2月13日に放送された「ブレインスリープ 川島明のねごと」(TBSラジオ)では、麒麟・川島明さんが新型コロナウイルスで療養していた期間について語り、話題になりました。
(画像:時事)
■麒麟川島、新型コロナ感染で体調急激に悪化「もう、唾液も飲めないくらい」当時の状況明かす
【#川島ねごと このあと2月13日(日)夜7時~】
先日、現場復帰した川島さんが新型コロナ療養中の心境を赤裸々に語っております!ぜひお聞きください!
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— 川島明のねごと (@KawashimaNegoto) February 13, 2022
1月31日、仕事を終えた帰りのタクシー内で、自分が「ぼーっとしている」ことに気がついたという川島さん。
疲れてぼんやりしている普段の感覚とは異なり「脳が止まっている感じ」がしたのだといいます。寒気や喉の腫れが出てきて、お風呂で鏡を見ると唇が真紫色になっていたとのこと。
夜間も対応している病院に行って検査してもらったところ「(検査に使う)棒を抜いた瞬間に『あ、これもう、多分だめですね』」と言われたという川島さん。
続けて「おそらくそう(陽性)なんで覚悟しといてください」と言われ、その時に「そういえば何の匂いもしてない」と気づいたといいます。
病院から帰宅した後には、体調が急激に悪化。「もう、唾液も飲めないくらい。一瞬ですよ、これ。ほんと1時間前まで『なんか、チョコ食べようかな…あ、味せんわ』とか実験できてたの、これも何もできんくらい。咳も出るし、わずか1時間前と全然違うっていう…」「めちゃくちゃ怖かったです」と、非常に辛かったという当時の状況や心境を告白。
「インフルエンザももちろんやったことあるし、もちろん風邪も引いたことあるけど、どれとも該当しない。なんかもう頭も回らん、ぼーっとする」と、自身が経験した症状について明かしました。
■川島、無症状だと思われ「これを機にのんびりしちゃえ」というLINEがたくさん届く
翌日、自身がMCを務める番組「ラヴィット!」(TBSテレビ)で、川島さんが新型コロナウイルスに感染し療養することが発表され、それを観た多くの人からお見舞いの連絡がきたのだそう。
「喉に違和感があったため検査した」という文言だったことから、川島さんが無症状だと思っている人も多かったようで「これを機にのんびりしちゃえ」というLINEや「韓国ドラマを見てゆっくり休んでください」とおすすめの韓国ドラマを紹介するLINEがたくさん届いたそうです。
川島さんは「いや、だからね、これはなんか…うーん、これが危ないねんな発言が…」と言葉を選びつつ「『これを機にのんびりしちゃえ』はね…やっぱ、送らない方がいいですよ。相手がどういう状態かわからないから…」と、実際に辛い思いをしたからこそできるアドバイスをリスナーに伝授します。
Twitterなどで、新型コロナウイルスに感染したものの無症状で元気だったという投稿をしている芸能人もいますが、川島さんによると「それ、ツイートできる人の意見やから」とのこと。
続けて「我々はもう、文字も打てない。文字も読めない、見られないっていうくらいしんどい…だから、我々の声っていうのはTwitterとか世間に出ないんですよ。本当にしんどい人の意見っていうのは」と言います。
もちろん「めちゃくちゃ良かれと思ってやってくれてんのもわかるけど」と、LINEなどで励ましてくれた人々に感謝しつつも、感じた思いを正直に語ったのでした。
■川島、リスナーに向けて「『こんなしんどいぞ』っていうのはね、覚悟しといた方がいいですよ」
その翌日に喉の腫れがおさまり、それから数日かけて、味覚や食欲なども少しずつ回復に近づいていったという川島さん。辛かった療養期間を乗り越え、2月11日の「ラヴィット!」で、無事に復帰することができました。
最もしんどかった期間について、川島さんは「なかなかでございましたね…」と振り返ります。「軽症」と診断されていたという川島さんですが、それでも「『こんなしんどいぞ』っていうのはね、覚悟しといた方がいいですよ、これは」と、リスナーにアドバイスします。
新型コロナウイルスのことを「ただの風邪です」などと言う人がいることについて「経験した人間から言うと、インフルでも風邪でもないですね、これは。もう、立てないくらいやる気がなくなるんですよ」と、これまでにない倦怠感を感じていたことを強調しました。
若い頃は、風邪で微熱があっても仕事に行くようなこともあったそうですが、今回の症状はそんなことはできっこないと思うほど「誤魔化しようがないくらい」非常に辛い状態だったそうです。
■川島、同業者の復帰をテレビで見るのが一番嬉しかった「なるほど、お笑い力には影響ないのかな」
そんな療養期間中、川島さんが特に勇気をもらっていたのは、同じお笑い芸人が新型コロナウイルスから回復し、仕事に復帰している姿だったそう。
「不謹慎かもしれないけど、やっぱこう、同業者が感染してしまった…ほんで回復したっていう姿をテレビで見るのが一番嬉しかったですね。(オードリー・)春日(俊彰)くんとか、若林(正恭)くんとか、その辺のメンバーが、僕と入れ違いでどんどんどんどん復帰していったんで、それ(その人たち)が楽しくやっている姿を見ると『あ、なるほど、お笑い力には影響ないのかな』とか思ったり『(自分も)戻れるんだろうな』っていうのは、もちろんありましたね」と語りました。
今回の放送を受けて、ネット上では「無症状と軽症は全然違うんだ 知らなかった!」「軽症といってもすごくツライんだな…」「とてもライン等の話も参考になりました」「本当に今知りたいコロナに関する(心境も含めた)情報がわかってコレは必聴かも。。」「軽症だったとはいえなかなか壮絶な状況だったのを重くせずユーモアも交えつつ語っていてもしものためにも聞いた方がいいやつです」などのコメントが続出。
川島さんが新型コロナウイルスの療養期間について赤裸々に語った今回の放送。症状の変化や、感染した人にしかわからない心境について聴くことができ、とても参考になったというリスナーが多かったのではないでしょうか。
【番組情報】
ブレインスリープ presents 川島明のねごと
https://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20220213190000
(文:みなみぱん/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)