乃木坂46を、去年卒業した中元日芽香さんが、11月20日にオフィシャルサイトを開設し、今後は「心理カウンセラー」として活動していくことを発表しました。乃木坂時代のファンが喜びの声を寄せる一方で、批判や疑問の声もあり話題になっています。
現役時代は選抜越え記録を出す人気アイドル
「ひめたん」の愛称で親しまれた中元さんは、選抜回数こそ3回と少ないものの、実質的な人気を表すと言われている「個別握手会部数」や「個人ブログのコメント数」が、選抜としてメディアによく出ているメンバーのそれを遥かに越えることが多々あり、「なんでこんなに人気なのに選抜に入れないんだろう」「こんなに人気あるのにひめたん不遇すぎる!」と言った声が度々上がっていた、隠れたエースメンバーでした。また、「ひめたんビーム」を得意とするぶりっ子アイドルキャラながら、実はすごく頭がよく、番組の学力テストで4位をとった他、偏差値68の難関私立高校・明治学院高校を卒業しています。
人気の裏で躁鬱病を患う過去
しかし、2016年頃から体調不良が続き、活動を休むことも増え、昨年乃木坂を卒業しました。その後、ハートフルライフカウンセラー学院でカウンセリングを学び、今回の発表に至ったようです。卒業後に講師として参加したセミナーの中で、自身が躁鬱病であることを明かしています。恐らく、今回のカウンセリング活動の開始も、同じように悩む人たちの力になりたいという思いなのかもしれません。
新手の握手会ビジネス?批判の声も
今回の活動開始にあたり、乃木坂46時代のファンからは好意的な応援の声が相次ぐ一方、特に同業者の方からは批判も相次いでいます。
中元日芽香のWikipediaに「2018年11月20日、個人の公式サイトをオープン。心理カウンセラーという呼称を使用し活動再開。」って書いてあって「そりゃそうだよな臨床心理士持ってるわけじゃないし」とか思うなどしている。
— ぽぴ王子 (@PrincePOPI) November 20, 2018
「悩んでる人たちにそっと寄り添う存在になりたい。それから、メンタルヘルスの正しい知識をもっとたくさんの方に知ってもらいたい。
贅沢ですが、今の私ならどちらの望みも実現できるのではないか?そう思ったのです。」
僕たちの知ってる中元日芽香は
やっぱり素晴らしいと思った— JO@乃木坂 (@NoGiNoGi46jo) November 21, 2018
カウンセリングの資格は様々あるようですが、カウンセリングを行うのは大学+2年の大学院生を修了し「臨床心理士」の資格を取得した人が行うのが一般的とされています。ゆえに、「1年勉強しただけでカウンセラーかよ」「こういう人がいると、簡単になれると思われるからいやだ」「カウンセラーの仕事をなめている」「握手会の延長じゃん」「新手の握手会ビジネス」といった声も見受けられました。確かに何年も勉強したカウンセラーさんが沢山いるなかで1年ですぐカウンセラーとして活動してしまうのはいかがなものかと言う意見もごもっともなのですが、大多数の人が経験できない「人気アイドル」を経験したからこそ言えることがあったり、ベテランの方にはない若い感性も生きてくるのではないかと期待しています。今後の動向に注目したいですね!