「トレース〜科捜研の男〜」パワハラ刑事キャラは安易すぎる?「船越英一郎の無駄遣い」など賛否わかれる

投稿日:2019/01/08 16:47 更新日:

関ジャニ∞の錦戸亮さん主演のドラマ「トレース〜科捜研の男〜」の放送が1月7日から始まりました。ドラマは科捜研法医研究員の主人公の活躍を描くサスペンスですが、昭和感ゴリゴリの刑事役で出演した船越英一郎さんの演技が賛否を呼んでいます。

科捜研を舞台にしたサスペンス

大学院で遺伝子の研究をしていた沢口ノンナ(新木優子)は、大学OGの海塚律子(小雪)に誘われる形で科捜研に入所。ノンナが入所して早々に警視庁捜査一課の刑事・虎丸良平(船越英一郎)らが科捜研にやってきます。イベント会場で切断された左手が発見された事件の鑑定結果を虎丸たちは聞きにやって来たのでした。鑑定を担当した真野礼二(錦戸 亮)は、付着物の中から珪藻と通常の20倍のマンガンが検出されたことを伝えます。真野は虎丸にアドバイスを送りますが、聞きつけない虎丸は多摩川の捜索に向かうことに。一方で真野は、特殊な珪藻の生息域で、域内にマンガン鉱山の跡地がある日原川に向かうことを律子に伝えます。律子から真野と同行するように言われたノンナは彼について行くとそこで、バラバラに切断された女性の遺体と、遺体に添えられるように半分だけ埋められた一輪の花を発見します…。

対照的なキャラを演じる錦戸亮と船越英一郎

錦戸亮さん演じるドラマの主人公・真野礼二は、「鑑定結果こそ真実だ」という信念を持つ警視庁科学捜査研究所法医科に所属する法医研究員。クールな真野は、膨大な知識と高い鑑定技術、そして独自の視点を駆使して、小さな事件の痕跡から真実のかけらを見つ出し、被害者の亡くなった被害者の思いや無念を明らかにしていきます。一方で、船越英一郎さん演じる虎丸良平は、これまでの経験で培ってきた"刑事の勘"に頼った捜査を行う昭和気質な警視庁捜査一課の刑事。ドラマは正反対なキャラクターを持つ2人の対比が見どころ。ただし、過去に凄惨な事件を体験した真野はクールなようで、事件を解決した後、被害者遺族に優しい言葉をかけるなどの人間味を持つなど一筋縄でいかないキャラクター。初回では真野の過去に何があったのかほのめかすだけでしたが、それがどのように明らかにされるのか、ドラマの2話以降で注目したい部分です。

船越英一郎の昭和感ゴリゴリの刑事役に批判の声

ドラマの初回では、船越さんの演技に賛否を呼んでいます。船越さん演じる虎丸は、"刑事の勘"に頼ったり、自分の考えに反論する人を怒鳴り散らすなど、今の時代なら完全にパワハラな昭和感ゴリゴリの刑事。そうしたキャラ設定もあり、主人公2人のキャラを対比したい意図はわかるけど「安易すぎる」などの批判的な声もあがっていました。

原作者は船越英一郎の演技を評価

このドラマの原作「トレース~科捜研法医研究員の追想~」の作者・古賀慶さんは、元科捜研研究員という経歴の持ち主。元科捜研研究員ならではのリアルな描写が原作漫画の魅力です。そんな、古賀さんは「船越さんの演技、凄かったですね!便乗して、原作の虎丸を載せます!あまりSNS映えするタイプの漫画じゃないかもですが」と投稿。原作漫画のPRもしつつ、船越さんの演技について理解を示しました。船越さんの演技は賛否がありますが、科捜研を舞台にしたミステリードラマとしてはかなり面白い作品に仕上がっています。また、対立する真野と虎丸がどのように心を通わせるようになるかなどの楽しみもあるドラマです。ドラマは無料視聴できるので、見逃した人はぜひ見てみてくださいね。(http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4g67/4g67810001/)(文:かんだがわのぞみ)

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