毎週土曜日のお昼1時から放送されているラジオ番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー」(ニッポン放送ほか)。
3月11日の放送では、サンドウィッチマンの2人と東島衣里アナウンサーが宮城県気仙沼市を訪れ、東日本大震災から丸12年のこの日に東北への想いを明かしました。
(画像:時事)
■サンドウィッチマンが東北人の気質を明かす
【3.11(土) #サンドラジオショー タイムフリー】
◆東日本大震災から丸12年。気仙沼市安波山から生放送。3.11に思うこと
◆#サンドのぼんやり~ぬTV 熊谷望那アナ、#tbc 東北放送の藤沢智子アナ、マギー審司さん登場
◆2:46 黙祷詳しくは👇タイムフリーで📻
(ニッポン放送)https://t.co/cx4up94uF6 pic.twitter.com/SLdGnlxeKz— ニッポン放送『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』 (@sandradioshow) March 11, 2023
番組では冒頭から伊達みきおさんが「今日は宮城県の気仙沼に来ております」と発すると、「そうなんですか」と返した富澤たけしさんに対して、「お前もいるだろ」とツッコむ、サンドウィッチマン“らしさ”溢れるやり取りからスタート。
伊達さんは「今日は3月11日でございます。我々は当時、12年前にですね、気仙沼でテレビ番組のロケ中に被災をしまして。高台に避難したんですけれども、その高台が安波山でございます」と説明します。
「なんかね、本当に現地の人たちの目が違うというか、『今日この日なんだな』っていう。昨日も僕ら気仙沼に泊まってますけど、12年前の昨日はなんでもないわけですよ。でも、今日の3月11日の夜、大変なことが起きたわけです。それを思い出すっていうかね」と語った伊達さん。
東島アナウンサーも「私のような外から来た者に対して、いろんな温度の方がいらっしゃる中、『(当時のことを)教えてあげようかな』って思ってくださる方が本当に多いんですよ。ゆっくりゆっくり話してくださる方とたくさん出会えて」と、東北の方々の温かさに言及します。
この話を聞いて、伊達さんは「話長いんだよね」と反応し、富澤さんも「早口で喋られると何言ってるかわからないんだよね」と、愛のある“東北あるある”を表現しました。
■東北を訪れた際にやってほしいこと
サンドウィッチマンの2人は前日に『サンドのぼんやり〜ぬTV』(tbc東北放送)の撮影があったため、ここからは同番組に出演している熊谷望那アナウンサーも合流。
熊谷アナウンサーは3月11日を迎えるに際し、「日頃から沿岸部にロケや取材に行かせていただく中で感じることは、この12年間の震災の向き合い方、捉え方というのは本当に皆さん人それぞれだと思うんですよね。時の歩みもそれぞれかと思うんですけど、『この震災の教訓を忘れてはいけない』という想いは皆さんに絶対共通していらっしゃって、それをどう次の世代に伝えていくかっていう、様々な取り組みをされているんです」と発言。
この話を受けて、伊達さんも「やっぱりね、経験したものは伝えていかなくちゃいけない。昨日もそういうロケしたんだけど。伝承がいかに大事かっていう。だから、東島さんが現地の人に話聞くといっぱい喋ってくれるの。やっぱりね、伝えたいの」と続けると、「たくさんいますから、当時を知っている方。どうやって逃げたとか、次はこうやって逃げたほうがいいとか全部知ってますから。だから是非、いろんな人に話を聞いてもらいたい」と話します。
富澤さんも「聞かないと多分言ってこないからね。で、1回喋り出すとずっと喋ってる」と反応すると、伊達さんも「切り方がわからない」と、東北の方々の温かさを語りました。
■サンド伊達、支払いじゃんけんに負けて…
また、伊達さんは「本当に我々はね、ずっと活動してきてますけど、いかにこの沿岸地域に人を呼び込むかってところなんで。美味しいものがあるとか、こんな新しい建物ができたよとか、情報をこれからも引き続き」と話します。
すると、富澤さんは「魚介類が苦手な富澤が昨日寿司食ってますから」と発言。
「こいつがね、初めて1人前のお寿司をペロッと食べたのが気仙沼のお寿司屋さんです。美味かったね」と話した伊達さんに対し、「美味かったですね。そこもお店流されちゃって、再建して兄弟で頑張ってるところなんですけど、そこのお寿司は全部食えるんですよ。不思議なもんで」と明かした富澤さん。
伊達さんは「じゃんけんしてさ、どっちがお金払うみたいな。で、俺が負けたの。(スタッフの分も含めて)5万7000円でした」と驚愕の事実も明かしました。
ネット上では「温かい放送だったなぁ。聞いてよかった」や「今日が放送日で良かった。ありがとうございました!」など、特別な日にサンドウィッチマンの2人と同様当時を思い出すリスナーが続出したほか、「富澤さん気仙沼のその店の寿司なら食えるってすごいな」といった感想も寄せられました。
伊達さん、富澤さんの東北への想い、そして震災から12年が経過した今思うことなど、この2人だからこそ届けられる内容も多かったように感じます。
風化させてはいけない事実であると強く実感するとともに、これらの経験を伝承していく重要性も改めて認識しました。
【番組情報】
サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー
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(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)