんは「そもそもこの運動神経悪い芸人の前に、僕、この番組に呼ばれたのは『じゃない方芸人』っていうので最初は…一番最初呼んでいただいて。その時も相方が『カッチカチ』をやってる横で、何してるんだろう? ずっとリズム取ってるっていうので、すごくそこもなんかイジられて。なんかこの…すごく芸人に愛がある番組だなと」とコメント。

さらに、松尾さんは「今後、僕は辞めますけどうちの相方は残ります。うちの相方はこの番組何度か出させていただいてるんですけども、爪痕を残そうとしてるんですけど、大体傷だらけで帰ってきて、なんとか彼の良い所をこの番組なりの視点で見付けていただいて、今後、この番組に託したいと思います」と相方・加藤さんの魅力を発見して欲しいと訴えます。

最後、松尾さんは「改めまして芸人ザブングル松尾は今日で引退します。本当に皆さんありがとうございました」と一礼して挨拶をすると、集まった芸人仲間からの拍手がスタジオに響き渡りました。

今回の放送について、ネット上では「芸人に愛がある番組良い言葉」「ザブングル松尾に一時間割いて送り出す本当に芸人に愛がある番組だと思う」「『お笑いってのはコンプレックスが全て武器になる』すごくいい言葉やな〜ザブングル松尾さんの最後のメッセージが相方のためのメッセージってのも、本人の人の良さが出てるよな〜」などのコメントが上がっています。

今回の番組では、最後まで明るく松尾さんを送り出していて、その雰囲気からもスタッフの愛を感じられたのではないでしょうか。

また、松尾さんが相方の加藤さんのことを最後に話したのも印象的だと感じた人が多かったようです。

(文:かんだがわのぞみ)