9月27日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日系)には、今年デビュー40周年を迎えた松田聖子さんが登場。インタビューに応じた松田さんが名曲「あなたに逢いたくて」の制作秘話を明かし話題を集めました。
(画像:時事通信フォト)
■松田聖子が名曲「あなたに逢いたくて」制作秘話を明かす
今夜の関ジャムは…松田聖子が初登場‼️
★80年代のレコーディング…大ヒットあなたに逢いたくて の作詞法…音楽的ギモンを本人に尋ねると一同驚きの回答が‼️
★音楽P武部聡志、キーボーディスト・アレンジャー野崎洋一、ミュージシャン・音楽P西寺郷太…本間昭光・宮本浩次が選ぶプロ目線の名曲とは pic.twitter.com/tNZxKAIaov
— 関ジャム完全燃SHOW(テレビ朝日) (@kanjam_tvasahi) September 27, 2020
今年デビュー40周年を迎えた松田聖子さんの歴代シングルの中で売り上げ1位を記録したのは、1996年4月発売、40枚目のシングル「あなたに逢いたくて ~Missing You~」。
名曲「あなたに逢いたくて」について質問を受けた松田さんは「92年から自分でやらせていただけるようになって、これ96年の曲なんですけども、何かこう自分のやりたいことが見えてきて…。この曲に関しては、本当に私たち日本人の心に本当に届くようなそういうメロディーにしたかったんですよね」と曲に込めたメッセージについて言及します。
松田さんは、作曲の共作者・小倉良さんと一緒に作業していた当時を振り返り「確かあの時は小倉さんがギター弾いてくださってて、私と2人で『こういう感じかな』『ああいう感じかな』って言っていて。この曲に関してはAメロから作り始めたので、とても流れが上手くいっているのかなとは思うんですけど」とコメント。
続けて、松田さんは「あなたに逢いたくて」は短時間で曲が完成したと話すと、スタッフは「1日のうちに出来たんですか?」と問いかけます。すると、松田さんは「もちろん、もちろん、もう短時間であっという間に出来ることがあるんですね」と即答しました。
1人でおこなったという作詞について、松田さんは「これが本当にメロディーがサァーッて出来てとても気持ち良かったので、歌詞もあっという間に出来たんですよ。これ本当に15分ぐらいで出来たんですよ…。サササッと書けちゃうことがあるんですよ。コンビネーション、曲と詩がバッチリはまる時っていうのはあるんですよね。もう魔法のような感じ『あなたに逢いたくて 逢いたくて』っていう、それが魔法のようにはまったんですよね」と語り、名曲誕生の裏話を明かします。
■『私の歌の世界の主人公は歳を取らない』松田聖子の名言に「震えた」賞賛の声続出!
今回、エレファントカシマシの宮本浩次さんが同じボーカリストとして「現役で歌い続けていく上で気をつけていることは?」と松田さんに質問を寄せます。
これに対して、松田さんは「やっぱり、歳を重ねてくると当然、体力の面とか色んな面で若い頃とは違ってきますけど…。でも、不思議と歌を歌っている時って、自分が曲を書いたりする時って、その主人公の女の子って、私が『赤いスイトピー』を歌ってた頃の主人公と全然変わってないんですよ。私の歌の世界の主人公は歳を取らないんですよ。だから、その世界を歌うにはその時の気持ちになんかなってしまうんですよね」とコメント。
また、松田さんは「気をつけてるって言うと、それはまたちょっと違うのかもしれないですけど、歌の世界では歳を取らないんですよ。だから、歌を歌っていると元気になって、あの頃と何も変わらない気持ちになれるんですよ。だから、それをまだ自分が感じられるうちは歌っていけるのかなっていう。そういう気持ちでずっと歌っていけたら幸せだなって思います」と現役で歌い続けるにあたり大切にしていることを明かしました。
今回の放送について、ネット上では「わたしの歌の世界の主人公は歳をとらない………聖子ちゃんが永遠のアイドルと言われる所以ここにありという言葉だった」「『私の世界の主人公は歳を取らない』っていう聖子ちゃんの言葉に震えた聖子ちゃんの歌歌いたくなってきた」「【私の歌の主人公は歳をとらない】とても胸にキター聖子ちゃんの名言だと思う」などのコメントが上がっています。
「私の歌の世界の主人公は歳を取らない」という言葉は、トップを走り続けてきた松田さんだから言える名言ですね。
(文:かんだがわのぞみ)