1月14日放送の「『麒麟がくる』まで待てない!戦国大河ドラマ名場面スペシャル」(NHK総合)に、VTRで出演した高橋一生さんが「おんな城主 直虎」(2017年/NHK総合)について語り、話題を集めました。
(画像:時事)
■高橋『おんな城主直虎』での政次一世一代の"散り際"語る!
長谷川博己さんが明智光秀を演じるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送が、1月19日から始まります。
大河の王道とも言える戦国時代を描く本作に先駆けて放送されたこの特別番組では、戦国時代を描いた大河ドラマの名シーンも紹介。
大河ドラマの中でも印象的なのが、登場するキャラクターの散り際。
とりわけ放送時に大きな反響を呼んだのが、柴咲コウさん主演の「おんな城主 直虎」で小野但馬守政次(演・高橋一生さん)が壮絶な最期を迎えるシーン。
「おんな城主 直虎」について高橋さんは、「お前それは酔いすぎだよって言われるかもしれないけど、あそこで1回死んだ感覚ですね。長いスパンを持って1人の人間を演じさせていただいて、役に没入していくことは一体何かということを改めて考えさせてもらえた作品」とコメントしました。
■高橋が伝説の名シーンで感じたこととは?
政次の最期は、井伊直虎(演・柴咲コウさん)と井伊家を守るため、政次は「自分がやった」と名乗り出て徳川勢に弓を引いた罪を被り、磔の刑に処されることになります。
執行人が槍を突き刺そうとした瞬間、槍を奪い自身の手で政次に槍を突き立て、心を鬼にして「地獄へ堕ちろ、小野但馬! 日の本一の卑怯者と、未来永劫語り伝えてやるわ!」と、政次を睨みつける直虎。
一方で、槍で突き刺されながらも「やれるものならやってみよ、地獄の底から見届け……」と憎まれ口をたたき悪役に徹する政次。
この名シーンについて、高橋さんは「あそこで直虎と全く裏の台詞を喋ってくるわけですね。通じたなっていう感覚は得られたんですね。だからとても清々しいものではあったと思います。決して何も悲しくなくて」と、直虎と政次は本心とは逆の言葉で思いを伝えあっていたのだとコメント。
VTRで柴咲さんと高橋さんの名演が光る、政次の散り際を見たロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、涙目になりながら「大河って本当に素晴らしいですね」と感極まった表情を浮かべていました。
高橋さんのコメントにはネット上で、「あの衝撃な槍ドンされた政次(高橋一生さん)からあんなお言葉を聞けるなんて…まさか数年後に救われるなんて…ありがとうございます」「やっぱりどうしようもなく心揺さぶられる作品『一世一代の散り際!』結構長い尺で取り上げてくださって感謝です」「一世一代の散り際…散り際ぁぁぁ政次のあのシーンは何回見てもグッとくるし泣けるし胸がいっぱいになる」などのコメントが上がっています。
高橋さんの口からあのシーンの直虎と政次の気持ちを代弁してくれて感動したのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)