11月21日放送の「まつもtoなかい ~マッチングな夜~」(フジテレビ系)では、甲本ヒロトさんと菅田将暉さんの対談が実現。甲本さんが夢について自身の考えを語り話題を集めました。
■甲本ヒロト&菅田将暉の対談が実現
出会いに、感謝です。
本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/8NF7MVOGZT— 菅田将暉 (@sudaofficial) November 21, 2020
今回は、伝説のロックバンド・THE BLUE HEARTSの元メンバーで、現在はザ・クロマニヨンズとして活動している甲本ヒロトさんと俳優で歌手の菅田将暉さんの対談が実現しました。
番組で中居正広さんが「何の曲が好きですか?」と話を振ると、菅田さんは「『夢』が好きです。『ラブレター』とかが好きです」と甲本さんの楽曲の中でも「夢」と「ラブレター」が好きだと言います。
また、菅田さんは「特にそこまですごい作ってる経験もないだけに、バンドのみんなとスタジオ入って、何か作ろうみたいにやってて…。いつの間にかみんなで、それこそ 『ラブレター』歌ってたりするんすよ」と音楽制作中に「ラブレター」を歌う瞬間があることを明かしました。
■甲本ヒロトが今のバンドに思うことを明かす
ここで、中居さんが「何か今の若いバンドさんを見て思うことってあるんですか?」と質問しました。
甲本さんは「僕、若い人はみんないいと思う。何でかっていうと、やっぱ音楽って何がいいか形とかないんですよ。結局、何かやったるでっていうその気合とか、そんなんが一番大事だと思う。そういう意味でやっぱ 若い人すごいですから」とコメント。
続けて、甲本さんは「アナログ世代とデジタル世代の違いが1ヶ所感じるのは歌詞を聴き過ぎ。若い人は。アナログのころって、僕ら音で全部聴いてた。だから、洋楽だろうが何だろうが、全部カッコ良かった。何を… 意味なんかどうでもよかった」と持論を展開します。
また、甲本さんは「例えば、僕はロックンロールはものすごく僕を元気にしてくれたけど、元気づけるような歌詞なんか1つもないんだよ、関係ないんでそんなこと。お前に未来はないとか、歌ってんだよ『ノー フューチャーフォー ユー』とか、それ聴いてよし今日も、学校行こうって思って行ったの」と音楽体験について言及します。
その上で、甲本さんは「だから関係ない。でも、デジタルになると、それが何かこう情報として綺麗に入ってきちゃって、歌詞をね文字を追い過ぎてるような気がちょっとだけする。 ちょっとよ?」と自身が思うことを明かしました。
■甲本ヒロト「夢っていうのは“目的”なんじゃないかって僕は思うんです」の言葉に共感の声続々!
また、ダウンタウン・松本人志さんは「今後の何かどこを今、向かってますか?」と疑問をぶつけます。
甲本さんは「考えたことないんすけど、考えたことないのにそういう質問をしょっちゅうされるんですよね。そのたびに考えるんですけど、僕、夢ってよく分からないけど、取りつかれて 何かなっちゃうもんなような気がするんです。それって1つなような気がする」とコメント。
続けて、甲本さんは「僕は若いころ何かつかまれて、そっちに向かっていく時にバンドがやりたいと思った」「それが夢なんだと思った。1つ色んな人の話を聞いてると『お前の夢は何だ?』って言うと『バンドやってお金持ちになりたい』とか『バンドやって有名になりたい』とか2つ言うの。 1個にしとけ」と語ります。
さらに、甲本さんは「金持ちになりてぇんだったらバンドは捨てろと。『金持ちになりたい』にしろよ。有名になりたいんだったら『有名になりたい』って言えよ。そのための手段としてのバンドだったら、何でもいいじゃんって。不動産勉強して、お金持ちになってもいいし、悪いこと犯罪して、新聞載りゃ有名になるよ、手段だろって。そうじゃないんだよ、夢っていうのは目的なんじゃないかって僕は思うんです。そういうことで考えると、僕は10代の頃、バンドを始めた瞬間にもう夢が叶ってるんです」と、自身の夢はもう叶っていること強調しました。
今回の放送について、ネット上では「夢は目的だ。甲本ヒロトさんの言葉すごく聞き入ってしまう。最高にかっこいい人生だ」「甲本ヒロトさん凄いなぁ。歌詞を聴きすぎとか夢は一つにしろだとか、スッと心に入ってくる。目的と手段を勘違いしたら上手くいかないのかもなぁ。流石としか言えない」「夢=手段じゃなくて目的めっちゃ刺さったと共に自分の夢について考えてたら寝れなくなった」などのコメントが上がっています。
甲本さんの1つ1つの言葉が胸に刺さったという人は多かったようです。
今回は、夢について手段ではなく目的と話すシーンが特に素晴らしかったのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)