4月27日放送の「SONGS」に西川貴教さんが登場。T.M.Revolutionではなく、本名で活動する事になった理由を語る西川さんの音楽にかける情熱に反響が寄せられています。
「SONGS」に西川貴教が登場
【西川貴教 vs 大泉洋】
明日から連休!SONGSには #西川貴教 が初登場!
責任者 #大泉洋 と息ぴったりの対談…のはずが、罵り合い(?)に発展!!
さらに、T.M.Revolution名曲選やビジュアル系バンド時代の貴重映像も! https://t.co/hQwJ7E3CDX #NHK #SONGS— NHK SONGS (@nhk_songs) April 26, 2019
T.M.Revolutionとしてデビュー以来、「HOT LIMIT」などの楽曲でヒットを飛ばしてきた西川貴教さん。音楽的な成功だけでなく、親しみやすいキャラが受けてバラエティー番組、CM、ミュージカルなど活動の幅を広げてきました。
西川さんは現在、T.M.Revolutionではなく、本名で活動を行なっています。西川貴教で名義で音楽活動を始めたことについて、「プロとしてやっていく心構えができた場所だと思う」と語ります。番組では、大阪のライブハウスを訪れ、友人でバンド仲間の川口幸政さんと再会。川口さんは、バンド活動を両親から反対され家を出た西川さんに手を差し伸べた恩人。川口さんは当時を振り返り、西川さんの「突き抜ける高音」にボーカリストとしての才能を確信したとのこと。プロとして活躍するのは必然だったと語ります。
再会に「初めて見た時の高ぶり」
西川さんは、2人が音楽活動やる上で影響を受けた思い出の曲「DEAR FRIENDS(PERSONZの曲)」を川口さんの前で披露。そして、技術はあっても様々な理由で音楽の道を断念せざるを得なかった友人達の思いを背負って音楽を活動していると語ります。そうした思いを込めて歌う「DEAR FRIENDS」を聞いた川口さんは、開口一番「やっぱりうまいね、感動しました、初めて見た時の高ぶりを(思い出した)」と語り、最後は握手を交わし旧交を温めます。
「イナズマロックフェス」と母への思い
西川さんが現在力を入れているのが、故郷滋賀で開催する音楽イベント「イナズマロックフェス」。2009年から始まった「イナズマロックフェス」について西川さんは、仕事ないとなかなか故郷に帰れない、それならば、故郷で仕事を作ろうと思って始めた語ります。「イナズマロックフェス」は、西川さんの故郷への思いも詰まったイベントとなっているようです。
西川さんは、2017年に進行性の難病を患った母親を亡くしています。母親との思い出について、「いい年をした息子の頭をなでてくれる母の存在が励みだった」と語ります。また、「イナズマロックフェス」を通して、母親に対して親孝行を少しでもできたのではと西川さんはしみじみと話しました。
「人生100年なんていうんだったら、40代だったらもうちょっと夢見てもいいでしょ」
T.M.Revolutionではなく、親にもらった名前=西川貴教名義での活動を始めた西川さん。新たな活動始めるモチベーションについて、「今、自分が刺激を受けるものをとにかく浴びたい」、「人生100年なんていうんだったら、40代だったらもうちょっと夢見てもいいでしょという感じ」とコメント。そうした、今の西川さんの心情を代弁するかのような「何度だって 何度だって 咲き乱だれてみろよ」という歌詞が印象的な「UNBROKEN」をスタジオで披露し、この日の特集は終了しました。
「SONGS」西川貴教特集にファンからは“永久保存版”の声
ネットでは、放送を見た人から、「本当に本当に、盛りだくさんだし、恩人の方もありのままで素敵でした。永久保存版です」「凄い感動的な内容でした」「SONGS、無駄のない丁寧なつくりで、なぜ新人 西川貴教 なのかがよく伝わる番組でした」などの声があがっていました。30分という短い時間でしたが、かつての音楽仲間との再会や母親との事について語られ、盛りだくさんの内容でした。特に、新人歌手・西川貴教として再出発を切った事について、生き生きと語る西川さんは素敵で、人間って何歳になっても成長できるんだと強く感じた放送回となっていました。(文:かんだがわのぞみ)