スピッツのボーカルである草野マサムネさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』(TOKYO FMほか)。11月7日の放送では、草野さんが楽曲制作の裏話を語る場面がありました。
■草野マサムネ、楽曲提供したPUFFY『愛のしるし』の制作裏側を語る
21:00~『#SPITZ #草野マサムネ の #ロック大陸漫遊記』
今回は【ティンパニーが入ったナンバーで漫遊記✨】
クラッシックにおける存在感はさることながら
ロックの世界ではあまり意識していなかった人も多いのでは⁉️
今日はドコドコドコドンと漫遊していきます🥁#tokyofm https://t.co/QGeP45G0Kk— TOKYO FM 80.0 (@tokyofm) November 7, 2021
今回は「ティンパニーが入ったナンバーで漫遊記」と題し、打楽器・ティンパニーが使われたロックナンバーが紹介されていきました。
草野さん曰く、ティンパニーは荘厳な雰囲気を出すのに使われることが多く、サビの頭に使われる時には、楽曲に力強さや大袈裟さを出す効果があると言います。
その一方で、草野さんが作詞・作曲を担当した1998年発売のPUFFY『愛のしるし』のように「あえて大袈裟に訊かせて滑稽さを出す」こともあるのだとか。
しかし、この『愛のしるし』のアレンジは草野さんが考えたわけでは無いようで、草野さんは楽曲提供した時のことを「確かうちでMTRを(マルチトラックレコーダーという多重録音の機械)使ってデモテープを作って民生さんに渡したと思うんですけど、それにはイントロにティンパニー入れてなかった気がするんですよね、俺ね」と振り返ります。
そして「恐らくだから民生さんのアイディアでティンパニーは入ったんじゃないかなぁ」と言って、PUFFYのサウンドプロデュースを務めた奥田民生さんが入れたものと推測し「めちゃめちゃ効果的で印象に残るティンパニーだと思います」と語りました。
■スピッツ草野マサムネ、自身の歌詞に後悔「めちゃめちゃあります」と赤裸々告白!
番組では、リスナーから届いたメッセージを紹介します。今回は「歌詞を変えたら良かったと後悔することはあるか」について質問が。
これに草野さんは「めちゃめちゃありますね。めちゃめちゃあるんですけども、聴いてくれてる方々のために変えないようにしています」と答えます。
しかし、アマチュアの頃は音源や歌詞カードなどが無かったことから「お客さんにちゃんとした歌詞とかが渡ってない状態なので毎回変えてましたね」と告白。
そして、プロデビューしてからはというと、歌詞も知られていることから「『あ、変えてる』とか『間違ってる』って思われるのもちょっと嫌だし…」と変えることは無かったと言います。
そんな中、草野さんは「最近ね、今後ちょっと変えたいなと変えたりしようかなと思ったりしています」と、アマチュアの頃のようにライブなどでさり気なく歌詞を変更するのを考えていることを明かし、それはそれで聴いている人が「面白がってくれるような気がしている」のだとか。
とはいえ「『空も飛べるはず』が『冬の海も泳げちゃうはず』とかそういう風にあからさまに変えたりとかは無い」と言うと「語尾がちょっと変わったなとかいうのはね、あえて変えるっていうことは今後あるかもしれないです」と宣言。
「そういのもアリかなぁと思ってね、こんだけ長くやってるとね」と語りました。
■リスナーから「興味深かった」の声
今回の放送について、ネット上で「ティンパニーってクラシックのイメージだったけど幅広いんだなぁ~興味深く聴きました」「草野さんが提供した『愛のしるし』に奥田民生さんがひと手間加えてた」「ライブに行って、歌詞を変えてるのに気付いて一人でニヤニヤしたい」といった声があがっていました。
今回はいつも以上に興味深い話を沢山聴くことができた回でしたね。
今後ライブで歌詞の語尾を変えるかもしれないと語っていたことから、ファンは、ライブの違った楽しみがまた一つできたのではないでしょうか。
【番組情報】
SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記
https://radiko.jp/#!/ts/FMT/20211107210000
(文:ジョブリナ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)