9月12日放送の「日曜日の初耳学」(MBS・TBS系)では、林修さんが俳優のムロツヨシさんと対談。ムロさんが両親の離婚について自ら話す理由を明かし話題を集めました。
(画像:時事)
■ムロツヨシ、両親の離婚を自ら話す理由明かす
日曜の夜です
いかがお過ごしですか?
わたくし、今宵、こちらにお邪魔してます
よろしければテレビでお会いしましょう
良き日曜をー https://t.co/G4oJFpt7RG— ムロツヨシ (@murotsuyoshi) September 12, 2021
今回の番組では、ムロツヨシさんが4歳の時に両親が離婚し、親権は父親がとったものの、その父親とは一緒に暮らさず親戚の家に預けられ複雑な幼少期を過ごしたことが明かされました。
そんなムロさんは「もう小学3、4年ぐらいから開き直ってましたけど…。あの頃からですかね『俺、お母さんいないから』ってすごい言い出す。わざと言う時があって」とコメント。
ここで、林さんは「普通あんまり積極的に言うようなことではないんですが、あえて仰った理由があるんですか?」と質問します。
すると、ムロさんは「かわいそうって思われるのが本当に嫌で…っていうのは(あった)でもその僕を育てようと決めてくれた親戚とか、おばあちゃんもいたりとか、かわいそうな僕育てるのかわいそうじゃないですか」とあえて両親が離婚したことを話す理由を明かします。
また、林さんから「そこで疎外感なんかはなかったんですか?」と尋ねられたムロさんは「無かったですね」と即答。
続けて「孤独にならないようにこの人たちに嫌われないようにって必死でしたけど、預けられてからは今考えると…。本当に気にせず。それ(実子)と一緒に育てて頂いたんで、だからこそ言ってってたってのもあります」というムロさん。
さらに「『親戚の家に育てられた』とか、それが親が離婚して片親だから、両親がいないからっていうのを理由にして性格がゆがんだってことは許されないっていうのはどっかで思ってたんですよね」と当時の心境を語りました。
■ムロツヨシ「不幸自慢」と言われた過去も告白『こんな親じゃなければって考える時間も勿体無い』
ここで、ムロさんは「あれ大っ嫌いなんですよ。あの何かみんなが見る映画で、殺人者とか変なことする奴、この人たちの親が離婚してとか片親でとか」と親がいないことが原因という設定で、犯罪を犯してしまう人物を描いた映画などを例に挙げます。
続けて、ムロさんは「もちろんDVはよくないと思うんですけど、その設定で何とかなっちゃうこの世の中が嫌いだから、僕言っていくんっす。こうやって…『両親いませんけど、こんな笑ってますよ』って言わないと、その例も作んないともう絶対嫌なんですよ。家庭的に問題というか少数派でも絶対楽しくできるはずなんですよ」と訴えます。
さらに「最初の頃は事務所から両親が離婚したことを言うのは止めろと言われたり『不幸自慢』」と言われ、悩んだことがあったそうです。
それでも、ムロさんは「たどり着いたのは、いや不幸じゃないと思って『夏休み家族と旅行行きました』と同じように『夏休みおばちゃんに、おばあちゃんとこういうことをしました』と同じだと思っている」とコメント。
「離婚した両親を恨んでも仕方ないっていう人もいるよって、こんな親じゃなければって考える時間も勿体無いっていうか…。だってもう戻らないですからね。親は変わらないわけだから」と改めて明るく振る舞う理由を語りました。
■ムロツヨシの"明るく振る舞う理由"に反響
今回の放送に対して、ネット上では「こんな親じゃなければって考える時間も勿体無いってすっごいかっこいいむっくん」「ムロツヨシさん、めっちゃ良いこと言ってる…大好きになる。親が離婚してるから、片親だからって不幸ではない」「親が離婚してても、こんなにも楽しくしてますよ!!ムロさんの考え方、いいなぁ」などのコメントが上がっています。
「両親いませんけど、こんな笑ってますよ」という例を作りたいというムロさん。そんな彼から出た「こんな親じゃなければって考える時間も勿体無い」という言葉には説得力があったのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)