「自分の救済ですかね」高橋一生、芝居について子どもの頃からずっとあった感覚「自分の人生を補うみたいな感じ」

投稿日:2020/12/20 11:10 更新日:

12月19日放送の「SWITCHインタビュー 達人達」(NHK Eテレ)では、俳優・高橋一生さんと建築家・中村拓志さんの対談が実現。中村さんから「高橋さんにとって芝居っていうのは何ですか?」と問われた際の高橋さんの回答が話題になりました。

(画像:時事)

■「自分の救済ですかね」高橋一生、芝居について子どもの頃からずっとあった感覚「自分の人生を補うみたいな感じ」

対談の中で、中村拓志さんから「高橋さんにとって芝居っていうのは何ですか?」と質問が。

これに対して、高橋一生さんは「難しい」と悩みながらも「自分の救済ですかね。たぶん、誰かのためにお芝居をしてるっていうことがとっても難しかったんですよね」と率直な言葉で自身の考えを明かします。

続けて、高橋さんは「何だか役とその作中に入っていくことによって、自分の人生を補うみたいな感じを子供の頃からずっとあったので、こう… 自分の人生に活かせるものがたくさんあるんです。そこでないとできない感覚だったりとかっていうものが生まれてくるんです。疑似でも。なので そうすると結果的に自分のこと救ってることになっていて」と救済という言葉を使って説明しました。

そのことを踏まえて高橋さんは「どうしてもお芝居っていうことをやると、まず自分のためっていうことをやらないと、人のためにっていうことには到底なれないような気がしていて…。何か物を作ったり資格があったりとか、色んなことで安心させることもできず。 とても無形なものなので、そうするとまず自分のことを先に救っといた上で、結果的に(見ている人などが)救われてるといいなぐらいの気持ちじゃないと何だか居心地が悪いんですね」とコメント。

この話を聞いた中村さんも「確かに そうですね。やっぱり誰かのためにじゃなくて、まず 自分があって、自分が幸せになった上で、次にまぁ誰かを…。身近な人を幸福にして、どんどんそれをさらに外に広げていくっていうのがたぶん一番長続きするし自然だと思いますね」と高橋さんの考えに共感していました。

■高橋一生が考える今後のビジョンとは?

対談の最後、中村さんから「高橋さんの今後の展望あるいはビジョンみたいなものがあれば教えてください」と尋ねられた高橋さん。

これに「何かそれこそ自分が役を通して、表に出てきたものっていうのをそれぞれの主観で感じてもらうこと。人の言ってることに影響されず、自分の中で思考することとか、自分だけの世界で想像するっていうことがたぶんこれからすごく大事になっていくような気がしていて。何となくでしかないんですけれど」と答えます。

続けて、高橋さんは「それをまずスタートしないかぎりはたぶん共有なんて幻想で、本来の共有ってたぶん自分の個々の想像力とか主観がハッキリしてないと共有はできないんだと思うんです。じゃないと共有の喜びってないから。なのでそういうことを何かもう少し、全然上から目線でもなんでもなくて、提示していけるようになれたらいいかなとは思いますね」と自身が考える今後のビジョンを明かしました。

今回の放送について、ネット上では「想像力が源の私の仕事に対しても勇気をもらえた対談でした」「高橋一生さんと建築家の中村拓志さんの対談、はちゃめちゃ濃くておもしろかった!」「高橋一生さんの、『先ずは自分』の話に似たものを感じてほっとしている」などのコメントが上がっています。

今回は、高橋さんが哲学的な言葉で自身にとっての「芝居」について語るのが印象的だったのではないでしょうか。

(文:かんだがわのぞみ)

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