12月18日放送の「SWITCHインタビュー 達人達」(NHK Eテレ)では、脚本家の北川悦吏さんとAyase(YOASOBI)さんが出演。AyaseさんがYOASOBI結成時の葛藤を明かし話題を集めました。
■YOUASOBI・Ayaseがヒットメーカーになるまで…
#北川悦吏子 × #Ayase(YOASOBI)
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再放送は、25(土)午前0時(金曜深夜)です。#スイッチインタビュー #達人達 #Eテレ pic.twitter.com/eEWe0t3Tng
— NHKスイッチインタビュー (@nhk_switch) December 18, 2021
今回の番組では、山口県出身のAyaseさんがバンドのボーカルとしてメジャーデビューを目指し上京するも、結果が出ず苦しい日々を送っていたことが明かされます。
さらに、3年前に体調を崩しバンドとしての活動を休止したというAyaseさん。自分1人で楽曲を作り世に送り出す道を模索していたところでボーカロイドと出会い、ボカロPとしての活動を始めたそうです。
ボカロPとして注目を集めるようになったAyaseさんは小説を音楽にするプロジェクトとして、YOASOBIのコンポーザーに抜擢されます。
そしてYOUASOBIの楽曲「夜に駆ける」は驚異的な再生回数を記録し、ヒットメーカーとなりました。
■Ayase、YOASOBI結成時に葛藤していた「ボーカリストだ僕はっていう意識がもう圧倒的に強い」
しかし、Ayaseさんは「『小説を音楽にするっていうテーマでユニットみたいなのをやったら面白いんじゃないかなって思ってるんだよね』というお話を頂いて、楽曲を作る人間としてお誘いを受けたっていうところが始まりで、ただこれも正直に話すと本当に最初はめちゃめちゃ考えたというか」と振り返ります。
続けて、Ayaseさんは「やっぱり歌いたいので自分で…。良いふうな想像も悪いふうな想像もした時に、これすごい正直な話なんですけど、じゃあそのYOASOBIというユニットを始めて、めちゃめちゃ仮にヒットする事があったとしたら…。僕は楽曲を作る人間として世間に認知されるのは絶対に嫌だなって思ったんですよね」とYOASOBI結成時の葛藤を明かしました。
また、Ayaseさんは「ボーカリストだ僕はっていう意識がもう圧倒的に強いので。…。なので売れてももしかしたら自分がすごい嫌な気持ちになるかもしれない。で、売れなかったら売れなかったでもちろんそれは嫌だしで」と胸の内を告白します。
■Ayase、音楽で成功して一番嬉しかった事とは?
それでも、Ayaseさんは「だからすごく考えたんですけど、もうこういうチャンスにでも貪欲に食いついていかないと、一生自分のプライドが高いまま誰にも知られることなく『俺は天才だった』と言うだけのおじさんには絶対なりたくないと思って」と冷静に自分を見つめ直す瞬間があったとのこと。
葛藤があったもののAyaseさんは「もしかしたら何かなるかもしれないし、ここで活躍できればそれがいつかまた、自分で何か別のことをやるだったり歌を歌うにしても糧になる可能性あるなっていうのを…。そこまでこてんぱんにされてきたうえで、活動休止、バンって止まってっていう事もあったおかげで、プライドをバキッと折ってジャッジできて」とYOASOBIとしての活動を始める事を決断します。
また、Ayaseさんは「本当に飛び上がるほど嬉しかったですね。それがYOASOBIっていうものがどうなっていくかとか分からないが、とにかく現状自分が やってきた事の積み重ねで、1人になっちゃったけど、自分が楽曲を書いてお金を貰えるなんていう事になれたっていうのがすごい嬉しくて、もう親とかにも言って」と自分の音楽がお金になる喜びを噛み締めているのだと語りました。
■視聴者からは共感の声「2人の言葉に…」
今回の放送について、ネット上では「北川悦吏子とAyaseの対談がとても面白い。2人の言葉に強く共感している」「北川悦吏子×AyaseSWITCHインタビュー滅茶苦茶面白い組合せ」「Ayaseさんと北川悦吏子さんのSWITCHインタビューめっちゃいい」などのコメントが上がっています。
ボーカリストとしてのプライドから当初は葛藤があったものの、コンポーザーとしてYOASOBIのプロジェクトに参加する事を決めたAyaseさん。思わずその話に聴き入ってしまうような濃い時間を視聴者は楽しんだようです。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)