戸田恵梨香さん主演のNHK連続テレビ小説「スカーレット」(NHK総合)の第13週「愛いっぱいの器」の77話が12月27日に放送されました。この中で林遣都さんが劇中で発した台詞が「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)をネタにしているのではないかと話題となりました。
(画像:AFP=時事)
直子が恋人・鮫島と商売を始めることを報告
直ちゃんの複雑な心中…🤔#スカーレット pic.twitter.com/kbXj5gGDvx
— 朝ドラ「スカーレット」第13週 (@asadora_bk_nhk) December 26, 2019
東京から信楽に帰ってきた川原直子(桜庭ななみ)が連れて来たのは会社の同僚・鮫島正幸(正門良規)。見た目がヤンチャそうな鮫島と直子の関係に戸惑いが隠せない川原家の面々ですが、直子は彼を紹介。そして「年明けから2人で大阪で商売始める。一発当てるで、一発当てて、そのうち楽さしたるからな」と会社を辞めて2人で商売を始めることを宣言しました。
この言葉を聞いた直子の母・マツも亡くなった夫・常治(北村一輝)が大阪に住んでいた時に同じようなことを言っていたことを明かします。
直子は「販売や!」と話すだけで、具体的な仕事の内容があやふやなので姉の喜美子(戸田恵梨香)は心配そうな表情を浮かべます。しかし、直子の意志は固く「これは報告や、賛成反対、どっちやいう話やない、ましてや 多数決で決めることでもないで」と明言。
そして、直子は鮫島と一緒にマツたちに頭を下げて「うちはこれからの人生、思うようにやらせてもらいます!」伝えます。
直子が複雑な胸中を語る
姉の喜美子とその夫・八郎(松下洸平)が働く「かわはら工房」を訪れると「お父ちゃんが亡くなったこと、ほんまに悲しいで…ほんまに悲しい」と亡くなった父・常治について語る直子。
しかし、直子は「ほやけど、それとは別にな?これまでお父ちゃんに、ああしろこうしろ言われてきた。それがこれから先、もう何も言われんで済む。そう考えると、ワァ~と走りたくなる。そんな気分になんねん。何やろなこういうの、うち考えたで、お姉ちゃん真似て、じっくり考えてみた。自由や、うちは自由を手に入れたんや!」という言葉を残して恋人・鮫島と一緒に旅立ちました。
妹の心境の変化を聞いて驚きを隠せない喜美子をその夜、八郎は「親が亡くなって、初めて子どもは自由になるっていうで」と語りかけ慰めるのでした。
林遣都、朝ドラで『おっさんずラブ』を匂わせる台詞を披露!?一体どんな言葉を…?
この日の放送で反響が大きかったのが、大野信作(林遣都)の台詞。信作は喜美子の妹・百合子(福田麻由子)に彼女役を頼んで、女性との別れ話を持ちかけようとしていました。
相手の女性からはバッグで叩かれるも無事に別れることができた信作を百合子は「1ミリもドキドキしいひん人とは、最初から付き合うべきやないで。来る者拒まず受け入れるから、途中からこんなことになるんや」とお説教。
すると、「俺もなあ、もはや男の方が好きなんちゃうか思うぐらいほんまは女の子苦手やねん」と本音を吐露。林遣都さんというと「おっさんラブ」で演じた牧凌太役が好評で脚光を浴びました。
そうしたことを彷彿とさせるこの台詞には「おっさんずラブネタの朝ドラァ!」「信作に完全に牧凌太の魂が宿っている」「おっさんずラブぶちこみ…はは!って声出して笑っちゃいました。林遣都さん最高」などのコメントが上がっています。
今回は、唐突に「おっさんずラブ」を匂わせるネタを入れてくる脚本が面白かったのではないでしょうか。
(文:かんだがわのぞみ)