漫才日本一を決める「M-1グランプリ」の舞台裏を描く「M-1グランプリ2020 アナザーストーリー」(ABCテレビ・テレビ朝日系)が12月30日に放送。今年の「M-1グランプリ」で優勝したマヂカルラブリー・野田クリスタルさんのコンビ愛を感じさせるコメントが話題を集めました。
■マヂカルラブリー・野田クリスタルが「M-1」決勝前に語った言葉とは?
「M-1グランプリ 2020」王者・マヂカルラブリーは「M-1グランプリ2017」で決勝に進出するも最下位に沈む挫折を味わいました。
3年ぶりの決勝進出を決めた直後に心境を尋ねると、マヂカルラブリー・野田クリスタルさんは「でも、やっぱりここで喜べないという状況が僕ら一番知ってるんで。『M-1』の一番辛い部分を僕らが見たんで。正直言うと、またあそこに行くのかっていうちょっと怖さは、今は…」と苦い記憶を回顧。
続けて、野田さんは「僕は、漫才もうやれないんじゃないかと、あの日の楽屋で思ってましたけども、またこうして決勝行けたんでね、まだやっていいんだと。もう1回だけやっていいんじゃないかと」とコメント。
ここで、相方の村上さんが「まあ『R-1』チャンプもとってますから」と伝えると、野田さんは「やるしかない」とリベンジにかける意気込みを語ります。
■村上「ほらねっていう気持ちでしたね」
場面が変わり、自宅で村上さんは「本当に彼と組めてて良かったですよね。僕が面白いと思ってコンビ組みましょうって言ってるんで、だから、『R-1』とった時は嬉しかったですよね、ほらねって思いました。僕が見た時ピンネタだったんで、そのピンネタ見て面白いと思って、コンビ組みましょうって言っているんで、ほらねっていう気持ちでしたね。『見たか!』って思いました」と野田さんが今年の「R-1ぐらんぷり」で優勝した瞬間は本当に嬉しかったことを明かします。
一方で、野田さんは「僕がね、テレビちょくちょく1人で呼ばれることとかあって、コンビで出ても、なかなか前に出れてないんでね、相方がね。本当は面白いんで、大宮とか来てくれたら分かると思うんですけど、ちゃんと面白いやつなんでね」と村上さんへの思いを口にします。
■マヂカルラブリーのコンビ愛に感動の声
続けて、野田さんは「村上はちゃんと面白いんで、それがちゃんと世間に伝われるようになるにはやっぱり『M-1』優勝するしかないかなって感じですかね。やっぱコンビで売れたいっすね」とコンビで成功することの意味の力説。
また、村上さんも「彼に連れって欲しいですね高みに。彼にフルベットしたんで13、4年前に。『MAXベットどん!』って押してますから」とコメント。
今回の放送にはネット上で、「M-1アナザーストーリーのマヂカルラブリーのコンビ愛かっこいい」「M1アナザーストーリー面白いな漫才愛、コンビ愛、これはズルいな…泣くわ。もっとマヂカルラブリー好きになった」「マヂカルラブリーのコンビ愛。野田クリスタルがR-1獲ってからコンビ格差があったが、天狗になることもなく、腐ることもなく、お互いを思いやっていた」などのコメントが上がっています。
マヂカルラブリーの2人が自宅でお互いに相方への思いを語るシーンが感動的でしたね。また、1度は挫折を味わった野田さんが決勝進出が決まった時に静かに闘志を燃やす姿も印象的でした。
【番組情報】
M-1アナザーストーリー
https://tver.jp/episode/80708607
(文:かんだがわのぞみ)