「白い巨塔」財前の病名変更に医療の進歩を感じる?岡田准一&松山ケンイチの名演も話題

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V6・岡田准一さん主演の「5夜連続ドラマスペシャル 山崎豊子『白い巨塔』」の最終5夜が5月26日に放送されました。最終話では、岡田准一さんと松山ケンイチさんの名演が話題になりました。

舞台は医療裁判へ「白い巨塔」第5夜

財前五郎(岡田准一)が執刀した患者・佐々木庸平(柳葉敏郎)の容体が急変し、死亡。死因が肝不全だったことがわかり、遺族から訴えられた裁判で、医療裁判で勝訴した財前と浪速大学病院。


一方で、判決に納得いかない意向もあり、弁護士・関口徹(斎藤工)は控訴審のための証人を探しに奮闘します。しかし、財前の根回しもあり有力な証人を得られない中、始まった控訴審証言台で立った柳原雅博(満島真之介)は、財前の裏切りと患者を死なせたことへの罪悪感から思わぬ言葉を口にすることに…。

岡田准一と松山ケンイチの名演技に感動

医療裁判、そして、ステージ4の膵臓がんであることを財前が告げられるドラマチックなストーリーが展開する「白い巨塔」第5夜。この中でも感動を呼んだのが、親友の財前に里見脩二(松山ケンイチ)が末期がんであることを伝えるシーン。

感情を押し殺して診断を伝える里見、助かる見込みが薄いことを悟った財前の絶望の表情、張り詰めた空気感を生み出す岡田准一さんと松山ケンイチさんの演技に引き込まれます。

特に診断結果を見た財前が里見に「お前だったら誰に切ってもらう?」と尋ねると、「僕だったら、お前に切ってもらう」と伝える台詞は感情を揺さぶられます。

医学部の教授になるため、人間味を失い自身の診断ミスで患者を死なせてしまった財前。けれども、ステージ4の膵臓がんであることがわかり、死と向き合うことで財前は人間味と医者としての使命を取り戻すことになります。

膵臓がんへの設定変更に反響

ネットでは、放送を見た人から、「あああ、でもこのシーンは泣けるよ」「なんとなく、里見くんは松山ケンイチで良かったと思わせる」「白い巨塔、岡田バージョンも普通に良かった!松山ケンイチの里見先生も!やっぱりラストは泣けるー」など声があがっていました。

他にも、今回の財前の病名が「膵臓癌」となっていることから、田宮二郎さんが演じた際は「胃癌」、唐沢寿明さんが演じた時は「肺癌」と病名が移り変わっていることに、「裏を返せば少しづつ少しずつ、治せるようになっているんだなあ」「お医者さんたち凄いよね…。膵臓癌がいつかの白い巨塔では使えなくなってますように」という声もあり、医療の進歩を感じる人もいたようです。

がんは決して治らない病気ではなく、発見さえ早ければ完治する病気といわれています。今回取り上げられた、膵臓がんに関しては早期発見が難しく、発見時には他の臓器に転移して、ステージ4の末期がんというケースも珍しくないということから、原作や2003年版から設定を変え、今回の財前の病気を変更したのかもしれません。最新の医療事情を意識した設定となっていました。

他にも、2003年版「白い巨塔」では主題歌で「アメイジング・グレイス」が起用されましたが、2019年版では劇中歌で「コーリング・ユー」が使用されたのも印象的でした。より現代的にアレンジしつつ原作のテーマは受け継いだこともあり、今回の「白い巨塔」も見応えがあったのではないでしょうか。ドラマは見逃し配信もあるので、見ていない人はぜひ見てみて下さいね。
https://cu.tv-asahi.co.jp/watch/1539
(文:かんだがわのぞみ)

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