約20年ぶりに再結成した伝説のロックバンド「WANDS」が再始動しました。始動第一弾は、大阪で開催された無料ライブイベント「DFT presents 音都 ONTO vol.6」でのライブ。その様子がYouTubeで同時生配信され、復活を待ち望んでいた全国のファンへと届けられました。
WANDS再始動!新曲は挑戦的なロックチューン
第5期となるWANDSは、第1期・第2期メンバーのギタリスト柴崎浩さんと、第2期・第3期のキーボードの木村真也さん、そして新たなボーカリストに上原大史さんが加わった新体制。
ステージに3人が登場すると、この日を待ちわびた観客から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
ライブではサポートメンバーとして、ベースに麻井寛史さん、ドラムに車谷啓介さんを迎え、来年1月29日にリリースとなる新曲「真っ赤なLip」が披露されました。
初期メンバー柴崎浩の登場で当時のファンが最も驚いたこととは?
曲間のMCで、まず初めに「こんばんは」と挨拶したのは柴崎さん。途端に観客からは大歓声が起こり、柴崎さんの再加入を多くのファンが祝福しました。
続けて、「この曲は、結成当初のメンバーでもある大島康祐君が今回書き下ろしてくれました。彼とは結成当初、僕も一緒に活動してまして、普段は"大島"って呼んでいます。彼は僕を"柴ちゃん"と呼んでいます」と懐かしい名前が出てくると、会場は温かい笑いが起こりました。
ネット上では「ひぃいええええええええええまさか柴ちゃんが喋るとかあの頃誰が思いました?!?!?!?!」「柴さんが最初に喋るのね!」と、意外な柴崎さんのMCに驚いたファンも多かったようです。
そして、今回初めてファンの前に姿を見せた上原さんは、兄の影響でWANDSをよく聴いていたといい、「すごく大好きで、リスペクトしていたんですけれども。まさか、当時の正規メンバーの木村真也さんと、柴崎浩さんと一緒にやれるとは思ってもみませんでした。めちゃくちゃびっくりして…」と抜擢された心境を語ります。
「不安もすごくあったんですけれど。やると決めたからには、腹くくって覚悟決めてやろうと思ってます」と力強さを見せつつ、「すごく緊張します」と呟くと、観客からは「頑張って!」と温かい声援が送られました。
その後は、往年の大ヒット曲「もっと強く抱きしめたなら」「時の扉」「世界が終るまでは…」を熱唱し、ファンは大熱狂。
人気バンドのボーカルという重役を背負いながらも見事に歌い上げる上原さんを、優しく見守る柴崎さんや、大きく頷く木村さんに、新生WANDSの絆も垣間見えた素晴らしいライブとなりました。
上原大史が見せたWANDSボーカルとしての覚悟にファンも歓迎
最後のMCで「この先もこの新しい新生WANDSとしてやっていきます。どこまでも突き進んで行こうと思っていますので、応援よろしくお願いします」と力強く宣言した上原さん。
ネット上には、「覚悟を持って引き受けてやる事を決めたのはカッコいいとしか思えない」「堂々と歌い上げていて凄いな」「上原さんのあの伸びやかな美声は絶対皆に響いたはず!!」「周りの世代のご夫婦とかカップルから頑張ってたねって声聞こえてきて 感極まってウルウルした」と、上原さんを応援するコメントが多数。
また、WANDSの再始動に「生配信見たけど、感動的だったー!!まさか本当にこんな日が来るとは...!!」「過去曲は馴染みがあるし 新曲は新曲でグッとくるし 要するに応援します!!」「新生WANDS本当に良かったかっこよかった」と歓喜するファンの声が上がりました。
日本のロック界に再来した新生WANDS。往来の曲も継承しつつ、新たなサウンドへの期待感も高まっています。これからの活躍がとても楽しみですね。
(文:MAIKO)