12月3日放送の「土曜スタジオパーク」(NHK総合)に俳優の山本耕史さんが生出演。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で共演した俳優の寛一郎さんは山本さんの印象を明かし話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■寛一郎、山本耕史は「爽やかなムキムキなマジシャン」
今回は「鎌倉殿の13人」に三浦義村役で出演する山本耕史さんがゲストとして登場。
第45回「八幡宮の階段」では、公暁(寛一郎さん)が、源仲章(生田斗真さん)と源実朝(柿澤勇人さん)を次々と殺害。その後、謀反人となった公暁を義村が討ち取るシーンが描かれました。
VTRで登場した寛一郎さんによると手先が器用な山本さんは時折マジックを披露していたそう。
そんなこともあり、義村が公暁を背中から刺すシーンについて、寛一郎さんは「テクニカルなことをしていて背中から刺されるんですよ」と解説します。
「背中から刺した後、抜いたあと血が付いた刀になってるんです。それも下で剣をすぐさま取り替えて刺すっていう技術的に難しい事をやってて…。あとは首に刀を刺す時ですね。それもマジック特有の首に刺すっていうテクニカルなことをして現場を円滑に進めてくれてました」と裏話を語ります。
そして、寛一郎さんは「爽やかなムキムキなマジシャン」と山本さんの印象を明かします。
■坂口健太郎、“源中尾彬”が笑いのツボにはまり…
「鎌倉殿の13人」特集ということもあり、北条義時役の小栗旬さん、北条泰時役の坂口健太郎さん、八田知家役の市原隼人さんもVTRで登場。
小栗さんは「坂口が結構ゲラなんですよ。本当に笑っちゃうから一回本当に坂口が笑い過ぎて現場が進まなかった。まず陳和卿の事を話して最後、それができるのは源仲章殿っていうのだったんですけど、それを耕史さんが源中尾彬殿っていう話をして」と山本さんがダジャレを言った事を明かします。
小栗さんによると“源中尾彬”が笑いのツボにはまった坂口さんは笑いが堪えきれず撮影が進まなくなったそう。
これに、足立梨花さんが「こんなにも坂口さんの事を笑わせてたんですね」と尋ねると、山本さんは「本当に彼、 ちょっと変な顔をしただけで笑うんですよ。微妙なヤバいかもって、ぞくぞくって顔が動くのって意外と絶妙な表情になったりするんですよ。だから坂口君の場合は意外と僕色々仕掛けていましたね」と返答。
続けて、山本さんは「『源』って1回台詞を止めるじゃないですか。その後にためて『源…中尾彬殿』って言ったら面白いねってちょっと振ったら坂口君、ちょっとヤバいやめてくださいみたいになって。次にやった時に『源『中尾彬殿』って言ったら肩が揺れちゃって」と事の経緯を詳しく説明します。
■山本耕史,市原隼人から“裸のバトンタッチ”を受け取っていた
劇中では山本さんと市原さんが上半身裸に肉体美を見せ合うシーンが話題を集めました。
市原さんは「台本にはなぜか脱いでいる義村から始まるんですね。三谷幸喜さんはどんな思いでこれ書いてるんだろうと思って、すごく愛がある脚本だなと思ったんですけど…。その前が八田が(船を)引っ張るシーンだった。脚本には脱ぐとは書いてなかったんですけど、耕史さんが映った時にそこまで繋げていけないなと思って、台本に書いてないんですけど脱ぎました。それは耕史さんのためです」と脱ぐシーンはアドリブだった事を明かします。
また、山本さんは「僕がアドリブで脱いだみたいに思われたんですけど、僕は台本できっちりなぜか脱いでいる義村って書いてあって。それこそ八田が脱いでいる描写はなかったんですけれども、いつだったか『耕史さん、裸のバトンタッチしますよ』と。だからそのバトンを僕は受け取ったわけですけれども」と話して周囲を笑わせました。
今回の放送にはネット上で「公暁役の寛一郎さんの山本耕史評『爽やかなムキムキのマジシャン』に笑いました」「『爽やかでムキムキなマジシャン』『裸のバトンタッチ』鎌倉殿をみている人はうんうん頷く、パワー!なフレーズが生まれた時間だった」「源仲章を源中尾彬いうたらそら笑うやろ山本耕史さんキレキレやな」などのコメントが上がっています。
共演者が明かす山本さんのエピソードがどれも面白かったです。特に山本さんが市原さんから「裸のバトンタッチ」を受け取っていた話が印象的でした。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)