星野源、大病を経た心境の変化を明かす「なぜかいつもピンチになると…」

投稿日:2021/11/08 13:41 更新日:

11月7日放送の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)の人気企画「インタビュアー林修」では、星野源さんがゲストとして登場。大病を経て心境に変化が生まれたことを明かし話題を集めました。

星野源

(画像:時事通信フォト)

■星野源、生死の境をさまよった過去「救急車で運ばれていく中で考えていたのが…」

2012年にくも膜下出血と診断され一時活動を休止した星野さん。その翌年、くも膜下出血を再発し、生死の境をさまようほどの重体になりました。

そうした経験について、星野さんは「最初に倒れた時、くも膜下出血で倒れて、運良く本当にお医者さんが助けてくださって、今ここにいれているんですけど。もちろん頭痛かったんですけど、一番最初に考えた事が『これ、仕事にできないかな』っていうことだったんですよ」と振り返ります。

続けて、星野さんは「倒れて、救急車で運ばれていく中で考えていたのが…。その時、ちょうど『NO MUSIC NO LIFE』っていうタワーレコードのポスターを撮る予定が数日後にあったんですよ。これ、絶対病室から撮ったらいいなと思ってたんです」とコメント。

星野さんは「おそらく入院するだろうし、手術もおそらくするんだろうなと思いながら、すごい痛いんですけど、その痛いってるなってるもう一個でものすごく冷静になっている自分がいて」とこの状況を冷静に見るもう1人の自分がいたと言います。

■当時の心境を告白「なぜかいつもピンチになると…」

さらに「これをポスターこのまま撮れるんだったら撮って『NO MUSIC NO LIFE』を『NO LIFE NO MUSIC』にしたら、そもそもライフがないと音楽が楽しめないっていうメッセージは、今自分にしかできない事が出来るって事なんですよ。なぜかいつもピンチになるとスイッチが入ってそうなるというか」と当時考えていたことを告白。

ただ、大変な状況だったため「今とんでもなくヤバいっていうことがわかっているんですけど。じゃあどうしたら一番面白いのっていうが、いつもすぐ癖づいているっていうか」という星野さん。常に創作の事を考えているようでした。

■『助かるかわかりません』医師からはハッキリと伝えられていた

ここで、星野さんは「だから、2回目、開頭手術をした時も、医師の方が『助かるかわかりません。わからないけど、私達は命をかけて全力でやります』と言われたんですよ。オブラートに包むんじゃなくて、全部僕は本当のことを言ってくれた方が良かったので、それを見抜いてくださって言ってくださったんだと思うんですけど」と手術前の医師との会話を明かします。

続けざまに「その中でどうなるかわからないから、じゃあ、記録してもらおうと。僕がもし復帰できない状態だったり、もし手術がうまくいかなかった場合、それを映画にして、それで残っているスタッフの人がお金をもらえる状況だったり、自分の家族にお金がいく状況を作りたいと」と言い、この状況を映像作品として残したいと考えていたそうです。

また、星野さんは「自分の事でいっぱいになりそうになるんですけど、今の自分の活動、今しかできないっていう…。これ自分しかできないよねって思うと、やりたくなっちゃうんですよね。それが楽しいんですよね。それを考えている時が楽しいというか」と語りました。

■星野源、大病を経た心境の変化を明かす

星野さんの話を聞いて「大変な苦痛とどうしようもない状況のはずだったのに…。それでも、そういう事を同時に考えてらっしゃったんですね」と寄り添う林さん。

すると、星野さんは「その中で、大変だったっていう事を伝えたくないっていうわけではないんですけど。僕が今ここにいる事が例えば今病室にいる方だったり、病気になってしまった方の希望になる気もするので、なるべく楽しい人生でいたんですよね」とコメント。

また、星野さんは「やっぱり絶望的なんですよ。救急車で運ばれて、集中治療室に入って、夜だったので、真っ暗な中、手術後真っ暗な中、僕はまったく動けない3日間だったんですけど、本当に絶望的で…。真っ暗だし動けないし、痛いし吐き気はするし、本当に絶望したんだけど、今僕はこうやって楽しく色んな事ができていて」と心境を告白します。

続けて「いかに大変だったかっていう事を言う事も大事だけど、いかにそのあと楽しく生きたかっていう事が…何だろう?そういうパターンもあるんだっていう。もし同じ状況になった人に、ちょっとでもフッと浮かんでもらったらいいなと、そういう風に思うんですよね」と辛い経験をしたからこそ、その後の楽しい人生を伝えていきたいと力説。

さらに、星野さんは「そういえばあいつ楽しそうだったなみたいな。そういえばあいつ音楽番組で星野源ですって言ってたなみたいな。そういう風に思うんですよね」と笑顔を見せました。

■林修「夏目漱石を思い出すんです」その理由とは?

対談の最後、星野さんは「だから、僕は音楽が大好きで、音楽を作る事に楽しさだったり喜びがあるんですよ。お芝居を演じる時も、自分のエゴみたいなのがなくなっていく快感がすごくあって、違う人になれる。文筆は、自分の何かをそのまま言葉にできることが楽しくてしょうがない」とコメント。

続けて「僕が音楽をやる意味はもしかしたらないかもしれないんですけど、今楽しいとか好きだなと思えることはなるべく続けたくて、その続けたくて、その楽しいを更新していくことが、あの日100%絶望した自分に対して、できる励ましというか『本当に諦めないで良かったね』って。過去の自分に対してはそういう責任があるかなと思いますね」と語りました。

林さんは「そういう経験をして変わったっていうと、どうしても僕、夏目漱石を思い出すんですよ。夏目漱石も本当に意識不明になって伊豆で療養して戻ってきたんですけど。そこから後がいわゆる後期の作品といわれるものになって。何か漱石が出てくるんですよ。その後の作品は特に、漱石じゃないのに漱石が出てくる」と日本を代表する文豪と星野さんの人生を重ね合わせます。

続けて、林さんは「だからそういう経験をされるとやはりよりその人が作品に表れる。ましてや星野さんの場合文章も書かれるので、そういう変化が作品の中にあってもしそれを見つけられたらファンの方のまた楽しみになるのかなとも思いましたね」と星野さんとの対談を振り返りました。

■星野源&林修の対談に反響

今回の放送について、ネット上では「林先生の夏目漱石の話凄いなぁ、ほんと源さんの作品にも確かに感じる」「星野源と夏目漱石ねぇ源さんの一つ一つの言葉が染みました。林先生のインタビューも素晴らしかった」「源さんは夏目漱石を彷彿させるって…!本当に天性なんだな好きなことを仕事にできて、ヒットさせるなんて本当に一握りだし、苦手なことを敢えて挑戦するなんてなかなかできないよー」などのコメントが上がっています。

くも膜下出血で倒れた時にも自分の創作の事を考えていたという星野さん。一つ一つの言葉に重みがあって、改めて彼の人間性に惹かれた人が多かったようです。

【番組情報】
日曜日の初耳学
https://tver.jp/corner/f0088291

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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