太田光「ちょっとは怒られても…」プレゼンに悩む人への名言が"タメになる"と話題 #芸人先生

投稿日:2019/08/20 18:17 更新日:

8月19日放送の「芸人先生」(NHK Eテレ)にお笑いコンビ・爆笑問題が出演。「ちゃんと上手に褒めていますか?講座」と題したこの日の放送では「湖池屋」を訪問。自社商品を上手くプレゼンできないと悩む社員への、太田光さんの熱いメッセージが話題を集めました。

画像:時事通信フォト(映画「Dr.パルナサスの鏡」のジャパンプレミアにゲストとして出席した時の爆笑問題の太田光さん)

爆笑問題が「芸人先生」に登場

大手菓子メーカー「湖池屋」で爆笑問題がビジネス講義をすることになった19日放送の「芸人先生」。今回の放送では「どうすれば、商品を魅力的にプレゼンできるか?」と悩む社員に爆笑問題が相手に共感してもらえるプレゼンのコツを伝授します。

「湖池屋」の社員が自社商品をプレゼンする姿を見た太田光さんは、「自分が感動した時と同じ気持ちを顧客にさせること」が重要だと解説。

続けて、お笑いのライブでは自信作がウケなかった時の経験を例に、「説明がうまくないと共感まで持っていけない」と話し、太田さんが好きな物の魅力を相手に伝わるように実際にプレゼンすることになりました。

「愛着っていうのは擬人化だから。人って擬人化しないと何かを愛せない」と語る太田さんは、「のり塩はひとつのジャンル。コンビニで商品をずっと見て、あれだけある商品の中でのり塩しか欲しくない。のり塩さえ家にあれば幸せ、あれは人類が消えても残ります」と大好きなポテトチップスのり塩味への愛を爆発させました。

「人類が消えても残る」は少々大げさでしたが、「商品が喜ぶように褒める」という太田さんの熱量を十分感じたという方も多かったのではないでしょうか。

専門家がプレゼンの極意を解説

番組では、営業コンサルティングの和田裕美さんにもプレゼンのコツについて質問。すると、和田さんは「商品のプレゼンは心を伝えることが非常に重要。なぜかというと、人は理屈ではなく感情で動くから」と語ります。

続けて、和田さんは感情を取り入れて人を惹きつけるトークについて「IEバランス」という言葉を使って説明しました。

「IEバランス」とは英単語のInformation(情報)とEmotion(感情)を掛け合わせた言葉で、ジャパネット創業者・高田明さんのプレゼンを例に和田さんは「商品のスペックだけでは動かなかった消費者の心が、言葉の感情を入れることに爆発的に売れる」と解説します。

相手に情報を伝えるときに感情を込めて伝えることで、自分も体験してみたいと、次のアクションを起こしたくなる気持ちにさせるのが「IEバランス」のポイントのようです。

太田光の名言に反響

ネットでは、視聴者から「さすが太田さん普通に勉強になって面白いっすビジネスマンは必須項目!」「芸人先生、いい!ウチの会社にも来て太田さんに講座開いてほしい。ニッポンの教養みたいでいい!」「爆笑問題の講義とても分かりやすくてタメになる良かった!!」などの反響があり話題となりました。

今回は自分が好きな物を全力でプレゼンした太田さんですが、他にも「自己規制を取っ払っちゃってもいいかもしんないな。ちょっとは怒られても、はみ出したらそのあと修正すればいいんだから。そのはみ出す手前で止まってると、なかなかうまくいかないよね」という名言を残しています。

これは、太田さんの主戦場であるテレビ業界に向けての言葉と読み取ることもできて、面白い物を作る上での1つの提言だったのかもしれません。

(文:かんだがわのぞみ)

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