“命が芽吹く物語”全国の書店員大絶賛の青春芸術小説『線は、僕を描く』が横浜流星主演で映画化されます。
この秋、一番の注目作!新たな青春映画の金字塔が誕生します!≪白≫と≪黒≫のみで描かれた“水墨画”の世界を個性豊かで魅力的なキャラクターたちが鮮やかに彩ります。
■映画『線は、僕を描く』とは
2020年「本屋大賞」3位、2019年TBS「王様のブランチ」BOOK大賞を受賞した青春芸術小説「線は、僕を描く」(砥上裕將著/講談社文庫)。
「命が芽吹く物語」「青春って素晴らしい!」「まっすぐで、せつなくて、透き通るような喪失と再生の物語」と全国の書店員から絶賛されている本作が実写映画化されます。
『ちはやふる』を青春映画の金字塔に仕立て上げた小泉徳宏監督を筆頭にした製作チームが再結集、【かるた】の次は【水墨画】に挑戦します。
主演は『愛唄 −約束のナクヒト−』(19)、『いなくなれ、群青』(19)、『チア男子!!』(19)の3作品で、第43回アカデミー賞新人俳優賞を受賞した若手トップクラスの実力を持つ横浜流星。
2020年エランドール賞新人賞受賞、第15回ソウルドラマアワードアジアスター賞受賞と、いま最も勢いと人気がある横浜さんは本作で【水墨画】に初挑戦!瑞々しい演技を魅せる一方で、見事な筆さばきを披露しています。
《白》と《黒》のみで描かれる【水墨画】を《色鮮やかな世界》としてまばゆいほど瑞々しく描く!
『ちはやふる』を超える、王道の青春映画が誕生します!
■ストーリー
大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。白と黒だけで表現された【水墨画】が霜介の前に色鮮やかに拡がる。深い悲しみに包まれていた霜介の世界が、変わる。
巨匠・篠田湖山に声をかけられ【水墨画】を学び始める霜介。【水墨画】は筆先から生み出す「線」のみで描かれる芸術。描くのは「命」。霜介は初めての【水墨画】に戸惑いながらもその世界に魅了されていく――
水墨画との出会いで、止まっていた時間が動き出す。
これは、喪失と再生の物語。
■完成披露試写会では豪華キャスト陣、小泉徳宏監督が登壇
9月27日(火)に映画『線は、僕を描く』の完成披露試写会を実施され、横浜流星さん、清原果耶さん、細田佳央太さん、江口洋介さん、三浦友和さんら豪華キャスト陣、そしてメガホンを取った小泉徳宏監督が登壇しました。
【瞬間の芸術】と呼ばれる水墨画に初挑戦した横浜さんは「約1年間、向き合う時間をいただきました。水墨画には正解がなく、自分の感情や内面が映し出されるので、自然と自分と向き合うことができ、本当に大切な時間を過ごすことができました」と撮影当時を振り返りました。
清原さんは「千瑛という役なので、水墨画を完璧に突き詰めなきゃいけないと思っていたのですが、(練習しているうちに)水墨画って失敗がないので、とっても親しみやすく、誰でも始めやすいものだと気づくことができて嬉しかったです」と話すと、細田さんも「水墨画って楽しいんですよ!小林東雲先生も分かりやすく教えてくださるんですけど、先生と同じようにはできないんですよ。『なんでできないんだろう?』って思うんですけど、これが魅力なのかなって思えるくらい、水墨画に触れることができて嬉しかったです」と笑顔を見せました。
江口さんは「水墨画って同じものがない世界。この映画は水墨画という静かな世界をエンターテイメントな世界に描いているので、今日来てくださった半分以上は筆を買って帰ると思います(笑)」とコメントし場内から笑いを誘いました。
三浦さんは「私は篠田湖山という日本を代表する水墨画の先生の役を演じました。まさに小林東雲先生のような。その先生も今日で映画を観るのが6回目らしいんですよ(笑)。でもそれくらい、水墨画の魅力を伝えられる映画になっています」と太鼓判を押します。
小泉監督が“競技かるた”に続き、最新作で描くのは“水墨画”の世界。映像化にあたって意識したことを「日本に芸術を扱った映画は沢山ありますが、水墨画を描いた映画はなかったかと思います。日本人である自分が(水墨画をテーマに)やる意味があるなと思ったんですけど、すぐに後悔しました(笑)。物語に落とし込むことが難しいことに気づいて後悔しました。それでも、キャストのみんなが熱心に練習をしてくれたので、水墨画の魅力が伝わるものになったと思います」と制作の苦労とチーム一丸となって作りあげた作品への熱意を明かしています。
10月21日(金)の公開に向けて実施されているマスコミ向けの試写会で絶賛の声が相次ぐ本作。
完成した映画を観た感想を横浜さんは「監督は難しかったと仰ってましたけど、水墨画をエンターテイメントにダイナミックに描いていたので、心が掴まれました。皆さんにも楽しく水墨画の魅力をお伝えできると感じました」と話し、続けて「霜介の周りにいる人の言葉が印象的で背中を押してくれるような言葉ばかりで、温かく爽快で清々しい気持ちにもなれました。色んな気持ちにさせてくれる映画です」と感想を伝えます。
対して清原さんは「全部が私を通り抜けていくような爽快感がありました。みんな頑張って生きていて、出会いによって成長していく姿に元気をもらえました」とコメント。
続けて細田さんも「白と黒だけで作られた世界に感動しました。映画に飲み込まれていきました」、江口さんは「台本と原作を読んで、良い言葉が沢山あるなという印象。気持ちを揺さぶられて力強さを感じました」、三浦さんも「素直に面白い映画だったと監督にすぐ伝えました。それを今から観てくださる方がどう感じるかは気になりますね」と繊細な世界を描きながらも、作品が持つ力強さをアピール。
そんな本作からお気に入りの台詞を聞かれた横浜さんは「『できるか、できないかじゃない。やるか、やらないかだよ』という湖山先生の台詞です。シンプルですけど、背中を押されました。新たなことに一歩踏み込むことって怖いと思いますけど、一歩を踏み出せれば、素晴らしい世界が待っています。失敗を恐れるんじゃなくて、まずやってみて新しい世界に飛び込んでもらえたらと思えるような言葉でした」と新たなチャレンジを後押ししてくれる本作の魅力を改めて伝え、「これから映画を観るということで、何かを感じてもらえたら嬉しいです。そして、観た後はSNSなどで感想を広めてください!」と挨拶し、大盛況のまま舞台挨拶は幕を閉じました。
■作品概要
映画『線は、僕を描く』
2022年10月21日 ROADSHOW
【スタッフ】
原作:砥上裕將「線は、僕を描く」(講談社文庫)
監督:小泉徳宏
脚本:片岡翔 小泉徳宏
企画・プロデューサー:北島直明
音楽:横山克
【キャスト】
横浜流星
清原果耶 細田佳央太 河合優実
矢島健一 夙川アトム 井上想良/富田靖子
江口洋介/三浦友和
【配給】東宝
©砥上裕將/講談社 ©2022映画「線は、僕を描く」製作委員会
【公式サイト】
https://senboku-movie.jp/