「普通の事をそんなにやれてなかった世代がいる」マツコが“若い世代”に理解求める

投稿日:2022/10/18 14:15 更新日:

毎週月曜日〜金曜日の夕方4時55分から放送されているテレビ番組「5時に夢中!」(TOKYO MX)。10月17日の放送では、ある娘と母のエピソードが話題となりました。

マツコ・デラックス

(画像:時事通信フォト)

■母の願い「普通の居酒屋に行ってみたい」娘が居酒屋に連れて行くことに!帰り際のリアクションが感動的だった?

番組では、89歳の母と一緒に暮らすことになった女性のエピソードが紹介されます。この女性は母に新生活を楽しんで欲しいと考え、行ってみたい場所を尋ねると「一般的なサラリーマンが行くような居酒屋に行ってみたい」との回答があったそうです。

高齢で足の悪い母を想いつつも、賑やかさがあり、普段とは違う料理が食べられる店という観点から、手羽先料理が売りの「世界の山ちゃん」をチョイスした女性。

帰り道にほろ酔いになった母が「夢のようだった」と呟いたことを受け、この女性も幸せな気分に包まれたと言います。

■若林史江「やってあげたことがすごい良かった」

このエピソードを受けて、スタジオの株式評論家・若林史江さんは「お母さんは行ってみたかったってなると思うんですけど、娘さんの立場になってみて、そこを『めんどくさい』とか『いや危ないよ』とか『そんな歳で』とか言わずに、やってあげたことがすごい良かったと思うんですよね」と感想を伝えました。

若林さんは高校生だった頃、毎日部活終わりに母方の祖母のお見舞いに行っていたそう。息を引き取る3日前に「コーラが飲みたい」と言われたことから、急いで買いに行き、祖母はそのコーラを一口飲んだとのこと。

結局これが最後の食事になってしまったようで「それがすごい記憶に残っていて。毎日行っていたからその局面に出会えたし、そこでめんどくさがったり『いやいや、体に悪いから』とか言わずに『じゃあ飲みな』って言えた自分みたいなのがすごい記憶に残っていて。なんでも歳取ったらなんでもやらせてあげたいなって感じはしますよね」と話しました。

この発言を踏まえ、MCの垣花正アナウンサーは「若林さんだったら(居酒屋)どこに連れて行きます?」と質問をします。

若林さんの隣に座っていたマツコ・デラックスさんは「居酒屋のどこに連れて行くか?何あの司会者」とイジり倒し、スタジオ陣を笑わせました。

■「普通の事をそんなにやれてなかった世代がいる」マツコが“若い世代”に理解求める

マツコ・デラックスさんは女性のエピソードを受けて「89歳ってところが、何て言うのかな、時代背景というか、女性が働いている人も少なかっただろうし」と切り出します。

「専業主婦みたいなお立場だったとしたらさ、所謂その旦那が外に出て自由にやっているのを見ながらさ、自分は居酒屋すら行かない、下手したらお酒もほとんど飲まないような人生を歩んできてさ。もう先がそんなに長くないなって思った時に、私たちからしたら普通のことなんだけど、その普通のことをそんなにやれてなかった世代がいるんだよっていう」と続けたマツコさん。

「だから『夢のようだ』って言ってんのは、その別になんかすごい高級なところに行って満たされたからだけじゃなくてさ。自由というか、それを感じることができたのがお母さんはすごい幸せだったんだと思うんだよね」と分析。

最後に「そういう風な見方をしてあげたほうが良い世代が、うちの父とかもそうだけどさ、いるよっていうのは、若い人にちょっと言っておきたいな。今当然のようなことが当然じゃなかった時代があったっていう」と語りました。

■「世界の山ちゃん」はベストな行き先だった?

若林さん、マツコさんの話を受けて、垣花アナウンサーは「若林さんのお婆ちゃんもちゃんと『コーラ飲みたい』って言えて良かったし、このお婆ちゃんも『居酒屋行きたい』って言えて良かったですよね」と反応します。

しかし、マツコさんが「あれ、さっきまでどの居酒屋に連れていくかって…」と発言を掘り返すと、若林さんも「急に乗っかってきた」と納得いかない様子です。

ここから、スタジオは「自分ならどの居酒屋に連れて行くか」というテーマで話が繰り広げられます。

大橋未歩アナウンサーは「私は魚民に」連れていこうと考えているとのこと。

マツコさんが「どこがいいかな。初めて居酒屋行く人に」と悩んでいると、若林さんが「でも『世界の山ちゃん』って絶妙なところ突いたよね。素晴らしいよね」とコメント。

マツコさんも「きっと本当はお酒とか飲まない人なんだけど、あの塩っ気にやられて飲んじゃったんだろうねー」とリアクションしました。

■視聴者も感動「なんかほろっときちゃう」

ネット上では「え、なんかほろっときちゃう。いい話」など、エピソードに感動した視聴者の声が続出しました。

他にも「なにあの司会者…w」「カッキーそこじゃないだろうwww」など、マツコさんのように垣花アナウンサーの発言を面白がる声も。

母と娘のエピソードが心温まるもので、思わずグッときてしまいましたね。

若林さん、マツコさんの話にも説得力があっただけでなく、垣花アナウンサーへの“イジり”で笑いもあり、大満足した人が多かったようです。

(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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