11月10日放送の『NHKスペシャル シリーズ ダビンチ・ミステリー第1集「幻の名画を探せ〜最新科学で真実に迫る~」』に、サカナクションVo.山口一郎さんがナビゲーターとして出演。ダビンチの最新科学調査に密着しました。
(画像:時事通信フォト)
山口一郎が迫るダビンチの謎
\いよいよ今夜、幻の名画は見つかるのか/
最新技術で、モナリザをはじめとするダビンチ絵画の謎に迫ります!
ナビゲーターは #山口一郎 さん。#NHKスペシャル (2週連続)
「幻の名画を探せ~最新科学で真実に迫る~」
10(日)[総合]夜9時#500年目のダビンチ https://t.co/Z7AgvHrfZz pic.twitter.com/IyXi3RDeML— NHKスペシャル公式 (@nhk_n_sp) November 9, 2019
番組では、山口さんがルーブル美術館を訪れ、万能の天才「レオナルド・ダビンチ」の最新調査に密着。
「なぜ作品の多くが未完成のままなのか。なぜこれほど有名な画家がわずか14枚の絵しか残していないのか」山口さんのナレーションで語られたその謎が最新科学によって解き明かされました。
ダビンチは、透明感のある絵具を0.03mmの薄さで幾重にも塗り重ねる、筆跡さえも残さない超絶技術を使っていたことがわかったのです。まるで、人間の肌も表皮がいくつも重なっていることを当時から知っていたかのよう。
リアルな肌質を絵画で再現できる一方で、膨大な手間のかかる作業。納期を守るべき画家にとって致命的とも言える執念の拘りでした。
専門家は「作品を完成させることが目的ではなく、技法を磨くための実験だった」と分析しています。山口さんは「ダヴィンチって誰にも理解できないことを自分だけ理解して、さらにそれを掘り続けて…。現代にもきっと、ダヴィンチが当時追い求めていたものがあるような気がします」と、深く刺激を受けたようでした。
アルバム延期とNHKダビンチ企画に抜擢された理由に共通点?サカナクション・山口の葛藤に"心配"の声
ネットでは、「一郎さんの音楽の向き合い方が完璧主義と言われるレオナルド・ダビンチと相通ずるものがあるんです! 」「鳥肌が止まらなかった。一郎さんがこの番組にキャスティングされたのが、ファンとして誇らしくてたまらない」など、山口さんの感性がダビンチと通ずることに感激する声が上がっています。
その一方で、「狂気じみたダビンチの執念を知って 今までよりさらに曲を完成させなくなっちゃったらどうしよう。新曲聴かせてくれるんだよね? 」「一郎さんの完璧度合いが上がって今よりもシングル アルバムの頻度落ちたらどうしようとか考えた」と心配の声も…。
実は、今年6月に発売された7thアルバム『834.194』は、山口さんが歌詞に妥協できず、納期に間に合わなかったことで発売日が延期され、一部から非難された経緯があったそう。
のちに、純粋な音楽ではなくビジネス優先になってしまうことに落ち込んだと語っていた山口さんですが、完璧主義でクオリティを追い求める姿勢には、確かにダビンチとの共通点が感じられます。
ダビンチへの探求は、山口さんが音楽との向き合い方を見つけるための旅でもありました。
山口一郎が見つけたいこと
ダビンチ・ミステリー
\ #山口一郎 さんインタビュー公開中/
ライフワークではなくライ"ス"ワークとして音楽をやっていくことへの葛藤… 今回、ダビンチと対峙して知りたいこととは?#500年目のダビンチどーがレージ↓https://t.co/BC0MhclwfN
YouTube↓https://t.co/5y5hxdtj35— NHKスペシャル公式 (@nhk_n_sp) November 8, 2019
NHKスペシャルwebサイトの事前インタビューでも、その時の葛藤が語られています。
「"ライフ"ワークではなく、"ライス"ワークとして音楽をやっていかなきゃいけなくなるっていうことにものすごく抵抗があった」
「この現代で音楽を作ることの意味。500年後に残るものを今作るにはどうしたらいいのかな」と、山口さんはダヴィンチと対峙することで、その答えを見出そうとしています。
果たして山口さんはダビンチから何を学ぶのか…。次回の放送も待ち遠しいですね!
【番組情報】
番組名:「NHKスペシャル シリーズ ダビンチ・ミステリー第2集『"万能の天才"の謎 ~最新AIが明かす実像~』」
放送局:NHK総合
日時:11月17日(日) 午後9:00〜
(再放送)
番組名:『NHKスペシャル シリーズ ダビンチ・ミステリー第1集「幻の名画を探せ〜最新科学で真実に迫る~」
放送局:NHK総合
日時:11月15日(金)午前2:20〜
(文:MAIKO)