3月13日、お笑いコンビ・ロザンのYouTubeチャンネル「ロザンの楽屋」では、吉本興業のエージェント契約の内実について解説する動画を公開。例え話が「分かりやすい」と話題になっています。
(画像:時事)
■吉本のエージェント契約はエージェント契約ではない?ロザンが徹底解説!菅「ホンマは…」
現在報道で話題になっている吉本興業の「エージェント契約」について、ロザンの菅広文さんと宇治原史規さんが語る今回の動画。まず、菅さんは「世間の皆さんが思っているエージェント契約と、実際(吉本で)行われているエージェント契約」が「違うと思う」と言います。
テレビなどの報道で言われている吉本のエージェント契約は、吉本のエージェントが仕事を取ってきてくれることになっていますが、実際は「そういうことじゃないやん」と言う菅さん。
菅さんによると、吉本には確かに「エージェント部」はあるのだとか。しかし、それはあくまで窓口の役割であって、エージェントが仕事を取ってくるということではないのだそうです。
実際に仕事を取って来るのは、外部からタレントが雇ったマネージャーだといい「これはもうエージェント契約ではないと思うねん」「ホンマは外部マネジメント契約やんな」と主張する菅さん。この意見には、相方の宇治原さんも「なるほど」「そんな気がする」と同意します。
■吉本興業の契約問題はマンションで例えると分かりやすい?
菅さんは、吉本が劇場などの興行とマネジメントを行う会社であることもアピール。ロザンのYouTubeでの収益も、吉本側にも支払っていると説明します。
そして、菅さんの感覚としては、劇場を今後も運営していくための費用も含まれていると考えて、収益を吉本に支払っていると言います。
「ここ(YouTube)の利益だけを渡してるんじゃないの」「維持費もお支払いしますねってお金やねん」と言う菅さん。そして、菅さんはこの話を大きな高層マンションに住んでいることに例えます。
たとえば、そのマンションにはプールやジムといった施設があり、その管理費も住人が払っているという設定です。そこで、マンションの施設を使っていない人が「管理費安くしてもらえないか」と電話するとします。菅さんからすれば、そういった行為は「むちゃむちゃイタい」のだそう。
「そこの交渉するっていうのは、ちょっと俺は意味が分からないところがある」と持論を展開します。菅さんのマンションの例えについて、「僕すごく分かりやすかったです」と納得する宇治原さん。
さらに宇治原さんは「途中でそのマンションが、ジム・プール使わない人用の契約を用意したわけよ」と、吉本がエージェント契約制度を取り入れた場合の例え話をします。
「使えませんけど管理費は取りませんという契約形態を途中で急にやりだしたんだけど」「いわゆるエージェント契約というのは、そういうことをやりだしたんじゃないの?」と解説。
「全員がその契約にしたらプールとジムの管理ができなくなっちゃう」と言い、そうなると「次世代の入居者がいなくなる」など、エージェント契約を取り入れることの問題点を提示しました。
■ロザン菅の鋭い解説が「素晴らしい」と話題
菅さんが「あくまで私見」と断りを入れた上で、丁寧な解説を加えた今回の動画。ネット上では「マンションの例え、すごく分かりやすかったです!」「クエスチョンマークついていたことがスッキリしました」「マンションの管理費の例えは素晴らしい!」との声が上がっています。
報道で目にする吉本のエージェント契約についての疑問が晴れ、スッキリした視聴者も多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
ロザンの楽屋
https://www.youtube.com/watch?v=-W0AmYtgPPI
(文:二木もなか)