スピッツのボーカルである草野マサムネさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記』(TOKYO FMほか)。10月10日の放送では、リスナーからの哲学的な質問に対し、草野さんならではの考えを語る場面や、スピッツのバンドとしてのこだわりを語る場面がありました。
■草野マサムネ「人の心はどこにあるか?」という質問への回答が独創的過ぎてファンの間で話題に!
21:00~『#SPITZ #草野マサムネ の #ロック大陸漫遊記』
今回は【ドイツ語のロックナンバーで漫遊記🇩🇪】
今回は、草野マサムネがあえてドイツ語で歌っているロックナンバーをピックアップ👍
本来のジャーマンロックの魅力にどっぷり浸って漫遊していきます✨#tokyofm #radiko https://t.co/31EAMXxoRt— TOKYO FM 80.0 (@tokyofm) October 10, 2021
番組では、リスナーのメッセージから「人の心はどこにあるか?」という話題へ。
草野さんはまずこの質問に「わぁ~これ難しい、哲学だね」と反応すると「心があるのは脳って普通は思うけど、実は身体全体だったりするのかなぁとか、まぁあとはクラウドみたいに、どっかに預けてたりする心もあったりするのかな?とか…」と自身の考えを語ります。
そして「人と人との間にあるのでは」というリスナーの考えに「他人と共有する心もあったりするのかなとかね、ぼんやり考えることありますが…」と共感もしつつ「難しいけど、これ興味深い課題ですよね。昔、それこそユングとか頑張って読もうとして入門でも難しくて、くじけたりしましたけども、あんまりね、これ考えすぎるとちょっと眠くなりそうな課題でもありますね」とコメント。
草野さんならではの独創的な発想で"心の場所"について語られました。
ネット上では「マさんの考察にド肝ぬかれたわ…。その発想は無かった。さすが草野マサムネだわ」「私は心は胸の中にあると思ってたから、マさんの考察にはびっくりした」「へーマさんの答え興味深いな」といった反応が。
この「クラウドにあずける心」という草野さんの答えに対し、面白いと感じた方が多かったようです。
■草野マサムネ、プロデューサーに耳が痛くなるほど言われて根付いた"スピッツのこだわり"を明かす!
続いて、リスナーから「草野さんのギターに対するこだわり」について質問が届きます。というのも、ライブで、ギターをこまめに持ち替えている草野さん。その姿を見て、リスナーは「何故だろう?」と気になっていたとのことでした。
このメッセージに対し草野さんは「これね、真面目に答えちゃいますと、基本ね俺もね出来れば、ギター一本で頭からお尻まで行きたいんですよ、その方がカッコイイと思うんで」とまず回答します。
続けて「ただ、歌いながらのボーカルのギターなので、カポ(=カポタスト:弦楽器用のアクセサリー)を付けてキーを変える事が多くて」「そうすると、チューニングが狂いやすくなって、チューニングに時間がかかるんですね。でステージ上でいちいちチューニングするとシーンってする時間が結構長くなって演出上あんまり良くないかなということで、袖でローディー(ライブで楽器をセッティングするスタッフ)にチューニングをしてもらって、それを交代交代で使ってるのですが…」と、事情を説明します。
また「MCがあるからチューニングできない」という理由も語ると、最後は「とにかくプロデューサーの方に今までずっとね、バンドで一番大事なのはチューニングって何度も何度も耳が痛くなるほど言われてきましたので、こだわりと言えば本当にチューニングが大事っていうのは、すごくこだわって…」「スピッツ、バンド全体でこだわってやってる所ですかね」とスピッツ全員がチューニングにこだわっていることを明かしました。
■"スピッツのこだわり"に反響
この話に対し、ネット上では「スピッツのバンドとしてもこだわりはチューニング」「ギターかえるのチューニングのためなんだ 音へのこだわりかと思ってた」「スピッツの音の美しさは、そのこだわりの賜物だなぁと思う」といった声があがっていました。
草野さんがギターを頻繁に変えていた理由が分かり、「そうだったのかぁ」と驚き納得したファンは多かったのではないでしょうか。
今回も、興味深い話が多く楽しい放送でしたね。
【番組情報】
SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記
https://radiko.jp/#!/ts/FMT/20211010210000
(文:ジョブリナ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)