文春記者すんげぇぇぇ!一つの取材にかけた金額はなんと…「知ってほしい」裏側激白

投稿日:2023/03/23 16:49 更新日:

3月22日、ドキュメンタリー番組「ワケあって顔出せません」(NHK)で「CASE3:○○砲を撃つ人」を放送。

“文春砲”と呼ばれるスクープ記事で毎回話題になる雑誌『週刊文春』の記者に密着し、注目を集めています。

週刊文春

※画像はイメージです。

■“文春砲”記者、“NHK砲”を撃たれる?

政治家や芸能人のスキャンダルから、世間を騒がせた大事件の裏側までさまざまなスクープを記事にし続けている『週刊文春』。

その記事は“文春砲”と呼ばれ話題になり、他メディアとは一線を画す存在感を放っています。

今回はそんな『週刊文春』の敏腕男性記者“モリヤマ”(仮名・42歳)さんに密着。訳あって顔出しはNGですが、実際の取材の様子などを追っていきます。

文春記者という仕事について「誰もが知ってる人の、誰も知らない話を聞くのが僕らの仕事」と語るモリヤマさん。

また「恨まれてると思いますよ。だって書かれた方はたまんないですもんね。その記事一本で自分の人生が変わっちゃったりするわけですから」とも言います。

『週刊文春』編集長の加藤晃彦さんによると、モリヤマさんは「極めて優秀な記者」だそう。モリヤマさんは、元々はライバル誌の記者だったそうで『週刊文春』は何度もスクープを抜かされてきたのだとか。

加藤さんによると、モリヤマさんが記事にした中で最もすごかったスクープは、安倍晋三元首相銃撃事件の山上徹也容疑者について、親族から彼の生い立ちをどこよりも詳しく早く聞いてきたことだと言います。

■“文春砲”記者の素顔は…

恨まれることも多い記者と職業ですが、モリヤマさん自身、尾行されて盗撮された写真を自宅に投函されたことも。

しかし、写真を投函されただけのため脅迫には当たらず、警察に相談しても「いつもこういうことやってんでしょ? やり返されちゃったんだね」と言われてしまったのだとか。

番組では『週刊文春』編集室にもカメラが入り、モリヤマさんの後輩記者たちにもインタビュー。

モリヤマさんの顔出しがNGのため、2人の後輩に似顔絵を描いてもらいます。すると、2人が描いたのはニコニコ笑う優しそうな男性の姿。

後輩によると「いつもニコニコしているモリヤマさん」「心強い先輩」というイメージなのだとか。

また「こういう人だから、人(相手)がしゃべってしまうんだ。末恐ろしいなと思いました」と、モリヤマさんの人柄ゆえに取材対象がいろいろなことを話しやすいと言います。

モリヤマさん自身、「謙虚に、丁寧に、礼儀他正しく」をモットーに取材しているそう。

■週刊文春、一つの取材にかけた金額はなんと…

番組では、モリヤマさんが今世間を騒がせている全国連続強盗事件の主犯格“ルフィ”こと渡辺優樹容疑者の素顔に迫る様子にも密着。

渡辺容疑者の出身地である北海道まで行き、彼の生い立ちなどを知る人物をたどり、取材を申し込む様子を追いました。

北海道での取材にかかった費用は、実に37万円。

モリヤマさんは「適当に書き散らしてるなんてことはもちろんなくて、たとえば『Bさんはコレだったようだ』『アレらしい』っていうのは全然表現が違う。僕らはそれを『コレだった』って言い切るためにめちゃくちゃ金かけて時間かけて人使って…っていうのを知ってほしいですね」と語りました。

今回の放送に対し、ネット上では「この番組、結構面白かった!週刊誌の記者も大変なんやな」「面白い。やるなNHK」「日本で1番情報戦に長けている部隊(?)だと思う」との声が上がっています。

“文春砲”を放つ記者の正体について、気になっていた人も多いはず。モリヤマさんの仕事ぶりが垣間見えたことで、これから“文春砲”の見方も変わるかもしれませんね。

【番組情報】
ワケあって顔出せません
https://www.nhk.jp/p/ts/WLP18L32YN/episode/te/JZRZV83LZQ/

(文:二木もなか/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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