5月30日放送の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)では、林修さんと山田孝之さんの対談が実現。2007年に公開された映画「クローズZERO」が山田さんにとって役者人生の転機だったことが分かり話題になりました。
(画像:時事)
■山田孝之、若手時代の葛藤を明かす
『日曜日の #初耳学 』
今夜の「インタビュアー林修」には俳優 #山田孝之 さん(@yamadatakayuki_)が登場🎤👂
役作りへの強烈なこだわりや転機となった作品の数々……
"山田孝之"の役者人生を本人が語り尽くす😧
よる10時〜放送です📺お見逃しなく✨ pic.twitter.com/8PfzQhqOxd— 日曜日の初耳学【公式】TVerで見逃し配信中👂 (@hatsumimigaku) May 30, 2021
今回、林修さんが対談したのは、俳優の山田孝之さん。俳優としてデビューしたばかりの時は青春ドラマや純愛物に出演することも多かった山田さんですが、2007年に公開された映画「クローズZERO」以降は出演作品に変化が。
そのことについて山田さんは「事務所に入ってから…7年間ぐらい、その当時同じマネジャーだったんですけどスターにしたかったんですよね。僕を。主演俳優、ずっと一生主演のようなとにかく主演ばっかりを。まぁありがたいことなんですけど」と振り返ります。
続けて、山田さんは「僕はその時主演をやってて疑問に思ったのがまあ年齢もありますけど。青春群像劇だったりとかあとは結構純愛物が流行っていたので、そういうものだったりとかってなるとその中での主人公って割と普通なキャラクターが多いんですよ」とコメント。
また、山田さんは「周りにすげぇ明るい奴、暗い奴とかコンプレックスの塊とか色んなのがある中で真ん中でいるとそういったキャラの受けの芝居になるんですよ。受けの芝居は確かにどんどん勉強できてるけど、もっと自分から特殊なキャラクターを作って喋り方や動き方から作って何かアプローチしていく側の芝居がやりたいのに学べないっていうのがあって」と当時はそんな葛藤を抱えていたのだと語りました。
■山田孝之、主役より魅力的だった仕事「初めて自分で選ばしてもらった」
やりたい役ができなかったという山田さんの役者人生の転機は、担当マネージャーが変わったことなのだそうです。
新しいマネージャーから「自分で仕事選んでいいよ」と言われようになった山田さんは「じゃあ それまでやらしてもらえなかったものをって思った時に、23歳の時ですねちょうど。初めて自分で選ばしてもらったのが『クローズZERO』っていう作品で」と不良の役に挑戦することを決断します。
当時を振り返った山田さんは「怖かったですね。人殴ったこととかないのに、めっちゃ強い役だったから。エキストラさんも漫画がすごく原作が人気なものだったのでインターネットで応募して原作のファンの人がエキストラでいっぱい来たりとかしてたんです。不良が来るんです本当の」とコメント。
山田さんは当時、映画「電車男」でオタク青年を演じたイメージが世間に浸透していたためか、挨拶をしても「クローズZERO」原作ファンのエキストラに無視されることもあったとのこと。
しかし、山田さんは「まさかの公開したらみんなに『超良かったよ!』って言われて『なんだお前ら。この野郎シカトしてたくせに』みたいになって。まあいいやみたいに。結果が全てなんで」と最終的には頑張りを認められたと言います。
■熱い言葉にまさかの人物が感化されまくり!?
このVTRを見たSexy Zone・中島健人さんは「やっぱり主役の人って受けの芝居しかできないっていう山田さんの言葉ってわかる部分がありますけど。やっぱり自分を真ん中に立たせていただく機会がありがたいことに多いんですけど、周りに気を使いすぎて全然自分のお芝居ができないことがあったんですよ」とコメント。
また、中島さんは「本当にその共演者に気を使いすぎて泣きのシーンで泣けなかったりとか。めちゃくちゃ悔しい思いをしたことがあったので」と語気を強めます。ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは「ケンティーが触発されてるのが伝わってくるもんね」と察しました。
さらに、ハライチ・澤部佑さんも「VTR見てる時も途中からもうすごい前のめりでめちゃくちゃ うなずきながら」と話を合わせると、中島さんは「俺もどんどん芝居したいなと思いましたね」と熱い気持ちになっていることを素直に認めていました。
今回の放送について、ネット上では「初耳学の山田孝之の話ケンティーみたいに身を乗り出して聞いてる めちゃくちゃ興味深い」「山田孝之さん凄いなぁ!!!ケンティー沢山吸収しようと前のめり!向上心だね。さすがだわ!!!」「山田孝之はもともと俳優として凄いから、制作への意識もなんか違うな。ケンティー凄く触発されてる」などのコメントが上がっています。
聞き上手な林さんに、山田さんが赤裸々に色んなことを話すのが視聴者には印象的だったようです。
また、VTRを食い入るように見て、山田さんに感化されていた中島さん。中島さんの演技に対する熱量が非常に高いことが分かるワンシーンとなっていたのではないでしょうか。
【番組情報】
日曜日の初耳学
https://tver.jp/corner/f0075226
(文:かんだがわのぞみ)