6月14日、アニメ化『【推しの子】』(TOKYOMXほか)第9話が放送。芸能界の裏側を赤裸々に描く展開に注目が集まっています。
『【推しの子】』キービジュアル(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
■【推しの子】9話、いよいよ芸能界の赤裸々な姿が剥き出しになっていく…!
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TVアニメ【#推しの子】
全局にて第九話『B小町』
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— 『【推しの子】』TVアニメ公式 (@anime_oshinoko) June 14, 2023
第9話では、星野ルビー、有馬かな、MEMちょの3人からなる新生「B小町」が誕生し、一方、星野アクアはプロデューサーの鏑木勝也から星野アイの過去について聞くチャンスを得ました。
本作は当初から「新たな切り口で芸能界を描く」アニメとして話題になっていましたが、9話はそのカラーが色濃く出た回といえるでしょう。
ネット上でも「芸能界の裏側がどんどん剥き出しにされる」との声が上がっています。
たとえば、子役時代から芸能界に身を置いてきたかなの「私も年齢でウダウダ言われた」「子役の事務所も高学年になったらお払い箱でさ!」というセリフ。
"若くてフレッシュなほどよい"とされる伝統的な価値観を象徴するようです。
また、ルビーのクラスメイトの寿みなみが清純派女性芸能人について言った「男の人って、面白い女性には恋愛感情より先に対抗心が生まれちゃって人気出づらいから、清純売りにしてる間は、ボケさせないみたいなの」も、「なるほどー!」と思いながら聞いてしまいました。
■鏑木Pのセリフにゾクッ!芸能界ってやっぱり怖い?「この業界は貸し借りの世界だ」
そして、今回私が一番「芸能界っぽいなー」と感じたのは、鏑木のセリフです。
鏑木はアクアを高級寿司店に連れていき、アイの過去について教えてあげます。
鏑木がなぜそんな親切なことをしているのかアクアが疑問に感じていると、鏑木は「君に可能性を感じるからだよ」と言うのです。
なんだかあやしいなーと思いながら観ていると、鏑木は「この業界は貸し借りの世界だ。知ってのとおり、日本の芸能界は事務所と制作者の貸し借りがキャスティングに大きく関わる」と続けます。
そして「ここで貸しを作っておくことで、君が売れっ子になり、まさに今が旬という時、私はキャスティング戦争で大きなアドバンテージを得られるというわけだ」と鏑木。
つまり、アクアが売れっ子になった時、鏑木Pが優先的にアクアをキャスティングすることで映画をヒットさせ儲けることができるというわけです。
そのために、アクアに貸しを作った鏑木。「P(プロデューサー)の仕事ってそういうことだよ?」の一言にはゾクッとさせられました。
まさに「これぞ芸能界」という感じ!?
■真っ正直に芸能界を描く【推しの子】に惹き付けられる視聴者!誰も彼も虜にしていく天才的な作品様!
もちろん、アニメの中のセリフは全てフィクション。現実の芸能界に当てはまるものもあればそうでないものもあるでしょう。
ですが、アイドルをはじめとする芸能人たちのキラキラした面だけを描くのではなく、ビジネス面や心理戦みたいなものも描くことによって、ますます惹き付けられる内容になっていると感じました。
9話に対し、ネット上では「芸能界の裏とサスペンス。現実の厳しさも併せて暗くなりがちですが、だからこそ笑えるシーンもあって面白かったです」「スリリングなep.も勿論良いが、芸能界立身出世譚な真直ぐな面白さも描ける本作の強味を再実感」「9話。コネと努力と才能が全部描かれていて良い」との声が上がっています。
華やかなだけじゃない芸能界の裏側も上手く取り入れながら話を展開させていく『【推しの子】』。
次回はどのような芸能界の裏側が見られるのか楽しみですね。
【番組情報】
【推しの子】
https://ichigoproduction.com/
(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)